【粕谷ゼミ】NO.2「三茶のやさしさ-喫茶JOY-②」

皆さんこんにちは!現代教養学科3年のるいです。

前回のブログで、三軒茶屋の喫茶JOYに行った話をしましたが、今回はその続き!

【前回を読んでない人はこちらから!】
[Part1:【粕谷ゼミ】No.1「三茶のやさしさ-喫茶JOY-①」]

Part1で喫茶JOYは少し特別なカフェだというお話をしました。
おしゃれで落ち着く場所でありながら、「福祉」と「地域」がやさしく手をつないでいる場所。
今回のブログではそこにスポットを当てて綴っていきます!

なぜ分庁舎の中にカフェ?

喫茶JOYは、世田谷区の「障害のある方の就労支援」の一環として生まれたカフェ。いわゆる“福祉施設”ではなく、誰でも気軽に利用できる普通のカフェの形で、地域の中に自然に溶け込んでいるのが大きな魅力です。

場所は、三軒茶屋分庁舎(産業プラザ)1F。

「お役所って緊張しがちだけど、喫茶JOYがあると一気にやさしい雰囲気に!」

行政の建物の中にあるからこそ、いろんな人がふらっと立ち寄りやすいのかも!

“働く”を支える場所

喫茶JOYには、カフェに加えたもう一つの大切な顔があります。それは、「就労支援の場」であるということ。ここでは、障害のある方々がスタッフとして実際の現場で働きながら社会経験を積んでいます。

ハンディ(障害)のある人もない人も支え合いながら共に地域で過ごせるようにと行われている「障害のある方の喫茶体験実習」は、まずは1日、1週間、2週間、1ヶ月と徐々に期間を延ばしながら進めています。どんな作業が得意か、どんな環境が落ち着くかなど一人ひとりに合わせてステップを踏みながら、安心して仕事に取り組める環境ができていました。

雑貨に詰まった“まじめさ”と“誇り”

前回も紹介した、あの可愛いクッキーたち。
あれらは手作りだとお話ししましたが、実は他にも色々なハンドメイド商品が並んでいたんです!

「はっぴぃハンドメイド」といって、世田谷区内の福祉施設の利用者の方々が、手作業で作った雑貨がたくさんあります。その一部が喫茶JOYでも購入できるようになっていました!

ポストカードやポーチ、ステンシルバッグなど様々な商品がありました。どれも可愛らしくてすぐに目移りしちゃいます!
ただ商品を「買う・売る」だけではなくて、作り手の日々の仕事が地域にやさしく届いていく。そんな仕組みができあがっているからこそ、ここはこんなにもあたたかく感じるのだと思いました。

福祉の“押しつけ感”がない。だから居心地がいい。

喫茶JOYの素敵なところは、「ここ、福祉の施設なんです!」と感じさせないところです。スタッフの方々は、私たちと同じように、働くひとりの仲間として自然にそこにいる。

「ちがい」を強調しないからこそ、誰にとっても過ごしやすい空間になっていました!

だからかな~、なんだかんだで私たちゼミ生もすっかり長居しちゃいました(*‘∀‘)

こんなにやさしい空間が私たちの学び場である三茶のまちの中にあることがとても素敵だと思いました。

(現代教養学科 るい)