授業紹介「社会福祉の原理と政策Ⅱ」

「社会福祉の原理と政策Ⅱ」の授業紹介です。

この科目は、社会福祉士・精神保健福祉士・保育士の国家資格の指定科目として配置されています。1年次前期に「社会福祉の原理と政策Ⅰ」が開講され、「社会福祉の原理と政策Ⅱ」は1年次後期に開講されています。従来の「社会福祉概論」や「社会福祉原論」の位置づけであり、「社会福祉とは何か」を学びます。

前期の「社会福祉の原理と政策Ⅰ」では、社会福祉の原理をめぐる思想・哲学や社会福祉を構成する要素としての価値や制度・政策、援助体系などに関する基礎的な知識を学びました。後期の「社会福祉の原理と政策Ⅱ」では、福祉政策の基本的な視点や福祉政策の構成要素、福祉政策との関連施策、福祉政策の国際比較などを学びます。

授業では、講義だけではなく、学生の積極的な授業参加を促すためにグループディスカッションやグループ発表を取り入れています。人権擁護活動を行っている外部講師による講義もあります。

理論的・政策的な内容が多いため、理解が難しいという声も良く聞きますが、日本や海外における社会福祉に関する様々な理論や概念が生み出された背景を理解し、「社会福祉とは何か」について改めて考える機会になればと思います。(教員 李)