現代教養学科では、学⽣の読書推進活動の⼀環として、11 ⽉ 24 ⽇(⽔)に「第 1 回ビブリオバトル・⼊⾨編」を開催しました。ビブリオバトルとは、「誰でも開催できる本の紹介コミュニケーションゲーム」で、全国の学校や図書館、書店などで広く開催されているものです。(参照:知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト,https://www.bibliobattle.jp/,2021 年11 ⽉ 17 ⽇閲覧)
現代教養学科には、1 年⽣全員を4つのクラスに分けて開講されている必修科⽬「現代教養⼊⾨Ⅱ」のなかで、夏休み中に読んだ課題図書について2〜3名ずつのチームを組んで発表する機会が設けられています。今回のビブリオバトルは、各クラスの代表チームによるクラス対抗戦という形式で実施することになりました。
当⽇は、1年⽣全員を前にそれぞれのチームが選んだ本について、「印象に残ったところや批判点、感想、コメント」、「おもしろさ/批判点をまだ読んでいない⼈に伝えるとしたら…」、「もしリライト/アップデートするなら…」、といった観点から発表が⾏われました。出場チーム以外の1年⽣は、各チームの発表に対して、「論点が明確であったか」、そして何よりも、
「その本を読みたくなったか」を評価のポイントとして、最も優れていた1チームを選んで投票を⾏いました。
投票の結果、優勝チームのみなさんには図書カード 2,000 円分、他の参加チームのみなさんにも参加賞として図書カード 500 円分が、それぞれ進呈されました。優勝チームのメンバーからは、それぞれ次のようなコメントをいただきました。
⼤信⽥陽⾹さん「ビブリオバトルに参加するのは初めてでしたが、夏休みに1⼈で読んだ本について、3 ⼈で話し合って発表できたことが良かったと思います。学科のみんなの前で話をさせていただく貴重な機会をいただけて、その上、投票で選んでいただけたので、素直に嬉しい気持ちになりました。」
齋藤瑞季さん「今回少し難しい本を読み、グループで話し合う過程で異なる意⾒が出たところに⾯⽩さを感じました。ビブリオバトルを通して、本への理解がより進んだので、またこのような 機会があればがんばってみたいと思います。」
須永結⾐さん「夏休みに課題として読んだ本について、授業内で意⾒を出し合ったときには結構意⾒が違うこともありましたが、うまくまとめることができ、投票で選んでいただけたので嬉しかったです。ビブリオバトルのことは初めて知りましたが、本の良さを伝えるこの⼤会の知名度がもっと広がるといいなと思いました。」
今回のビブリオバトルは、急遽開催が決まったため、任意で参加者を募って開催する⽅式が採れませんでしたが、来年度に向けて、またさまざまな読書推進活動のあり⽅を模索していきたいと考えています。
担当教員 藤原