こんにちは!
現代教養学科の専門科目「環境と地域づくり」で1号館の屋上に行って、ソーラーパネルの見学と昭和女子大学周辺の環境観察を行いました。
ソーラーパネルの見学では、担当者である若尾さんと岩田さんにお話を伺いました。
昭和女子大学1号館屋上には、ソーラーパネルが計96枚設置されています。
5月の発電量は2978kwだったそうです。一般家庭の1か月あたりの電力消費量は、300kwなので10家庭分発電できています。
ここで発電された電力は、パワーコンディショナという機械により、建物内で使用できる電力に変換します。また、出力電力の視覚化で室内に設置された計測モニタで現在の発電量を見ることができます。私たちが見たときは、蛍光灯103本分の電力を発電していました。
お話を伺っていく中で、驚いたことはこのソーラーパネルで発電した電力が9階の研究室の空調機にしか使われていないということです。
ソーラーパネルで発電された電力を建物内で使用できる電力に変換する機械に、もっとお金をかければ他の階にも電力を回せるそうですが、今の設備では厳しいそうです。
このお話を聞いたときに学生から思わず「えーっ!」という驚きの声が上がりましたし、若尾さんも「もったいないよね」とおっしゃっていました。
そして、昭和女子大学周辺の環境観察では、緑がどのあたりに多くあるのか、屋上緑化などをしている建物はあるか、などを地図を見ながら観察しました。
360度見回してみると、思っていたよりもかなり緑が少なく、北側にある東京大学の駒場キャンパスくらいにしか緑が密集しているところがありませんでした。
また、屋上からは羽田空港、東京タワー、都庁、遠くの山々を見ることができ、みんなたくさんの写真を撮り、普段は入れない場所なので「地域環境を俯瞰する」良い機会となりました。
今回の屋上観察を通して、都市部の緑が減少しているということが良くわかりました。
ところどころ緑のある部分はありますが、全体として見るととても少ないと思います。
都市部は建物が密集しているので、屋上緑化や壁面緑化などの取り組みを行っていく必要があると考えました。
(記事:3年・川野)