第2回オンライン受験相談にて ~高校生の素朴な疑問~

個別相談をする佐川先生です!

皆さま、こんにちは。
管理栄養学科で入試関連の担当教員をしている小西です。去る7月19日(日)に第2回オンライン受験相談が開催されま
した。前回の6月よりも多い15名の高校生がご相談に来てくださいました。前回に引き続き、教員と在学生がペアになって高校生一人ひとりの相談にお答えしました。その中で、「意外とそのようなことが不安であったり、疑問なのね!」と感じたことがいくつかございました。
今回はそのような高校生の素朴な疑問にお答えをしてみたいと思います。

 

【疑問1】 共学しか通ったことがなく、女子ばっかりの環境が不安です。

先日、質問にいらした高校生からも「私の勝手なイメージですが、女子ばかりで人間関係がドロドロしてそうで、少しこわいのですが」と聞かれました。

意外やそのようなことが気になるのかと驚きながらも、あらためて女子大の環境に慣れ親しみすぎている私自身の現実を実感してしまいました。私自身も女子大の教員として働くことが決まった時は、“伝統ある” “都心の” “私立” 女子大なので、「品格もなく、共学一筋の環境育ち、地方の国立大学しか知らない」そんな教員である私に勤まるのかと、少し不安に思っていたことを思い出しました。

「女子ばかりだと人間関係がめんどくさそう」と思うのでしょうか。
普段の管理栄養学科の学生さんは、素朴で素直な学生さんが多いと感じていたので、“こわい”と聞いた時には、驚き
を通り越して笑ってしまいました。

さて、この高校生の質問にシンプルに答えてくれたのが、私と一緒にZoom面談に参加してくれた3年生の学生さんです。「私も入学前は同じことを考えていて、女子大は避けて受験をしていたぐらいです。今、感じる女子大のイメージは、“高校の部活動”みたいな感じ!高校時代にダンス部に入っていたのだけれど、女子ばかりで楽しく部活をしていたから、その時みたいな感じだと感じている」と回答をしてくれました。また、「男子がいないぶん、変な気をつかわなくても良いから楽だよ」とも言っていました。

なるほど、そうなのかとシンプルな回答に関心をしながらも、彼女はもう一つ素敵な回答をしてくれました。「女性として素敵だと思う友人や先輩がいるから、むしろ刺激になる」との回答です。素敵な男子学生が同級生にいても、恋愛の対象にはなっても「あの男子学生のようになりたい」と思うことは少ないと思います。しかし、身近にいる素敵な女性は自身のロールモデルになりやすく、ポジティブな刺激になるのだと思いました。

 

【疑問2】卒業後の活躍の場は病院がほとんど?

多くの高校生が「管理栄養士 = 病院で活躍する」とのイメージをお持ちだと感じることが多々あります。先日の面談にいらした高校生からも、「卒業後は病院栄養士として働く人がほとんどですか?」と聞かれました。そこで、本学科の卒業生の就職先について簡単にご紹介します。

本学科では、“学んだ食や健康の知識を活かす” 就職を積極的に支援しています。その支援の成果として、近年では85%あまりの学生さんがそのような現場へ就職しています。病院や福祉施設への就職が22%、公務員として学校や保健センターへの就職が10%、食品メーカーや食品卸・流通などの食品関連企業が23%です。その他、栄養士・管理栄養士採用では、保育園や委託給食分野にも多く採用されています。ここ数年、病院栄養士を目指す学生さんが増えただけでなく、大学病院や国立病院機構、公立の病院などの管理栄養士として採用され、現場にてさらに学び続けている卒業生もたくさんいます。また、公務員として学校栄養職員に配属され、その後に栄養教諭として働くことを希望して就職される学生さんもいます。

食品関連企業に就職希望の学生さんは、3年前期から積極的に大学のキャリア講座やキャリア支援センターに通い、早くから就職活動を開始しています。学科独自のキャリア支援講座も3年後期に行い、自己分析やエントリーシートの書き方などをワークショップ形式で教えています。食品業界はとても人気の高い業界ですから早くから準備を始めて、自身の望んだ分野の企業に就職できるように支援をしています。大手食品メーカーはもちろんのこと、食品・飲料・農畜水産物の商社、医薬・化粧品メーカーなどの分野にも多くの学生さんが採用されています。

※就職実績の詳細は、YouTube学科紹介動画をご参照ください。

高校生の皆さま、「卒業後の活躍の場は病院がほとんど?」では無いことがお分かりいただけたでしょうか? 本学科では、学生さん一人ひとりが “学んだことを活かせる” 就職を丁寧に支援していますので、皆さまが望めば応援してくれる環境があると思ってご入学頂けたら嬉しいです。

 

【疑問3】実験や実習がいっぱいで遊べない?

管理栄養学科はとても忙しい学科であることを知っている高校生は多く、大学が忙しくてサークルもバイトもできないと思っている高校生がたくさんいます。確かにカリキュラムは詰まっており、午後は実験・実習が夕方6時まで続きますし、実習レポートや課題はたくさんあるので、「忙しいですか? 大変ですか?」と聞かれれば、「はい、文系の学生さんと比べれば、たいへん忙しいです」と答えるしかありません。

しかし、私の知っている管理栄養学科の学生さんの多くはアルバイトをしていますし、中にはかけ持ちでアルバイトをしている学生さんもいます。アルバイトで貯めたお金で、ボストンキャンパスで行われる短期留学やアメリカ栄養士研修に参加したという学生さんもいます。また、他大学との合同サークルや学内プロジェクト活動に参加している学生さんもたくさんいます。

先日のオンライン相談会で私と一緒に参加してくれた3年生は、「実験・実習がたくさんあって忙しいけれど、いつも同じクラスで講義・実習を受けているので、友達と仲が良くなるし、楽しいのでそんなに思うほど大変ではないよ。バイトやサークルもやって、遊びも勉強もしっかりやっているから充実していると思う」と言っていました。また、彼女は「自分次第で、やりたいことができる環境がある」とも言っていました。

教員の私の目からみても、管理栄養学科の学生さんは、忙しい中でもバイトをして留学に行ったり、プロジェクトやサークル活動に参加したり、旅行や食べ歩きなどなど、学生生活を十分楽しんでいるようにみえます。忙しい毎日の中で、自身の健康管理をも含めてよく自己管理し充実した学生生活をおくることで、社会人に必要な自己管理能力を身につけているように思います。

高校生の皆さま、ご安心ください。しっかり遊んで大学生活を皆さまエンジョイしていますので。

今回は、高校生からよく聞かれる素朴な疑問に答えてみましたが、いかがでしたか? 少し安心しましたか?
まだまだ
ある素朴な疑問は、是非、オンライン受験相談会で在学生に聞いてみてください。

次回、オンライン受験相談会は8月21日(金)~23日(日)です。是非、早めに予約をしてご参加ください。