こんにちは!鶴田ゼミ3年の山田です。
桜も咲き始め、春めいてきましたが、みなさんいかがお過ごしですか?
私たち3年鶴田ゼミで関わっているSAFE MISHUKU PROJECTでは、先月、2月28日に学内で意見交換会を行いました。
今回は、対面とオンラインのハイブリッド形式での開催となりましたが、モビリティメーカー、デザイナー、近隣学校・大学関係、区議会議員の方など、様々な立場の方々、計24名の方にご参加頂き、それぞれの視点からの貴重なご意見を頂きました。
SAFE MISHUKU PROJECTは、三宿四二〇商店会を中心に三宿エリアの公共空間・まちづくりに関する具体的な問題解決を目的として活動しています。意見交換会では、これまでのフィールドワークやワークショップの活動をもとに、検討内容についての報告をするとともに、今後の問題解決の具体的な手法とそのプロセスについて意見交換する場となりました。
これまでのリサーチから浮かび上がった課題点をもとにグループAとグループBに分かれ、それぞれ解決策を考え、提案をまとめました。毎晩、zoomでミーティングを重ねて準備をすすめました。 グループAは、「お互いさまでつくる安全~コミュニケーションで解決する~」というテーマを掲げ、3つの解決策を提案しました。1つ目は危険な場所を投稿できるアプリの活用・危険個所マップの情報提供、2つ目はモラルナシオ君の設置、3つ目はライトを使用したコミュニケーションです。 それぞれの解決策を裏付ける先行事例や、実現するためのの動きなどを提示し、最終的に地域にもたらす効果として、コミュニケーションの場や交流する機会が増えることで住民同士の中で「お知り合い」が増え、交通安全の意識が向上するとともに譲り合いの心も育まれることを期待した提案にまとめました。 グループBは、「こども道路」にテーマを設定し、3つの解決策を提案しました。1つ目はハート型カーブミラー、2つ目ははなしかけるボラード、3つ目は足跡スタンプです。それぞれの設置案や実現するための課題も提示したうえで、交通事故が限りなくゼロで安心な子育てができる街・三宿の発信を解決策の効果として掲げました。 意見交換会にご参加くださった方々からは、多角的な視点からたくさんアドバイスをしていただきました。わたしたちでは思いつかないようなご指摘ばかりで、とても勉強になりました。どうしたらもっとまち全体が良くなるのか、どうしたら公共空間が全ての人にとって快適なものになるのかを本気で考える充実した時間となり、とても刺激を受けました。
わたしたちの提案したものが実現できるよう、引き続き検討していきたいと思います。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
(記事:鶴田ゼミ3年 山田)