児童文学プロジェクト/読み聞かせ活動レポート①

〈日文便り〉

■児童文学プロジェクトとは?

日本語日本文学科の専門科目「コースプロジェクトB」として、
昨年度からあたらしく始まった児童文学プロジェクトは、
「子どもたちと本をつなぐ」という目標のもと、

①家庭や教育現場で活用できる実用的で魅力的なブックリストの作成
②子どもたちへの読み聞かせ

を目指し、活動しております。
立ち上げの2018年度には、

①「ブックリストの作成」については、
A)「手にとってほしい絵本リスト~親子にとっておきの一冊を~」(画像右)
B)「しょうたくんの1日~お悩みかいけつブックリスト~」(画像左)
の2冊を作成しました。

A)は、「これぞ決定版という名作絵本を選ぶ」というコンセプトで、
誰にでも自信をもってお勧めできる絵本を紹介しています。
B)の方は、子どもたちの 「食べる・眠る・遊ぶ」に焦点を当て、
親御さんの悩みを助ける絵本のブックリストとなっています。
ともに秋桜祭にて無料配布いたしましたが、まだ若干の残部があります。

一方、
②「子どもたちへの読み聞かせ」については、
去る2月に、本学子ども園へ伺い、
毎週1-2回の頻度で、6回にわたって読み聞かせ活動を行いました。
直前に、本学非常勤講師でもあるフリーアナウンサー・堤信子先生の特別講義をお願いし、
先生から個別に発声の方法や抑揚の重要さ、絵本を提示する際の注意点など、
細やかな指導を受けてからの実践です。

子どもたちは、3歳・4歳・5歳の年齢別に、予めグループ分けをしていただきました。
そこへ、プロジェクト参加者が2-3名ずつ組になって訪問します。
毎回、組ごとに3冊ほどの絵本を用意し、約30分の持ち時間で読み聞かせ活動をするのですが、
たかが30分されど30分、これがなかなかうまく運営することができません。

最初のうちは30分より早く終わってしまったり、
逆にうまく区切りをつけられず長引いて、
先生方のサポートによって何とか事なきを得たり…。
けれども、そのうちに、子どもたちが参加者を覚えて
「○○おねえさん、また来たね!」と呼びかけてくれるようになり、俄然勇気づけられました。
子どもたちのパワーに引かれて、
大学生の「おねえさん」たちも普段より多くのパワーを引き出してもらったようです。

■2019年度企画が進行中です!
コースプロジェクトBとして昨年度からあたらしく始まった児童文学プロジェクト。
今年2019年度は、継続者も含め、現在12名で活動中です。

来たる7月14日(日)開催の「第14回 三茶・子育てファミリーフェスタ in 昭和女子大学」に、
「絵本であそぼう!~よみきかせ・かるた・ぬりえ~」と題して参加いたします。
ぜひ、みなさん遊びにいらしてください。

(FK)