【CLA Report -5 2026 Vol.4】元読売新聞記者の小坂佳子氏特別講義「インタビューの極意」

こんにちは!現代教養学科の魅力を発信する学生広報メディアのCLA Reporters&Magazine、現代教養学科2年の伊藤瑠音です。

7月7日、株式会社nanameismの代表取締役であり、元読売新聞記者として30年のキャリアを持つ小坂佳子さんにCLA Reporters&Magazineのメンバーに向けた特別講義をしていただきました。 テーマは「インタビューの極意」。 AIによる文字起こしや文章作成が当たり前になった今だからこそ、私たち人間に求められる「聞く力」と「書く力」について、本質的なお話をたくさん伺いました。本日はその内容をレポートします!

小坂さんは、インタビューを行う上で何よりも大切なのは「好奇心」「敬意」「勇気」の3つであり、「〜しようとする強い決意や気持ち」がないと対話は成立しないとお話しされました。たとえ相手が自分より年下であってもリスペクトの心を忘れないこと、どうしても聞きたいことがあれば切り込んでいく交渉の勇気や、時には相手の痛みに寄り添い「心が苦しくなる勇気(メンタリティ)」を持つことが、深い言葉を引き出す鍵になると教えてくださいました。

インタビューにおいて一番大切なこと

インタビューの成否は、実は本番前の準備で7〜8割が決まるそうです。まずは「誰に、何を、何のために聞きたいのか」を明確にし、相手を徹底的に調べた上で質問を組み立てていきます。ネットの情報をなぞるだけでなく、「その時どうだったか?」という相手の“気持ち”まで一歩踏み込んで聞くことで、AIには真似できない、その人ならではの生きた言葉や躍動感のある感情を引き出すことができると話されていました。

単に情報をきれいにまとめる技術ではなく、相手へのリスペクトを持ち、自分の心が動かされた瞬間や感動を「自分の言葉」として言語化していくこと。それこそが、これからの時代に私たちが磨いていくべき力なのだと深く実感させられました。

自分の思いを言語化するプロセス

また、SNSでスタンプや「やばい」「よかった」という単純な言葉だけで済ませてしまうと、対話する力が弱まってしまいます。自分が感じたことの具体例を挙げ、感情を細かく言語化してメモをする。この日々の積み重ねが、AIには書けない自分自身の言葉を強く磨いていくのだと教わりました。

講義の終盤には、岡本太郎さんの『自分の中に毒を持て』から、「うまいヤツほど自分がどの辺の位置に入るのかが、まず“基準”の方を先に考える。しかし、そんな基準を問わず、下手なら下手なりに、自分は下手なんだと決意すれば、ナリフリ構わず自由に動くことができるだろう」という言葉を引用し、情熱的なメッセージを届けてくださいました。

この言葉は、周囲の目や失敗を恐れず自由にチャレンジする大切さを訴えるものです。

失敗を恐れず自由にチャレンジする大切さ

今回の特別講義で学んだことは、インタビューは単に話を聞く作業ではなく、「人と出会う」ための行動であるということです。また、「聞きたい」「やりたい」というワクワクする気持ちを大切にしながら、失敗を恐れず挑戦する姿勢は、これからのキャリアにおいても大きな強みになることがわかりました。

AIによる効率化が進む現代だからこそ、AIが切り捨ててしまうような「雑談」や「個人の感情」に価値があります。自分の言葉やフィルターを大切に育てていきたいと思える、とても素敵な講演会でした!

最後に、大変お忙しい中、私たちのために素晴らしい特別講義を行ってくださった小坂佳子さんに心から感謝申し上げます。今回学んだ「対話の極意」を今後の取材活動にしっかりと活かしていきます!


CLA Reporters & Magazineとは

学生が自分たちのメディアを創り、現代教養学科の魅力を伝えるための情報発信を行う学科公認のプロジェクトです。学科の行事や授業、学生の様子などを取材し、ブログや冊子(マガジン)など様々なメディアを通じて情報発信をします。広報戦略の立て方や、メディアの特性を活かした企画作り、デザイン技法や表現技法など、学科の授業での学びを活かした、魅力的なメディアづくりを目指しています。

以 上