月曜の4講時に開講している現代教養学科の専門科目「現代文化論」(担当:天笠)の10月27日の授業で、東宝株式会社から、アニメプロデューサーの岡村和佳菜さんをお呼びしてゲスト講義を行いました。講義のタイトルは「アニメプロデューサーのお仕事!」。講師の岡村さんは、バレーボールを題材にした人気アニメの「ハイキュー!!」や「PHYCHO-PASS(第一期)」でプロデューサーを務めてきました。その時の経験を例に、アニメプロデューサーの具体的なお仕事や心構えを講義では語ってくださいました。
岡村さんの非常にわかりやすい語り口も相まって、学生たちにとっては、メディア産業の構造やビジネスモデルを、非常に身近な作品から理解する素晴らしい機会になったと思います。(私自身も大変勉強になりました。)それに加えて、プロデューサーとして、製作委員会という大きく多様な組織をまとめ上げてきた岡村さんの作品への「熱量」をひしひしと感じた学生も多く、彼女たちにとってはとてもよい刺激になったのではないでしょうか。
90分の授業が終わった後は、ご多忙の中にも関わらず時間を作って、有志の学生たちと座談会を開いてくださいました。学生たちもアニメ制作の舞台裏や、女性としてのエンターテイメント業界でのキャリアの作り方について、文字通り目を輝かせながら、積極的に質問していました。
現代教養学科は、社会科学を学ぶ学科ですので、理論や概念を学ぶことの大切さはもちろんなのですが、理論や概念といった抽象的なものは、具体例があると劇的に理解が深まります。日頃の学習の理解を深めるためにも、今後も積極的に現場で活躍するゲスト講師の方をお呼びしていこうと考えています。
(記事:A.K)