現代教養学科の実習系科目「東京社会調査研修」では、「東京」という都市を通して、歴史・文化・環境・経済といった多様な観点から現代社会を捉え、分析する力や発信していく力を高めることを目的としています。
2017年度のテーマは、「東京の自然と農業を守る」とし、江戸や明治の昔から形を変えながら残っている自然や農業、また都市に新しく造られた緑などに触れます。さらに、このような自然や農業を、人々がどう守り、活用しているのかを、実体験をまじえて調べていきます。
4月は、世田谷区にある屋敷林を元に造られた庭園「桜丘すみれば自然庭園」で整備・運営や自然教育活動に携わる市民団体「世田谷すみればネット」の代表である大江亮一さんのお話を伺ったり、東京の自然の成立と移り変わりの講義などを行い、5月から実地調査、実地研修をスタートさせました。
5月13日(土)に予定していた港区の「国立自然教育園」の実地調査は残念ながら雨天順延となりましたが、翌週の5月20日(土)には初めて桜丘すみれば自然庭園を訪れ、当日開かれた親子対象の自然教育イベント「すみればの野草さがし」に参加・協力するとともに、自然解説員(インタープリター)の案内で園内をめぐり、その素晴らしさを体験しました。
6月3日(土)には、世田谷区で農業を営む中杉玲子さんの農園で、午前と午後に分かれて学生が農業体験実習を行いました(詳細は以下の学生の報告で)。
6月7日(水)には、首都高速大橋ジャンクションにある屋上庭園「おおはし里の杜」と「目黒天空庭園」を訪ね、都市に新しく造られた緑を見て感動し、係の方から造成・整備の苦労などもお聞きしました(報告は次回のブログで)。
今後も都内の自然探訪や農業体験、またすみれば自然庭園で自ら企画した自然教育イベントなどを行っていきますので、ブログでの紹介を楽しみにして下さい! (Y.J & M.K)