【本の紹介】音楽が流れてきますよ!恩田陸著『蜜蜂と遠雷』

書  名:蜜蜂と遠雷
著 者 名:恩田陸
出 版 者:幻冬舎

「小説を読んでいると音楽が聞こえてくるようです」・・・今年6月に駒澤大学図書館主催のビブリオバトルで紹介され、ぜひ読んでみたい!と思ったのがこの『蜜蜂と遠雷』でした。 全507ページで、本の厚さは3cmを超え、更に文章は1ページに上下段で組まれており、読み切れるのか不安でした。ところが読み始めると天才ピアニストたちの独特な世界にあっという間に引き込まれました。
彼らが演奏する曲目はほとんど知らない曲ばかりでしたが、恩田氏の巧みな表現のお陰で、音楽が流れるような感覚で読めました。本当にビブリオバトルで聞いたことが私にも起こりました。
去年のビブリオバトルで興味をもった高田大介著『図書館の魔女』は残念ながら本学に所蔵がなく、紹介できませんでしたが、この『蜜蜂と遠雷』は本学にありますので、ぜひ読んでみてください。(請求記号913.6/Ond 所在:選書ツアー)

ちなみに、ピアノコンクールでの演奏曲目は本の最初にありますので、本学契約の音楽データベース「Naxsos Music Library」で曲を探してみてください。実際に曲を聞きながら読むというのも楽しいかと思います。 (N.S)