2024年度より、福祉社会学科に着任した奥貫妃文(おくぬきひふみ)と申します。
私は社会福祉の分野では少々変わり種で、法律学が専攻分野です。もともと労働法を中心に研究してきましたが、研究を進めるうちに、社会福祉・社会保障の法律にも関心が広がりました。社会福祉士の資格を取得したのは社会人になってからですが、これまでホームレス状態の人々や生活困窮に陥った人々、日本で暮らす外国籍の人々の相談支援に関わってきました。
これからの社会福祉の専門職は、法律の知識や法的な考え方(リーガルマインド)を身につけることがさらに重要になると思います。法律と聞くと堅苦しく融通が利かず、抽象的で難しいといったイメージが先行するかもしれませんが、実は私たちの生活に根差したきわめて“リアル”なもので、社会の変化を敏感に感じ取れるスリリングな部分もあります。法律を学ぶのは“楽しい”ことだと感じてもらえるようなきっかけが少しでも作れればいいなと思っています。
最後に、私は「うさぎ」を一生推しており、自宅にも5歳の男の子うさぎがいます。うさぎだけでなく動物好きな方、ぜひ“推し”の話で盛り上がりましょう。どうぞよろしくお願いします。