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歴史

  • 2016年7月22日

望秀海浜学寮

 房総半島の南端に近い館山市に望秀海浜学寮が開設されたのは、1986年の3月、ちょうど本学の女性文化研究所開設の1か月少し前のことでした。「房州」でなくて、「望秀」と書くのは、「秀(たか)き理想を望みつつ励む」の意味が込められているからです。  「秀」の文字は、「禾(穀物の穂)」と「乃(なよなよする様)」の文字を組み合わせて作られたという説があり、その説によれば、穀物の若い芽が伸びる様子を意味して […]

  • 2016年7月8日

光葉の大樹

 創立者人見記念講堂の第一緞帳は「躍動する光」というテーマで制作された作品であることを以前お話しました。そこには、霊峰富士、箱根の山、伊豆の海のはるか上空に、躍動するオーロラの光を受けて、3名の女性が世界に羽ばたいていく姿が織られています。  第二緞帳は「光葉の大樹」がテーマです。1980年の学報4月号には、そこに織り上げられている景色を「ほのぼのと輝き初める曙の薄桃色の空には無限の希望がひそみ、 […]

  • 2016年6月24日

昭和学園記念室

 皆さんは、昭和学園記念室がどこにあるかご存知ですか。見学されたことはありますか。    創立者人見記念講堂の一階の入り口に向かって右側、講堂事務室に向かう階段を上がり、左手のガラスの扉を開け、すぐ右手に歩いて、初めの右手の扉の部屋が昭和学園記念室です。ちょっとややこしいですね。部屋が開いていない時は、隣の光葉同窓会事務室に声をかけていただくと、鍵を開けてくださることになっています。   (昭和学 […]

  • 2016年6月17日

昭和のタイムカプセル

 創立者人見記念講堂の前に建っているトルストイ像は、パンフレットや式典の次第などの学園の印刷物の表紙でもおなじみです。本学で学んでいる人なら誰でも、トルストイ像のことを知っていると思っていたのですが、先日、像の前を通りかかった学生達が、「これ、誰?」「創立者記念講堂だから、創立者じゃないの?」と話しているのを聞いて、びっくりしました。創立者の人見圓吉先生は、がっちりしていてとても大柄な先生でいらし […]

  • 2016年6月10日

昭和学園のバラ

 最近、キャンパスのあちらこちらに、美しいバラの花が咲いていたのに気づきましたか。  80年館の東側入り口の壁や西門に行く手前の中高等部側の通路わきに、薔薇の垣根ができています。そして見事に赤いのつぼみがつき、花を咲かせてました。この垣根づくりは、坂東理事長が昨年提案して下さったものです。   (西門手前の薔薇の垣根)    学園には薔薇にまつわるこんな話があります。  昭和学園がこの太子堂にある […]

  • 2016年6月3日

オリンピック

 もう50年以上も前のことになりますが、1964年の東京オリンピックでは本学のキャンパスの中央にある体育館が、世界各国の体操選手の練習会場となりました。私が高校生の時のことです。外から覗くと、チェコスロバキアの選手たちが平均台の練習をしていたことを記憶しています。1993年からはチェコ共和国とスロバキア共和国が分離したので、チェコスロバキアという国があったことを知らない方もあるでしょう。「オリンピ […]

  • 2016年5月27日

渋谷で本物のハチ公に会っていた先生

 渋谷のハチ公の銅像は有名ですが、東京大学農学部にも、その前身である東京帝国大学農科大学の教授であった飼い主の上野英三郎博士をハチが出迎える様子を伝える銅像が、2015年に設置されました。   東大ハチ公物語    ハチ公の誕生日は1923年とのこと。1920年の昭和女子大学の前身、日本女子高等学院創設の3年後のことです。  今から3年ほど前、白根記念渋谷区郷土博物館・文学館で「ハチ公展」が行われ […]

  • 2016年4月28日

昭和のカラス

 家族や仲間と住み着き、渋谷の繁華街に通勤して毎日御馳走を食べ、夕方になるとまたねぐらのある本学のキャンパスに戻ってくるカラスのお話です。  かなり昔のことになりますが、前期の後半頃です。担当の授業が始まる前に少し時間があったので、ちょっと外の空気を吸おうと思い、教材等を持ったまま3号館4階の東側非常階段の扉を開けた途端のことでした。カラスが突然ガーガーと鳴き、校舎側から威嚇してきました。突つかれ […]

  • 2016年4月22日

昭和の留学生第1号

 今年も年度初めの4月、留学生のサポートをしながら国際交流イベントに参加したり、海外からの来賓の接遇をしたりする本学学生のグローバル・ネットワークメンバーの自主活動グループ「茶輪」の皆さんが中心となって、留学生歓迎会がグローバルラウンジで行われました。アカデミック・プログラム、インテンシブ・ジャパニーズ・プログラム、ブリッジ・プログラムの参加者も含めて、本学への留学生は世界15カ国から集まってくれ […]