皆さん、こんにちは!私たちシムゼミ一同は、成人式も近い1月12日に大久保界隈を探索に行きました。その日に体験したり感じたりしたことを簡単に紹介しますね~
まずは「開運的中」という大久保のパワーポイント
皆中稲荷神社でワンショット
大久保といえばコリアンタウンというイメージが強いと思いますが、それはもう今は昔のことです。現在は、ほかにも様々な国籍を持つ外国人が住んだり働いたりする街なのです。新大久保駅の構内では、前代未聞の24か国語アナウンスが流れていることは何よりの証左です。さらに少し裏路地に入れば、インド、ネパール、パキスタンやスリランカの現地食材を販売するお店が並んでおり、中でも驚いたのはなんとドリアンやランブータンという東南アジアで「果物の王様と王子様」として有名な果物までたくさん売られていることでした!店員さんは様々な言語を話し、店内は特有のスパイスや食材の香りがして、ここ東南アジア!?という雰囲気がプンプンでした!
「イスラム横丁」の後は、東京媽祖廟という、日本における台湾の華僑の方々を中心に建立されたお寺に参拝しました。媽祖(まそ)は、主に中国沿海部と台湾で信仰されており、人のために何かをしたいという強い思いと慈悲心を持つ、航海と漁業を守る海の女神です。台湾に存在する多数の移民は、媽祖に航海中の安全を祈り、無事到着できたら台湾各地に廟祠を建てました。そして世界各地に移住した華僑によって媽祖信仰は広められたそうです。
今回お寺の信者の一人が、参拝の順序に従って説明しながら案内して下さりました。建物は1階から4階に別れ、それぞれの階には実にいろいろな神様がいらっしゃいます。人によって相性の合う神様は異なるそうで、各々の信者は自分に合った神様を見つけるのです。おみくじの仕方も日本のお寺と違い、自分が聞きたいことを神様に問って答えを見出すそうです。そのほか、お線香を購入するのも(お線香は長さ、太さと燃える時間が値段によって違います!)お賽銭するのも自分の意志で行ったり、お供えされている花は菊ではなくユリだったり(菊はお葬式でのみ使われるそうです)、日本ではあまり見ない光景がいくつもありました。そして探索の最後には、シム先生が行きつけの韓国家庭料理屋さんで、先生の日本人と台湾人のハーフの友人を交えて舌鼓を打ち鳴らしました!
媽祖廟の中でいろいろな神様とご対面
このような貴重な体験をすることができ、大久保はまさに東京に潜むグローバル地域であると強く感じました。様々な国籍の人が居住し、働き、日本人をもてなしているのです。グローバル化を目指す日本では、留学や英語の勉強が推進されがちですが、他国の文化、食、人に触れることも十分グローバル化につながります。私もこれからもっと他国の文化に触れ、逆に外国の方をおもてなしできるような人になります!
(記事:シムゼミ3年・和田)