― 地域の課題を“自分たちで”解決する ―
福祉社会学科の専門科目「ソーシャルワーク演習Ⅴ(専門)」は、社会福祉士を目指す学生がソーシャルワーク演習の総括として4年次前期に履修する科目です。学生たちはソーシャルワーク実習の体験を踏まえ、地域の課題に向き合いながら“実践力”を身につけています。
🏘️ 地域の課題をどうやって解決するの?
この日のテーマは 「地域組織化」。
高齢者の見守り、子育て家庭の孤立、多世代交流、災害時の支え合いなど、地域にある身近な課題を、住民・行政・NPO、福祉とは異なる分野や職種などと協力して解決していく考え方を学びます。
授業で大切にしているのは、ソーシャルワーカーは“住民と一緒に動く協同者”であること。 「支援する側/される側」という上下の関係ではなく、地域の人と同じ目線で課題に向き合う姿勢を重視しています。
さらにこの授業では、“自分たちが楽しむこと”も大切にしています。
学生がワークを楽しむことで、自然と周りにもその雰囲気が広がり、チームの中に新しいつながりやアイデアが生まれていきます。楽しさが広がり、つながりが生まれ、協力が育つ。
そのプロセスこそが地域づくりの原点であり、ソーシャルワーカーとしての姿勢にもつながっていきます。
✏️ ワークで体験する“専門職の視点”
授業では、学生たちが地域活動の企画(導入)を考えました。これは地域の課題を整理し、ソーシャルワーカーとして「どう関わるべきか」 を考えるワークです。学生たちが意識したのは、ソーシャルワーカーの4つの基本的な役割。
・つなぐ(媒介):住民同士や機関をつなぎ、協力しやすい環境をつくる
・支える(伴走):活動が続くように、そっとサポートする
・調整する(合意形成):意見の違いをまとめ、話し合いを前に進める
・力を引き出す(エンパワメント):住民の強みや可能性を見つけ、行動につなげる
ただアイデアを出すだけではなく、「専門職としてどう関わるか」まで考える。それが、この授業の大きな魅力です。
📸 学生ワーク紹介
🌱 おわりに
この授業では、地域の課題に向き合いながら、“人と人がつながる力” を育てる学びを大切にしています。学生たちが“楽しみながら協働し、地域の未来を自分たちの手でつくっていく“そんな実践的な学びが、この授業には詰まっています。