2017年1月

受験生のみなさんへ [2017年01月31日(火)]

<受験生の方へ>

寒暖の差が激しいこのごろですが、受験生の皆さんは、寒さに負けず気力充実した日々を過ごされていることと思います。冬が来ると私は高村光太郎の詩が口をついて出てきます。

冬が来た
きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い、
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

しみ透れ、つきぬけと
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た

 

光太郎には冬の詩がたくさんあって「冬の詩人」と呼ばれています。この詩は、人に嫌がられ、草木に背かれ、虫類にも逃げられる、刃物のような厳しい冬こそ大歓迎だと歌っています。つまり、この「冬」は季節であると同時に、人生における厳しい試練という意味でしょう。その試練をしっかりと受け止めて、その厳しさに負けずに立ち向かっていこうとする力強い詩です。

今、受験シーズン真っ盛り。皆さんの姿が目に浮かびます。今まで一心不乱に勉強してきた成果を挙げる時がきました。厳しさに負けず、まっすぐに胸を張って立ち向かってください。皆さんの力が充分に発揮されることをお祈りしています。

ところで、「創作(俳句)」という私の授業では17名の受講生で句会を開いています。昨年11月には、日本語日本文学科客員教授の黛まどか先生を外部講師としてお迎えして句会を開きました。俳句を初めて作る人ばかりですが、皆さんめきめきと上達しています。いくつかをご披露します。受験勉強につかれた頭の息抜きにどうぞ。

コンビニのおでんが沁みる二十四時     理沙

白き息吐きつつ君を待つ朝(あした)    莉奈

自転車を漕ぎオリオンを仰ぎ見る      緋莉

柚子湯してひたと平和を祈りけり     愛子

陽だまりにほころぶ頬と梅の花      柚衣

雪女嘆きて降らすべた雪よ        優子

風邪引きの父の背中が小さくて     佳奈子

 

最後に受験生への応援句を三つ。ガンバロウ!

「必勝」と大書受験の日が迫り   辰巳比呂史

名前まづ書けよと受験の子を送る  清水 公治

受験書のひと日に古りて合格す   市村究一郎

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(UT)

留学カフェ ~日本語教育海外実習報告会~ [2017年01月27日(金)]

<日文便り>

1月18日に今年度の日本語教育海外実習報告会を開催しました。
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今年度は、韓国の漢陽女子大学で2名、ベトナムのハノイ国家大学人文社会科学大学で2名、インドネシアのガジャ・マダ大学で3名の学生が日本語教育実習を行いました。
今後参加を検討している学生やゼミの友人、教職員等、30名近くが報告に耳を傾けました。
実習終了後少し時間は経ってしまいましたが、現地での実習や日本語学習者との交流をあらためて振り返りかえることができたように思います。
参加学生はみな、異文化の中で2週間よく努力し充実した経験を積んだことが伝わりました。
この実習を機に、新たな挑戦をした学生、将来のことをより具体的に考え始めた学生もおり、参加学生にとって意義深い経験となったことを嬉しく思っています。
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現地で学生たちを丁寧にご指導くださった、協定大学の先生方に厚く御礼申し上げます。
また、ベトナムと韓国の参加学生は、国際交流基金「海外日本語教育インターン派遣プログラム」の補助金をいただきました。
経済的な支援とともに、公的機関の派遣学生というプライドを学生に持たせられたことを大変有難く思っています。
プログラム担当
(NS)

授業風景(日本語教育(大学院)) [2017年01月26日(木)]

<授業風景>

今日は日本語教育を専攻する大学院の授業について少しご紹介します。
日本語教育専攻の大学院生は、現在修士課程に6名、博士課程に5名在籍し、他にも研究生や科目等履修生として授業に参加する学生たちがいます。
日本語教育専攻の大学院生の一つの特徴は、留学生が多いことで、学生数の8割以上が留学生です。
大学院生は、学部の4年間だけで充足せず大学院に進学することを決めただけでも向上心の強い人たちだとわかりますが、特に留学生は、母国を離れて(おそらく多くのことを犠牲にしてでも)学びたいという強い動機が感じられます。
一方、日本人学生は社会人で、すでに実際の日本語教育現場で教えながら、研究について学びたいという人たちで、こちらも教授経験に基づいた強い問題意識と熱意が感じられます。授業は、多くは学生の発表や学生間の議論など、学生中心に行われます。さまざまな文化を背負った留学生とさまざまな社会経験を持つ社会人学生との接触は楽しく、議論は刺激に満ちています。
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(YO)

卒業生が遊びにきてくれました! [2017年01月25日(水)]

<日文便り>

卒業生が日文教授室に立ち寄ってくれました!
在学生へのメッセージを寄せてくれましたので、ご紹介します。

学生の頃はとっても時間があります。
なので、自分が「やりたい!」と思っていることは、積極的にチャレンジしてください!
しない後悔よりする後悔の方が絶対いいです。
また4年生になると就職などを考える時期ですが、必ずしも就職がゴールではありません。
みんなが就職しているからと悲観しなくていいのです。あなたの道はあなたが決めるのだから。
どういう自分になりたいのか、何を大切にしたいかに今後のヒントがあると思います。
すてきな学生生活を応援しています。

(2014年卒 E・K)

★★

久しぶりにお会いできて、うれしかったです^^
また遊びにきてくださいね♪

(IM)

日本語日本文学科主催特別講演会 [2017年01月24日(火)]

