11月は行事が続きます

 まず、11月1日(金)は昭和女子大学の復興記念日です。大学では特に行事は行いませんが、附属の中高部では、この日をスクールカラーデーとしています。戦災、震災、火災という3つの災害に遭遇しながらも、その度に再起して発展してきた昭和女子大学の歴史を振り返り、今後の成長を誓う日です。校旗の色、スカイブルーがスクールカラーです。どこまでも高い空の様に、ここで学ぶ生徒の皆さんも、高みを目指して前進することを誓う日です。

 今年、特別に入った行事が、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の正式な開校式です。11月6日(水)の午後、本学の西キャンパスに移転したTUJの中庭で、アメリカ、フィラデルフィア本校から理事会メンバー、学長など多くの皆様も参列して、日本式の鏡開きをしました。その後、本学理事長・総長のテンプル大学からの名誉博士号授与式が記念講堂で行われ、福田康夫元総理大臣をはじめ、多くの方々の祝辞に続いて、博士の学位を授与された坂東理事長・総長のスピーチをお聞きしました。「日本をはじめ世界の国々は若者が力を発揮することを持ち望んでいます。私たちは、大学は若者に力を付けるために何ができるのか、そして教育者として私達は彼らを力づけるためになにができるのかを常に考えていかなければならないのです。」という力強い言葉で、スピーチを締められました。

11月7日(木)は先哲の慰霊祭です。学内にある先哲の碑の前に祭壇ができて、お世話になった恩師や同窓の遺徳をしのび、本学発展に尽くした先人の遺志を継いで、更なる発展を誓います。

また、同日は、創立者の墓と恩師同窓の墓のある世田谷の松陰神社に、その年1年間にお亡くなりになった恩師・同窓のご遺族をお招き、墓前祭も行いました。
加えて、本学の第2代理事長の人見楠郎先生のご命日である11月4日から1週間、学園本部の玄関に献花台を置いて、
在りし日のお教えをしのびます。

 そして、11月9日(土)、10日(日)は昭和学園の文化祭です。大学は「秋桜祭」、附属校は「昭和祭」と呼んでいます。来年の創立100周年に向けて作成した学園イメージソングも初披露されました。

 是非、たくさんの方にTUJ、BST(British School in Tokyo)など、アメリカ、イギリス式の教育を行う学校の校舎もある、新しい昭和学園を訪れていただければ嬉しいです。