6月20日の授業では、安達裕美佳さんとのアート・イベント開催に向け、大学から徒歩圏内という条件のもとで、学生たちが探し歩いたアート作品の展示場所候補のプレゼンを行いました。
気になる店や普段通っているお気に入りの店など、親しみのあるお店を展示場所として使わせていただけるかを、お店の方に学生が直接交渉しました。
多くの学生たちには不慣れな交渉だったものの、よく知られている有名なお店から学生が見つけた隠れ家的なお店まで、様々な展示場所候補が挙げられました。
プレゼンでは、地図を示す、イラストを使用する、文字の配置を工夫するなど、学生ごとの創意工夫がありました。
また、展示場所の交渉と並行して地域の方に「地域の特徴・課題について」と「アートに求めること」をインタビューし、各自がイベントの軸となる「地域×アート×○○」の○○を考え発表しました。
インタビューの相手に選んだのは、展示場所の交渉を行ったお店の方が多かったのですが、中には昭和女子大学の学生も地域の中の一人であるとして、学生の視点からの地域の特徴・課題をインタビューしたグループもありました。
インタビューでは、地域の特性や抱えている課題について様々な意見が得られました。地元の方々からは課題点として「高齢者や子供連れが休憩できる場が少ない」といった声や、「商店街の活気がない」といった嘆きが聞かれました。一方で「もっと地域の魅力を発信してほしい」、「アートを通して町を団結させてほしい」といった未来志向の意見も聞かれました。
地域の人々がアートに求めることは様々であり、そこから学生が考え出した「地域×アート×○○」については多くの意見がありました。今後は、私たちのクラスならではのテーマについて議論を重ね、イベントの成功と地域への貢献へと繋げられるよう進めていきます。私たち学生と安達さん、そして地域の方々の協力を得て、12月から1月にかけてアート・イベントを開催する予定です。ご期待ください。(関根優那)