国際学部で受講できる教養科目には色々なクラスがあります。
今回は、金融、ファイナンスがご専門のグローバルビジネス学部 会計ファイナンス学科現代ビジネス研究所ご所属、山田隆教授より、「会計とファイナンスⅠ・Ⅱ」の授業の様子をご紹介いただきました。
こんにちは!会計ファイナンス学科教員の山田です。国際学科の教養科目の1つとして「会計とファイナンスⅠ」という授業があります。国際学科でも、将来、社会に出るにあたって金融リテラシーは非常に重要です。なにより皆さんは将来、家計を担う存在になる場合もあり、ご自身の資産形成においても、金融知識は欠かせません。株式投資を中心に、金融に関して幅広く学べるのがこの「会計とファイナンスⅠ」の講義です。

今回は、先日の授業で行った「資金調達ゲーム」について紹介します。
5人のグループに分かれて、「経営者」1人、「銀行員」2人、「投資家」2人に分かれます。経営者は会社を成長させるために与えられた4つのプロジェクトから1つを選び、そのために資金を1,000万円調達しなければなりません。4つのプロジェクトはそれぞれリスク・リターンが異なっています。リスクの高いプロジェクトに挑戦する経営者もいれば、リスクをなるべくとりたくない経営者もいます。自社で出せる資金は300万円しかありません。そこで、経営者は銀行や投資家と交渉して資金を調達しないとなりません。銀行は貸したお金を期日までに利息を付けて返してもらわないとなりません。ですから、あまりリスクの高いプロジェクトには賛同できません。一方で、投資家はリスクをとって資金を投じ、高いリターンを狙います。あまりリターンの低いプロジェクトには投資する気に投資家はなりません。

さぁ、皆さんが経営者だったらどうやって資金を集めますか?皆さんが銀行員だったら、経営者にどのようなプロジェクトに取り組んでもらいたいですか?皆さんが投資家だったら、どのプロジェクトに経営者は賭けてほしいでしょうか?そして、果たしてそのプロジェクトは成功するのか・・・。
非常にスリリングなゲームです。詳細はここまでしか書けませんが、学生たちはとても熱心に取り組んでいました。まさにアクティブ・ラーニングです。
後期に履修できる「会計とファイナンスⅡ」は女子大では昭和女子大学にしかない「株式仮想売買シミュレーション」を使った授業を行います。毎年、定員以上の受講生の応募があります。
昭和女子大学では、学科の専門分野に偏ることなく、幅広い教養が身に着くよう、カリキュラムに工夫がなされています。是非、「会計とファイナンスⅠ・Ⅱ」を受講してみて下さい!
「会計とファイナンスⅠ・Ⅱ」は毎年定員を超える応募がある人気授業です。
「山田先生の授業が毎週楽しみだ」「90分があっという間に感じられる」と話す学生もいるほど、毎回内容に工夫が凝らされています。
後期の株式投資の講義も楽しみにしております!
山田先生誠にありがとうございました。
山田隆教授 教員紹介・研究業績ページ:https://gyouseki.swu.ac.jp/swuhp/KgApp/k03/resid/S000340