【学生ブログ】講演会「コロナ後の世界はどうなるか?」を聴いて感じたこと

みなさんこんにちは。現代教養学科4年の白數です。
今日は6月4日にオンラインで行われた講演会「コロナ後の世界はどうなるか?」を聴いて感じたことを書かせていただきます。
講演してくださったのは日本総合研究所国際戦略研究所理事長の田中均先生です。外務省で北朝鮮やアメリカとの外交交渉をされた経歴もお持ちです。
講演の冒頭には「戦略的考え方、つまり、戦略観」についてのお話がありました。目的を持って行動することの大切さを改めて感じ、残り少なくなってしまった学生生活を有意義に過ごさなければと、身の引き締まる思いがしました。
コロナウイルスが国際社会に与える影響についてのお話では、コロナ後の世界で優位な立場を得るため、各国が被害の最小化に取り組んでいるという、新しい見方をすることができました。被害を抑えられた国が、コロナ後の世界で有利になることは確かだといいます。
コロナウイルスの影響で注目したいことの一つに、以前からアメリカで起きている国の分断が加速していることがあります。これには私も強い危機感を持っています。マイノリティを尊重し、国際社会と協力することは、長期的に見れば必ず国の利益となるはずなのに、なぜ反対方向へ進んでしまうのでしょうか。今だけ、自分たちさえ良ければそれでいいという考え方は間違っていると思います。
米中対立についてのお話も印象的でした。国家資本主義の下、特にハイテク産業に力を入れて経済成長している中国は、アメリカを経済的に、そして軍事的にも上回ろうとしています。中国は中国共産党による一党独裁の政治体制で、自由と民主主義を掲げる資本主義国家アメリカとは全く異なる社会構造を持っています。中国はアメリカにとって恐い存在です。今やアメリカの世論は対中強硬論でまとまっており、両国の関係は決して良好とは言えません。
今後香港や台湾の問題をめぐって、アメリカと中国が軍事的に対立したらどうなるでしょうか。日本は間違いなく被害を受けます。経済的ダメージはもちろんですが、日米同盟を理由に、日本が戦争に参加する可能性さえ否定できません。
そのような事態を防ぐために、日本に何ができるのか。田中先生は日本がアメリカと中国にきちんと意見を述べ、建設的な態度をとるように促すべきとおっしゃっていました。そのためにも私は、日本がもっと国際社会で発言力を持つことが重要だと考えます。発展途上国を支援することや、環境問題に取り組むことなどを通して、世界から信頼される国であれば、アメリカや中国に対しても、良い影響を及ぼすことができると思うからです。田中先生もおっしゃっていたように、現代において、もはや国際社会との関係を持たずして国は成り立ちません。
アメリカと中国、そして日本の力が、世界中の国々のために活かされ、人々の幸福につながるように、私たちは行動しなければなりません。

(現代教養学科4年の白數)