【CLA Report – 2025 Vol.2】【CLA Creative Lab 2025 – Vol.1】西武園ゆうえんちとの産学連携プロジェクトの体験型視察レポート

こんにちは。現代教養学科の学生メディア、CLA Reporters & Magazineの石井碧(現代教養学科3年)と、CLA Creative Labの中村夏希(現代教養学科3年)です!
6月7日(土)に、「西武園ゆうえんち」の体験型視察を実施しました。本記事では、その様子をお届けします!

西武園ゆうえんちは、2021年にリニューアルし、昭和の熱気あふれる体験や新アトラクションによって注目を集めています。昭和100年という節目を迎える今年、現代教養学科の学科プロジェクトであるCLA Creative Labは、西武園ゆうえんちとともに「令和の学生が作る昭和イベント」の企画・制作に取り組んでいます。今回は、企画・制作準備の一環として、まずはメンバー自身が「西武園ゆうえんちの世界観を体験してみる」ということを目的に訪問しました。

いざ、昭和レトロの世界へ!

今回の産学連携プロジェクトでは、幸福感をコンセプトに、昭和レトロの世界観を体感できる西武園ゆうえんちと、昭和の時代を体験していない学生がコラボすることで、令和の学生ならではの視点で昭和の魅力を再発見し、新たな価値観を示すことにより集客や話題づくりにつなげることを目指しています。このプロジェクトの目標に「昭和の魅力を再発見するだけでなく、令和の若者にとって昭和が “過去の懐かしさ” ではなく、 “新しい遊び場” になってもらうこと」を掲げ、メンバーは西武園ゆうえんちを体験し、観察を行いました。

西武園ゆうえんちのエントランスを入り、最初にひらける世界が「夕日の丘商店街」です。ここでは、昭和の魅力である、街並み、アナログな遊び、そして人と人が顔合わせて交わす会話などを楽しむことができました。また、個性豊かなキャストによる、対面でしか味わえない交流の魅力にもあふれていました。
CLA Creative Labのメンバーは、「スマホ越しにあらゆることが完結してしまう現代だからこそ、あえて「少し不便だけれど、その分温かい」つながりを届けていきたい」といいます。西武園ゆうえんちの、人と人の温もりを感じることが出来る距離だからこそ体験できる感動体験は、実際に足を運ばなければ決して感じることが出来ない、ということを今回の訪問で実感することが出来ました。
今後のCLA Creative Labと西武園ゆうえんちのコラボの行方に期待です!

体験後、西武園ゆうえんちの方と意見交換を行いました。

〜参加学生からの感想〜

CLA Creative Lab(現代教養学科3年) 松原亜優
実際に足を運んで西武園ゆうえんちを視察できたことが、今後のアイデア出しや西武園ゆうえんちの方とフェアでやり取りできるという点に繋がると感じました。私たち学生は実際の昭和時代を知らないですが、懐かしい!と思える空間を存分に味わうことができました。今後の活動を通して学生視点のアイデアをどう昭和に合わせていくのか、ひらめきを大切にしながら取り組みたいです。

CLA Creative Lab(現代教養学科3年)五十嵐智紗
今回初めて西武園ゆうえんちを訪れました。それまでは「昭和をコンセプトにした遊園地」というイメージしかなく、実際にどのような場所なのかは全く想像がつきませんでした。しかし、園内の昭和の街並みの再現度が非常に高く、まるでタイムスリップしたかのような気分になりました。また、キャストの方々との距離も近く、温かい接客のおかげで、楽しむことができました。

CLA Creative Lab(現代教養学科3年)田中初衣
西武園ゆうえんちのキャストの方々との距離の近さに驚きました。その場にいる全員を巻き込むような演出のおかげで恥ずかしがることなく全力で踊ることができ、特別な体験だったと思います。また商店街の建物は、のぞき込まないと気づかないような細部までこだわったデザインが施されており、その昭和レトロな世界観に魅力を感じました。今回の訪問を通して得た貴重な経験を糧に「大学生の私たちが考える昭和イベント」を創り上げたいと思います。

~西武園ゆうえんち 事業戦略部 支配人 高橋亜利様からのコメント~

皆さまと本プロジェクトをスタートできたこと、大変うれしく思います。西武園ゆうえんちは、「心あたたまる幸福感に包まれる世界」をコンセプトに2021年にリニューアルオープンしました。2025年はリニューアル5年目・そして昭和100年にあたる年です。昭和を“知らない”令和の学生の皆さまが、この「昭和100年」をどのように感じ、新しい価値観で新しいエンターテインメントを生み出すのか大変楽しみです。これまでのディスカッションで、大変鋭い考察・意見が多数あり、目からうろこ状態。本プロジェクトを通じ、単なる「大学の授業」「イベント企画」ではなく、学生の皆さまと我々企業がともに成長できる「新たな価値を生み出す」取り組みができると確信しています。皆さんと一緒に創ったアイデアが次の100年につながるように。これからが大変楽しみな、期待しかないプロジェクトのスタートです!我々もワクワクが止まりません。一緒に楽しく取り組んでいきましょう!

*1CLA Reporters & Magazineとは

現代教養学科の広報メディアとして、学生の目線から現代教養学科の魅力を発信しています。学生が企画立案から取材、撮影、編集までを行い、年1回発行される受験生向けの学科広報誌「CLA Magazine」や、学科ブログなどで情報発信を行っています。2025年度は、SNSでの情報発信にも挑戦する予定です。

*2CLA Creative Labとは

現代教養学科で学ぶ、1.なぜを問う力、2.課題間の関係性を考察する力、3.多様な価値観を繋ぐ力、を実践する産学連携プロジェクトです。2025年度は、業種の異なる大手企業3社と連携し、企業と学生が「フラットな立場」での議論を繰り返すことにより、新たな価値の創造に繋がるようなコミュニケーションデザイン(Communication Design)の構想を目指しています。