昭和女子大学のプロジェクトって、どんなことをしているの?

 昭和女子大学は、グローバル教育とキャリア教育に大変力を入れています。その両方で大きな成果を出しているのは、学生の皆さんが、自分の夢に向かって力いっぱいチャレンジしてくれているからです。

 そのチャレンジ精神を培うプログラムが昭和女子大学の様々なプロジェクトです。現代ビジネス研究所、昭和デザインオフィス、地域連携センター、サービスラーニングセンター、そして授業のゼミの中でもいろいろなプロジェクトが行われています。今年は、全部で110以上が進行中です。

 本学のプロジェクトでどんなことをしているのかを知っていただくために、今日はその中から2つをご紹介しましょう。

 まずは、現代ビジネス研究所の「キャリアママインターンシッププロジェクト」です。2016年の12月から始まったこのインターンシップは、大学生が共働き家庭を訪問して育児を体験し、夫婦で仕事と子育てをどう両立しているかを学ぶものです。まず本学の附属初等部に通う子どもを放課後の児童クラブにまず迎えに行きます。そして、習い事があればそこに、なければ自宅まで送って、親が戻るまで一緒に過ごします。学生たちは、そうした中で、母親が仕事と子育てを両立している姿に接しながら、その方法を直接母親に聞いたりするなど、ワーキングマザーと出会うことで人生の選択肢を広げる気持ちが芽生えたりするのだそうです。自分の子ども時代の家庭やその頃の友達の家庭を思い出すと、子どもが出来たら、自分も仕事を辞めることになるのかなと思っていた学生も、夫婦が互いに協力し合えば、仕事と子育てを両立できそうだと考えるようになったそうです(参考:朝日新聞)。

(キャリアママインターンシップの様子)
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 このプロジェクトは日本経済新聞、朝日新聞で報道され、韓国のKBSテレビの取材も受けたそうです。また、来年度の「内閣府少子化社会対策白書」にも掲載される予定になっています。

 また、昭和デザインオフィスでは、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社と健康デザイン学科『輝け☆健康「美」プロジェクト』チームとのコラボ企画の商品を5月31日から発売しました。「たっぷり野菜のチキンラップ ごぼう&ひじき」(三軒茶屋店、新宿店、新宿南口店、新宿西口店で販売)と、「たっぷり野菜のチキンラップ チェダー&ハニーメイプル」(三軒茶屋店、恵比寿駅前店、渋谷道玄坂店、中野店で販売)です。『輝け☆健康「美」プロジェクト』チームでは、次から次へとヘルシーでしかもおいしい物を企画して、様々な企業とのコラボで世に送り出しています。

(日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社とプロジェクト参加学生の打ち合わせの様子)
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 もちろん、プロジェクトは、すんなりと一筋縄で簡単に完成するものではありません。しかし、課題にぶつかる事こそが、学生達の成長のきっかけになります。どんなプロジェクトでも経験を積んだ社会人や、企業人からみれば、厳しいコメントをいただくこともあるでしょう。苦しいけれども、そこを乗り越えて、目指しているものを達成した時、それがたとえ小さな成功でも、学生達を大きく成長させてくれます。こうした経験が、それぞれのキャリアをグローバルな視点で考える力になっている一つの大きな要因ではないでしょうか。

 是非、皆さん、これからも昭和女子大学のプロジェクトにご注目ください。