ブックリレー第40回

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第40回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も3年のお2人です👩

①NAさん🎐

こんにちは!

関西ジャニーズにハマっているNAです。
最近話題のちゅきちゅきな彼らではなく、この間念願のドームツアーを叶えた7人組を追いかける日々です😌

3月からアリーナツアー、ドームツアー、ロックフェス2回を終えた彼らと共に各地で推し事をしていた私は、
上半期の充実感と引き換えにお金と将来の積立を蔑ろにしたツケが回ってきて困っています❣
でも幸せならOKです❣(^_−)−☆ 彼らは新しくYouTubeを始めたので、2022年後半は画面越しに楽しみます。お時間あれば是非見てください🎶

そんな私が紹介させていただくのは、森絵都さんの「クラスメイツ」です。

【あらすじ】
中学生になりたての初日からクラスが解散する日までの1年間を、
1年A組の生徒24人それぞれの目線で描いたYA文学です。

女子3人組で「自分が仲間はずれにされてしまうかもしれない」と悩む子、
周りが居場所を作っていく中で自分の居場所がないように感じて不登校になる子、
怪我が原因で部活ができなくなり荒れてしまう子。
様々なクラスメイトがいる中でどのような関係性を作り、どのようなクラスの最後を迎えるのか。
とても身近で中学生らしい、沢山の迷いや悩みが彼ら目線で描かれた作品です。

この本は児童文学を学ぶ中で出逢った本なのですが、
私達が中高時代に経験したような近くてあったかい感情を抱く作品だと思い、紹介に至りました。
あまり本を読まない人にも読みやすいですが、
私は特に普段から様々な文学作品に触れる皆さんに読んでほしいです。

中学1年生というのは、感受性が豊かで周りの目が気になる難しい年齢です。
新しい環境に対応し、狭い教室という空間で自己を確立していく重要な時期とも言えます。
大学生の今は小さな悩みだと思う些細な出来事も、当時はとても重大な悩みでした。
私は3人組になると2:1に分かれる1だだったり、
4人組でも小さいきっかけで仲間外れにされることもありました。
今思えば人間関係に悩むほとんどが「しょうもないこと」です。
しかし、当時の私は教室が世界のすべてで、自分の居場所を持ち続けることが生きる術でした。
「クラスメイツ」には24人分の物語があります。
きっと、誰かの悩みが皆さんが過去に苦しんだ悩みと重なることでしょう。

悩みが重なるということは、同じ悩みを持つ仲間がいるということを示します。
もし中学時代にこの本に出会っていたら、自分の悩みを登場人物と重ね、
悩んでいるのは自分だけではないんだという心の支えになったことでしょう。
しかし20歳前後、ヤングアダルトに含まれるか曖昧な私達には、
中学生が悩みに心を燃やし成長する姿は過ぎてしまった思い出なのです。
その思い出が彼ら目線で語られることにより、その熱を強く感じることができます。
遠い過去が昨日のことのように色と温度が伝わる、そんな青い学生時代を思い出させてくれるでしょう。

「クラスメイツ」は前後編に分かれています。
クラスで起きる事件の犯人が後々判明したり、前編の出来事が後編に影響していることも多くあります。
2冊に分かれていますが、とても読みやすく一気に彼らの1年間を駆け抜けたくなるため、
誰でも読める2冊だと思います🥹‼️

気になった方は是非読んでみて下さい!
次は、洋麺屋五右衛門にハマっているMSさんです。よろしくお願いします💞

②MSさん📻

こんにちは!
リレーバトンを引き継ぎいだ五右衛門パスタ好きのMSです🍝
みなさんは好きなお食事処ありますか?私は1度ハマってしまうと、外食は高い、、
とわかっててもなにかと理由つけてそのお店で食べてしまいがちです。

この間はバイトの研修期間があけたので、嬉しくてご褒美だ!と食べてしまいました😌
食べ物以外で言いますと、最近日本デビューもしたオーディション番組発の9人組KPOPアイドルちゃんたちを応援してます⚛️
9月に日本でデビューショーケースがあったので、この目で存在を確認できて興奮しました、、🥹
もうすぐ大学の長い長い夏休みが終わってしまいますが、大好きな人達とたくさん遊んで、働いたら推しに貢いで、好きな服を着て美味しいものを食べる!そんな最高の夏が今年も終わってしまって悲しいです😢

自分のことは喋りすぎてしまうのでこの辺にしておいて、
私が今回紹介するのは東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』です!!

2010年に第1巻が刊行さ、2011年本屋大賞を受賞し、
フジテレビにて嵐の櫻井翔と北川景子主演でドラマ化、2013年には映画化までされた大ヒット作です!!!

私は当時小学生でしたが、これが人生で初めて映像化を見てから原作を買った作品です💡
普段漫画ばかり読むのでなにを紹介するか悩んでいたら、
数少ない小説軍の中にいたこの本たちと目が合ったので、
有名どころではあると思いますが紹介させていただきます🤭

《簡単なあらすじ》
国立署に勤務する刑事・宝生麗子は、実は世界的に有名な「宝生グループ」のお嬢様。
だが、難事件に遭遇する度に“執事兼運転手”の影山に事件の一部始終を相談している。
影山は時に容赦ない暴言を吐きつつも、事件の真相を鮮やかに解明していく、
爽快なミステリ×コメディ作品です。

ドラマでは、刑事からお嬢様に変わる美しい麗子役の北川景子と、
影山役の櫻井翔の毒舌がいつくるのか楽しみに見ていたことが今でも記憶に残っています、、

1巻の中で好きな話は、6章目に収録されている「死者からの伝言をどうぞ」です。
この作品のなにがおもしろいって、メイン登場人物の人柄だと思うんです。
きっと昔から周りに空気読んでもらって生きてもらってたんだろうな〜のおじさんおぼっちゃま風祭警部と、
それに付き合う部下であり裏では私の方がお嬢様〜な麗子のやりとり。

1章から読んでてさすがに6章目では、読者側も風祭警部の人柄をわかってきてるので、
はいはいそうですよねみたいな気持ちで読めます笑

ミステリのゾワッとしたり真剣味のある感じではなくて、
コメディチックなところが多く含まれているので
小学生の私も楽しく読めたんだな〜て今になって読み返して思いました!

ドラマでは似たようなタイトルで、9話と最終話に「聖夜に死者からの伝言をどうぞ」が放送されました。
ただ同じ内容ではないのですが、影山の興奮ポイントだったり、
登場人物の名前が同じように使われていたりと、
実写化されているからこそ楽しめる読み方もあると思います!

2021年には『新 謎解きはディナーのあとで』が創刊されたことを、
今回のブックリレーをきっかけに私も知りました!🤭

ちょっと懐かしい気持ちに戻れたので、また読み返したりドラマも見直したいなと思います!
みなさんもぜひ、当時ドラマみてたな〜って方も!原作読んでみてくださいねー🫶

次はカヌレにはまっているKKさん、お願いします!

引き続きブックリレーを更新していきます🌟
(CC)