『読書術』加藤周一著

図書館にはもちろん、図書館以外にも沢山の本があります。どの本を読むかは、その人のおかれている環境や趣味によって異なります。
本を読むテクニック(読書術)を知っていると、どんなジャンルでも、短時間で効率よく知識が得られます。

この本の著者は、書物の裏表を知りつくしており、読書の極意を明快・軽快に教えています。
例えば、古典を味わいながらおそく読む「精読術」、新刊を数でこなす「速読術」、読まずにすます「読書術」、新聞・雑誌に向かう時の「看破術」、外国語の本を読む「解読術」、難解な本をとりこむ「読破術」等…。
読書の初心者から、専門の研究者をめざす人まで、基礎的な読書力を養いたい方に薦めたい一書です。(飛鳥)