成り行きでモンシロチョウ育ててみた [2020年07月07日(火)]

〈日文便り〉

今夜は七夕。
といっても、本来旧暦の7月7日のはずで、今年なら8月25日。
もともとの七夕は、私たちが知っている7月の七夕とは、季節の雰囲気がかなり違っていたはず。

ちょっとのきっかけで何かを知り、モノの見方を変えてみる、って結構大切なこと。
なおかつ、そういう機会は日々ささやかに転がっているものです。

庭にケールを植えていたのですが、アブラナ科なのでモンシロチョウがやってきます。
ほどなく青虫がすくすく育ちます。
収穫する分のケールと、青虫用のケールと、初めは分けてみたのですが、
青虫たちは加減を知りません。いつのまにかケールが葉脈だけの丸裸に・・・。
仕方なく青虫をうちに引き上げて、キャベツ買ってきて育てることにしました。
自宅で野菜を育てると、買わずに済むはずなんですが、
自宅で野菜を育てると、青虫のためにキャベツ買う必要が生じるんですあら不思議。
その数約30匹。 自粛生活中の自由研究といったところ。

特段青虫が好きなわけでもないのですが
(どちらかと言えば普通に嫌いですよ飼ってると愛着わきますけど)、
2週間ぐらい一緒に暮らして、羽化して巣立っていくまで
見届けられる子もそれなりの数になりました。
と言っても野生は厳しくて、蝶になれたのは3分の1ぐらい。
既にハチに寄生されちゃってたり、さなぎになる力がなかったり。


さなぎ。


もうすぐ羽化するさなぎ。このくらい、中身が見えるようになります。


無事羽化。

羽化の瞬間にも何回か立ち会えました。

さて、そんなつもりなかったのに、けっこうな数、飼ってみると、
数を飼ってみたからこそわかることもいろいろあります。
その一つが、「どうやら最適な時期がある」っていうこと。
30匹もいると当然個体差があり、さなぎになる時期、羽化する時期、
ある程度ばらけるのですが、それぞれ次のステージに行く時期は、1~2日に集中します。
早すぎても、遅すぎてもダメ。さなぎになるタイミングを逃してしまった子もいて、
そうなるとさなぎになれないまま終わってしまいます。
たまに遅れを取り戻せる子もいるので、どんな世界でも挽回の可能性ってあるんだな、
と思うのですが、それと同時に、やっぱり大前提として、「最適の時期」ってあるんですよ。
さなぎから羽化する時期も、わずかな期間に集中して、その時期から外れると、
羽化できる率がかなり下がります。「その時」がいつも都合がいいとは限りません。
たまたまその時期にあたった日が、大雨だったり、すごく寒かったり、
でも、青虫たちはそれを選べない。それでも、その期を逃さないことで、蝶にたどり着ける。
自分にとって大切な時期、その時の環境が、都合のいいものとは限りません。
「なんでこんな時に、こんな大事な節目があたっちゃうんだろう」って思うことも
いっぱいあると思います。
それでも、蝶になるには今しかない、そういう時期は確かにあるので、
この機を逃さないこと、それが何より大事・・・。

(SN)