日本語を教える~「日本語教育指導方法論」授業紹介 [2017年03月09日(木)]

<授業風景>

皆さんは外国の方に日本語を教えたことがありますか?

今日は日本語教育の授業の1つ、「日本語教育指導方法論」(日本語を母語としない人に日本語を教える教育実習)を紹介したいと思います!

 

この授業では、3人1組となってチームを結成し、1チームで45分の授業をしてもらいます。

教える相手は、今まさに日本語習得中の、初級学習者の方です。

今年度前期はベトナムの方2名、後期は台湾の方2名に来ていただきました。

15回の授業のうち、後半の約5回を実習授業とし、それまでは日本語を教えるための基礎知識や授業デザインに関する講義を受け、グループで準備をします。

日本語を教えるのは全く初めて!という方ばかりです。

 

こちらは、図書館のグループスタディールームを使った準備の様子です。

グループで、担当する文型(文法項目)が教科書の中でどのように扱われているかを見て、例文を作ったり、どのように練習させるかディスカッションします。

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この授業では、直接法(日本語だけで日本語を教える)で授業をすることになるので、理解の助けとなる絵教材は必須です!教科書からコピーして拡大して使うこともできますが、絵が得意な方ならこんなオリジナルの教材を作ることもできます!!絵心があるっていいなぁ…(←日本語学校勤務時代、ホワイトボードに「やぎ」を書いたら「犬」と言われた経験あり)

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さて、いよいよ授業です。

授業では、教師役の3名が教室前方で授業を行います。

その他の受講生は、教室の後方で見学し、授業観察シートに記入します。

他人の授業を見て「気づく」ことは、自分の授業技術を磨くことに大いに役立ちます。

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課題が多く、大変ハードな授業ですが、学内にいながら直接法で実際に日本語を教える経験ができるのは貴重なことだと思います。学習者は、教師が予想しない反応をして、「指導案どおりに進まない!」ということも多々ありますが、学習者の理解に合わせて臨機応変に対応することは、コミュニケーション力を磨く良い訓練になります。

ちなみに、後期に開講される「日本語指導の実践」という授業は、今回紹介した授業の中級バージョンです。1グループあたり2回(!)実習を行います。さらにハードですが、1度目の反省にもとづき、記憶の新しいうちに再度チャレンジできる点が魅力です。日本語教師を目指したい学生、いずれ何らかの形で日本語教育に携わりたいと思う学生は是非☆

(植松容子)