<日文便り>

日本語日本文学科では、グローバル人材育成事業の一環として、1月18日に海外の日本文学研究者を招聘して特別講演会を行いました。

テーマは「海外における日本文学の読まれかたについて」で、講師は、上海交通大学副教授の呉保華先生と、タフツ大学教授のチャールズ・イノウエ先生でした。
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呉先生は、中国における日本文学の受容について、日本文学学習者用の教科書に掲載されている作家ランキングや作家ごとの掲載作品数を紹介してくださいました。
また、志賀直哉の「城の崎にて」の語彙、表記、漢字の調査の報告では、作者や編集者の意図が反映されない改変についての問題提起がありました。
日本語は漢字、平仮名、片仮名、外来語を多様に使い分けているのが特徴であり、中国語に翻訳する際には、擬音語や擬態語が日本語のイメージを完璧に伝えることができないということを、具体的な事例を挙げて解説なさいました。

イノウエ先生は、アメリカにおける日本文学の授業において、よく読まれている作家や作品について、古典から現代、さらには日本の文化まで取り上げて説明してくださいました。
また、タフツ大学で同僚だったという村上春樹についてのエピソードを紹介してくださり、村上春樹がなぜ世界的に人気があるのかを、詳細に解説してくださいました。
村上春樹作品が外国人に受け入れられるのは、日本的でない文章であることも挙げられるが、何かを探し求める主人公に共感を持つ点が大きい。また他国が近代と共に失った伝統が日本で今も大切にされており、「もの」(化け物・もののけなど)がアニミズムとして残っている。春樹の文学もその影響を受けている。
日本人自身は全く気付かないことであるが、ネオアニミズムという観点においては世界的に最先端の文化を持っているのだ、と説明してくださいました。

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先生方、素晴らしい御講演をありがとうございました。

呉先生、イノウエ先生には、今回の講演会に先立ち、本学科の授業にて御講義をもっていただきました。
呉保華先生は、笛木美佳先生担当の「日本文学Ⅰ(近代A)」で志賀直哉について、
チャールズ・イノウエ先生は、吉田昌志先生の「日本文学史C」で泉鏡花について、
の御講義でした。
授業の内容や学生のコメントは近日中に御紹介したいと思います。

(KW)

卒業生からのメッセージ~日文教職座談会~ [2017年01月23日(月)]

<日文便り>

1月21日(土)に「日文教職座談会」が行われました。
教職に就かれた日文のOGの先輩方に、日文の学生へメッセージを頂いたのでご紹介致します。

☆質問内容
①在学生へのメッセージ
②近況(仕事の状況等)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

①教職を目指している学生さんたちと直に触れ合うことができ、
大変貴重な機会となりました。
大学生ならではの経験をたくさん積んで、教員となったその日には、
生徒に語れるようにしておくことが大切だと思いますので、
有意義な学生生活を送って下さい!!

②主に高校生の教科指導をしています。
3月には1週間の九州修学旅行へ行ってきます(*’ω’*)

N.Tさん(2007年度卒業)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

①今は大学生活を満喫し、充実させる中で自分の強みを見つけて下さい。
どんな進路に進もうと、その強みを活かす場があるはずです。
常に「なりたい自分」をイメージして下さい。応援しています。

②現在、中学2年生の副担任をしています。バトミントン部の顧問もしながら、
仕事も慣れてきて子どもたちと充実した生活を送っています!

T.Oさん(2015年度卒業)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

①一度社会に出てしまうとなかなか時間がとれないので、
今のうちに勉強はもちろん、サークルや旅行などで色々な経験を積んでおくと、
働きはじめてから生徒に話せるネタがたくさん持てます。
まずは学生生活を楽しんで、中学・高校を出てからの世界は楽しんだよ!
というのを体現できるようになれると良いかなと思います。
頑張って下さいね!

②初年度で、授業は高2・高3の古典を担当しています。
高3は、AO入試の論文添などもします。
主に授業のみを担当していますが、行事の際は引率などもしています。

A.Mさん(2015年度卒業)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

OGの先輩方、在校生への素敵なメッセージをありがとうございました♪
どのメッセージからも学生生活を充実させ、
今しかできない経験を積むことがいかに大切であるかが伝わってきたのではないでしょうか。

 

今回は先輩方からのメッセージをご紹介しましたが、
後日、教職座談会の様子を改めてご紹介致します。
お楽しみに(^_^)

 

(Y.D)

留学カフェ ~日本語教育海外実習報告会~ [2017年01月17日(火)]

<日文便り>

日本語日本文学科では、留学を志す人、海外研修に興味関心のある人への
支援として留学カフェを行っています。
今回の留学カフェでは、日本語教育海外実習の報告会を趣旨として開催します。

今年度の日本語教育海外実習は韓国、ベトナム、インドネシアで実施され、
それぞれ2~3名の学生が2週間、現地の学生に日本語を教える実習を行いました。

日本語教育履修者のみなさん、留学、海外研修に興味関心のあるみなさん、
ランチ持参でぜひご参加ください。

1月18日(水)昼休み
D1・4S33

留学カフェポスター 海外実習

(KW)

2017年が始まりました!! [2017年01月06日(金)]

<日文便り>

あけましておめでとうございます。
日文キャラクターさくらです♪

いよいよ2017年がはじまりました!
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

年末は比較的暖かい日が続いておりましたが、
だんだんと例年通り、寒くなって来ましたね。
風邪を引かないように気を付けましょう(^^)

2017年も様々な情報を皆様にお届けすることを目標に頑張ります!!
本年も日本語日本文学科「日文便り」をどうぞよろしくお願い致します。

さくらちゃんの年賀状

(SAKURA)