図書館情報技術論の紹介

<授業風景>

「図書館情報技術論」を担当しています。この科目は図書館司書の必修科目です。
写真は、パソコンの箱の部分に透明アクリルパネルを使用した授業用に特注したデスクトップパソコンです。

手に持っているのはハードディスク(HDD)という記録媒体になります。
この回はハードウェアを説明していて、何を語っているかというと、
「このようにパソコンの内部は規格化されていて、同じモデルでも中に入っているパーツが同じとは限りません」「このハードディスクは、重くて、作動音がうるさくて、振動に弱い欠点があります。だけど安いんです」「パソコンの主力はノートパソコンに移っていて、デスクトップは割高な印象です」
など、でしょうか。
その他の回では、図書館ネットワークやデジタルメディア、無人図書館、著作権、IT機器の安定運用など、普通にイメージしている図書館職員の仕事とはちょっと違うことを学びます。
学期の最後の授業回の締めのセリフは「図書館は皆さんが就職して定年までの期間に劇的に変化します。紙の本の出版は、もうなくなっているかも知れません。それでも図書館はなくなりません。皆さんと同年代の司書達に課せられた使命は、新しい時代の図書館を作り上げていくことです。超格好いい、誰も見たこともない図書館を作り上げてください」です。
興味のある方は、ぜひ履修してください。

(田中均)