✈北欧福祉研修1日目・2日目✈

2025年8月26日 出発日

19時30分に羽田空港に集合し、21時50分に日本を飛び立ちました。
約13時間のフライトを経て、ヘルシンキに到着しました。そこから、1時間ほどかけてストックホルムに現地時間朝の8時頃に到着しました。


2025年8月27日 観光と視察

9時頃、現地に住んでいる日本人のガイドさんと合流をして、午前中はストックホルム市内観光です。森の教会墓地、展望台フィアルガータン、ストックホルム市庁舎に寄りました。

森の教会墓地

小さい墓に花が植えられているのが特徴的でした。スウェーデンでは、日本のように家族ごとのお墓もあるそうですが、個人のお墓が多いです。墓地で散歩、ランニングをしている人がいて、スウェーデンでは公園のような使い方をしているのが主流です。日本との宗教観、文化や価値観の違いを感じることができました。

展望台フィアルガータン、ストックホルム市庁舎では、少し歩いて写真を撮って、充実した時間を過ごしました。

展望台フィアルガータンからの景色
ストックホルム市庁舎

昼食は各自で取って、午後は成人教育機関Astarへ視察に行きました。


成人教育機関Astar

今回は、介護士、准看護師などの介護者養成コースについての視察をしました。
成人教育機関とは、高校の成績が取れていない人や、大学や職業に就くために取るべき高校の教科を取っていない、足りない、資格取得を目指している人が通う教育機関です。
スウェーデンでは、成人教育に税金をかけていて、通うための学費はかかりません。どのような知識を学ぶべきか、ひとりひとりプランを作って教育を行っています。ここではプランをもとに分野ごとの学習、スウェーデン語(分野での専門用語)、社会の勉強をしています。ここは、生徒を産業へ出していくことが最終目的であり、その最初の入り口としての機関です。スウェーデンでは、困難に目を向けるのではなく、可能性を見るという考え方が主流ということを職員の方がおっしゃっていました。授業で、利用者の可能性を見ることは大切と聞いたことがあり、より一層そういった考え方が福祉や教育の場で必要なのだと実感しました。日本には成人教育機関のシステムがないので、労働に向けての入り口となる機関についての重要さを学ぶことができました。

↑施設内の案内で、授業で使う部屋を見せて頂きました。看護系の成人教育機関なので、このように医療に関するものが充実していました。