【授業風景】情報資源組織演習A(目録)について

<日文便り>

図書館司書の資格を取得するための科目の一つに、「情報資源組織演習A(目録)」があります。
図書館の利用者と情報とを結びつけるのが、司書の役割の一つで、当該授業ではその練習をしています。

①真剣にカード目録を作成している学生の様子です。

この科目名の説明をします。
情報資源/組織/演習/A(目録)に分けることができると思います。
(1)情報資源:図書館の扱う情報の記録媒体
今日の図書館では図書以外にもWebの情報など様々な形態の情報を扱うようになった。
(2)組織→組織化:情報資源を整理して利用しやすくすること
具体的には、内容を分類・件名で表し、書誌情報を目録に記録して、
管理と検索をしやすくすること
(3)書誌情報:情報資源のタイトルや著者名、出版地、出版者、出版年など、
その情報資源をほかの情報資源と区別するための情報。
(4)目録:図書館の所蔵する情報資源を検索するツール

②学生が作ったカード目録を投影して授業を進めています。

現在、一般書においてはコンピュータ目録が主流です。
しかしながらカード目録は、基本的にコンピュータ目録の基礎となる考え方を備えています。
そのため、当該授業ではコンピュータ目録の作成を体験する前に、カード目録を作成しています。

③カード目録はコンピュータ目録の基礎となります。

 

④本学大学図書館のコンピュータ目録です。https://lib.swu.ac.jp/scripts/mgwms32.dll

当該授業が全て終わるころ、受講した学生は本の標題紙、奥付等を見ただけで、カード目録、コンピュータ目録を理解し、作成することができるようになります。

(池田美千絵)