<日文便り>
先月の前期の定期試験の真っ最中にパソコンのキーボードが壊れてしまった。
触ってもいないのに「————–」とか無限に入力しはじめる症状だ。頑張れば直せそうなんだけど、今は試験期間中でそんな余裕はない(主に精神的に)。だいぶ古くなっていたこともあり、思い切って買いかえてみた。
FILCO社のFKBC108MPS/JB3-RKL 税込19,125円。キーボードとしてはかなり高めの品だ。
実は同社製のお高めキーボードは昔からのお気に入りで、自宅でも旧モデルのFILCK15が活躍している。
最近は日本製のブランドものでも1,000円以下で見つかるのに、なぜ20,000円近くも払うのか、今回はそのお話しをします。
私がパソコンをさわりはじめた1980年頃に「CPUのランクを下げてでも、体に直接に触れるパーツにはお金をかけろ」「お金をケチって体を壊したら元も子もないから」と先輩から言われたことある。
確かに、質の悪いものを使用していると、身体に負担がかかり、健康を害する可能性が高まる。また、仕事の効率も下がってしまいがちだ。例えば、安いキーボードだと打ちづらく、すぐ疲れがたまり、作業効率が低下して、入力ミスが増えてしまう。また、耐久性が低く、すぐに壊れてしまって買い直すため、トータルコストが高くなってしまう。キーボード、マウス、ディスプレイ、ヘッドフォン、マウスパッドなどが、これに該当する。
最近はノートパソコンが主流なので、キーボードもマウスもディスプレイも選びようが無いように思えるけれど、仕事で長時間使う人は、質の良い外付けのものを使っています。
今回の話は図書館司書課程必修科目「図書館情報技術論」の第2回授業後半で話す内容に即した内容でした。詳しくは授業で。
(田中 均)