第7期生・中国留学便り ~上海交通大学 4月編・その1~

  • 未分類

<一番大変な授業は何ですか>
鲁迅作品选读です。授業の前半は魯迅の作品を読んだり、映画を見たりして内容を理解します。後半は先生が分けた1組8人程度のグループに分かれて、その作品の内容や伝えたい事、何を象徴するか、なぜこの作品を書いたかなどについて討論し、最後は全員の前で各グループ2人ずつ前に出て発表します。まず作品自体が難しく、原作を読んでも理解できない上に、映画を見ても字幕がないと基本的に何を言っているのか聞き取りづらく、完全に理解するのは難しいです。それからその作品について中国語で文学的要素について自分の意見を言い、全員の前で発表となると必死にやってもなかなか難しいところがあります。

<留学して良かったと感じるのはどんな時ですか>
日本にいたら出会えなかった人や物、文化に触れあえた時です。これは留学生活でよくあることですが、外国人の友達と拙い中国語で会話したり、現地の人との電話に必死になったり、はたまた町ですれ違った全く知らない日本人に日本人ですか?と声をかけられて仲良くなったり、こんなこと日本にいたら経験できなかったなと思う時に留学してよかったと思います。

<清明節はどのように過ごしましたか>
昭和の友達とご飯に行って遅くまで話したり、日帰りで南京旅行に行ったり、買い溜めしていた映画をひたすら見たりしました。とても充実した3日間が過ごせたと思います。特に印象に残っているのは南京旅行です。南京では南京大虐殺記念館、明孝陵、中山陵、夫子庙の四ケ所に行ったのですが、どこも誰かを祭っているような場所なので清明節は特に人が多かったように感じました。多くの人が花を持って訪れていて、普段の観光スポットとは一味違う光景を見られたと思います。

南京大虐殺記念館(入口)
夫子庙
明孝陵(入口)
中山陵(上からの景色)

 

☆A・Y☆