皆さん、こんにちは。
2019年前期Spring15に、現在、現代教養学科からボストン留学生として2年生5名の学生が学んでいます。そのメンバーの中から、梅澤さんと和田さんが、ボストンでの日々をレポートしてくれましたので、2回に分けて掲載いたします。
※Spring15…春期(前期)15週間の留学プログラム
第2回目のレポートは、「MY BOSTON LIFE -HOLIDAY Version-」として、ボストンやニューヨークでの休日を綴ったレポートを掲載します。
≪Boston Marathon≫ 4月15日 Patriots’ Day (愛国者の日)
写真は、マラソンのゴール近くのCopley での様子です。ボストン公共図書館(Boston Public Library)の正面に掲げられている旗がボストンマラソンの旗に一部変わっていました(普段は星条旗のみです)。
ゴール地点はたくさんの選手と観客でにぎわっていました。ラストスパートには世界各国の国旗が飾られており、日本の国旗も見つけることができました。
また、有名な日本人選手の勇姿も見ることができました。去年ボストンマラソンで優勝を果たした川内優輝選手や井上大仁選手、園田隼選手のほか、一般人枠として出場している日本人の方も多く見られました。
ところで、皆さんは「パトリオット・デイ」(Patriots Day)という映画をご存じでしょうか?
2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の映画です。私はボストンマラソンを観戦しに行った後、この映画を見ました。知っている街並みも多く出てきており、親近感がありましたが、6年前にここボストンで悲惨な事件があったという事実には改めて大きな衝撃を受けました。とても賑やかで楽しい雰囲気とは裏腹に、慰霊碑に花が飾られていたり、遺影を持った人もいたそうです。
≪New England Aquarium≫ 5月4日
5月の週末に現代教養学科のみんなと外出しました。私は水族館が好きなので、4月の初めごろから行きたいと思っていました。訪れたニューイングランド水族館は、入場料$31と安くはありませんが、大水槽を様々な角度から見ることができるうえ、エイを触る体験などもでき楽しいです。
日本の水族館とニューイングランド水族館を比較してみました。水槽の大きさとバリアフリーの充実はニューイングランド水族館のほうが勝っていました。日本の水族館よりも土地が広いからか、水槽一つひとつが大きく、また大水槽の周りはスロープになっており、車いすやベビーカーを持った人も楽しめるようになっていて驚きました。実際に車いすやベビーカーを持った方も多く来場していました。
日本の水族館のクオリティの高さもボストンの水族館に来たからこそ分かったことがあります。最も強く感じたのは、ショーです。私たちは大水槽でのショーとペンギンの餌やりを見ました。大水槽でのショーはダイビングする人とマイクをもって説明する人がいましたが、日本のようなエンターテインメントではなく、ただ説明をするだけでした。ペンギンの餌やりは、作業のような餌やりでショーというにはほど遠いものがありました。そのような日米の違いを感じながら見ることもでき、とても新鮮でした。
≪New York (optional trip)≫ 5月17~18日
ニューヨークへのオプショナルトリップに参加し、有名なタイムズスクエアや自由の女神などを実際に見てきました。ボストンは歴史ある街であるのに対して、ニューヨークは現代的な街でした。例えるなら、京都と東京といったところでしょうか。
ブロードウェイミュージカルは「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)」を鑑賞しました。あらすじを予習しておいたので、多少英語が分からなくても何とか理解することができました。初めてのブロードウェイミュージカルを存分に楽しむことができました。特に、歌には感動しました。
また、世界三大美術館の一つであるメトロポリタン美術館(The Met)やアメリカ自然史博物館にも行きました。どちらも規模の大きいミュージアムで驚きました。全てを観ることはできませんでしたが、有名で希少価値の高い作品を多く見ることができ、非常に良い経験になりました。
≪Taza Chocolate(工場見学)≫ 5月26日
週末にタザ・チョコレートに工場見学しに行きました。$8でタザ・チョコレートの歴史や製法について教えてもらうことができ、様々な種類の試食もできました。タザ・チョコレートは昔ながらの製法にこだわっており、カカオの割合が高いものを売っています。アメリカの食べ物はカロリーが高く量が多いというだけのイメージを持っている方が多いと思いますが、オーガニックの商品もたくさんあるというのも事実です。また、商品の全てがフェアトレードであるというところも、値段は高くなりますが魅力の一つだと思います。
私は、ノーマルのチョコレートとコーヒー味のチョコレートを買いました。日本ではあまり見ないチリ風味のチョコレートもありました。説明の英語は非常に速く聞き取るのが困難な部分が多かったのですが、チョコレートについて様々なことを知ることができ、良い経験になりました。
≪Red Sox Game (Memorial Day)≫ 5月27日
レッドソックスの試合を見に行きました。天気は良すぎるくらいでした。また、祝日だったため、満席状態で、点が入るたびに盛り上がるのが面白かったです。私は全く野球に詳しくなく、初めての野球観戦だったのですが、最高に楽しむことができました。選手のかっこよさや、観客の盛り上がりが良かったのだと思います。
メモリアルデーは戦没者記念日のことです。ボストン・コモンには小さな星条旗がたくさん飾られていました。日本では国旗を掲げることが少ないのに対し、アメリカではいたるところに国旗が掲げられています。
≪Boston Pops Orchestra≫ 6月8日
Symphony Hall でオーケストラ&サ-カスを鑑賞しました。曲に合わせて、紐やボールを使った芸や身体の柔らかさを活かした芸、マジック、早着替えなどをしていました。驚くものばかりで面白かったです。
≪Color Run&Bubble Run≫ 6月9日~10日
Color Run というイベントに参加してきました。日本でもお台場で開催されているそうですが、今回、私は初めて参加しました。5キロ走るのですが、その途中に紫、ピンク、緑、オレンジ、緑の粉をかけられます。走り終わった後は、みんな顔や服に様々な色が付きベトベトです。
日本にはないであろう、クレイジーさを体験することができ、とても楽しかったです。特に、青や緑のゾーンは容赦なく粉をかけられました。また、インスタ映えスポットも設置されており、大学生になってから急激に減った自撮りもたくさんしました。
走り終わった後は、アイスやグラノーラなどを無料で食べたり、ステージで音楽に合わせて粉をぶちまけながら踊ったり騒いだりしました。こんなことは、一生に何回経験できるかわからないほどのいい思い出です。大学生でこんなに青春ができるとは思ってもいませんでした。
カラーランは、大学のオプショナルツアーとして申しこみましたが、バブルランというイベントも見つけたので個人で応募して行くことにしました。バブルランは、カラーランほどクレイジーではないので、体力もそこまで使わず、面白かったです。そうはいっても、視界が見えないくらいの泡に包まれます。体中、泡まみれになりました。
≪ボストン昭和の休日の過ごし方≫
ボストン留学の休日は、ミュージアムに行ったり、ショッピングしたり、映画を見たり、ランチを食べに行っています。宿題もかなり多く出ますので、もちろん宿題をやりますが、気分を変えて、カフェやボストン図書館で勉強したりすることもあり、充実した日々を過ごしています。