4月の授業開始前に東洋文庫に校外実習に出かけ、親睦と資料からの学びを得た3年ゼミで、ナショナリズムや歴史について考えるために、国立新美術館で開催されていた「ミュシャ展」に、皆でとても楽しみに実習に出かけました。ところが、会期終了近くに滑り込むかのように出かけるのは我々だけでなく、入場までに90分ぐらいかかるとのこと、午後の学科のプログラムに間に合わなくなるので、みんなで残念ながら入口での記念撮影のみになりました。しかし、あきらめないゼミ生は、すぐ近くの森アーツセンターギャラリーで開催されている「大エルミタージュ美術館展」に大急ぎで足を運びました。東洋文庫で特別展示で「ロマノフ王朝展」をみていたこともあり、エルミタージュ美術館に親しみをもっていました。
絵画は、ルネサンス期イタリアから始まり、オランダの市民絵画、フランドルのバロック的絵画、スペイン絵画、フランス、ドイツ、イギリスとヨーロッパ美術史を目の当たりにできるエルミタージュ美術館の豊かな財産を堪能できました。「ミュシャ」は、いつかリベンジとの声も聞かれました。
以下、学生の感想を紹介します。
*水曜は、ミュシャ展に行けなかったのは残念でしたが、とても楽しかったです。見入ってしまいました。背景知識もなかった私ですが、とても楽しめました。絵画の解説もあり、その絵画が描かれた状況も知ることができたのは面白かったです。どれも美しい絵ばかりで夢中になりました!本場ロシアのエルミタージュ美術館にある作品と対応するものもあり、ぜひ訪れてみたいと感じました。
* ミュシャ展を鑑賞できなかったのは残念でしたが、大エルミタージュ美術館展に行くことが出来たので良かったです。 服のシワや光沢が完璧に表現されていて、絵というより写真のような美しさでした。また、影や背景が細かく描かれていて、絵の中に奥行きがあり、人物が飛び出しているように見えました。今回見た中では、私はスペインの絵画が一番好きでした。人の表情がとても繊細に描かれていて、優しい絵でした。絵画の知識は全くありませんでしたが、楽しむことができました。帰りに食べたシュークリームがとても美味しかったです。
*美術展見学は楽しかったです!ミュシャ展は残念でしたが、大エルミタージュ展に行けてよかったです。またいつかリベンジできるといいですね!展覧会では、フランス・スネイデルの「鳥のコンサート」が好きです。鳥を楽器に見立てる発想がいいなと思い、ずっと眺めてしまいました。最後に食べたソフトクリーム美味しかったです。
*美術展では、当時の生活の姿や摩訶不思議な風景など、さまざまな絵画はとても面白かったです!また、六本木限定のアイスは美味でした!
*前回の校外学習に続きロシアに関する歴史や絵画に触れる事が出来、更にロシアという大国への興味が湧きました。どの絵画もとても精密で人間の手から産み出されたものとは思えない程繊細で美しい作品ばかりでした。なかなか本物の絵画を見に行く機会はない中こうした機会を頂き価値ある文化に触れる事が出来とても嬉しく思います。