2011年6月

蛍のこと [2011年06月10日(金)]

 歴史文化学科、女性史・思想史ゼミ担当の掛川典子です。今年の蛍のお便りをいたします。 本学には、新体育館の南側にビオトープがあります。毎年この季節になると蛍が飛び始め、近隣の住民の方々にも公開されます。今年は6月7日から19日まで、夜7時から9時までです。私は昔よく蛍を見ていました。特に中学の合宿で箱根仙石原で見た、光のトンネルのような蛍の記憶が、今も忘れられないほど、幻想的な思い出です。ですから毎年蛍を楽しみにしています。ご近所の子どもたちはもう大喜びです。生まれて初めて本物の蛍を身近に見るお子さんも多いようです。皆さんご家族で、友達と、自転車を連ねていらしています。ビオトープの発案者のおひとりは、もう定年退職なさいましたが、小川はこうして残り、毎年の風物詩のようになっているのです。スイス人の友人にこの話を伝えたら、「大都会のなかで小川の蛍を見られるなんて、何という美しく慰められる光景だろう!」と返事をくれました。

女子会! [2011年06月09日(木)]

日本芸能史の大谷津です。いやあ、今年のブログは若返りましたねえ、新しい先
生方や、日頃の学生生活を紹介してくれている歴文学生のおかげです。 ブログ
をお願いしているアドミ委員として御礼申し上げます。もちろん、以前からもう
何度となく書いてくださっている旧メンバーの先生方にも心より 感謝申し上げ
ております。慣れないのに、文句も言わずコツコツと書いてくださって。ホン
ト、いい先生方でござりまする。

ところで、先日OGの方々と三茶で女子会なるものをいたしました!
彼女たちが大学1年の時のクラス主任(当時はこう呼んでたの)がワタクシ。そし
てその後私の芸能史ゼミで卒論を書いた方も。
そして、卒業してはや○年、見ての通り、それぞれたくましき社会人におなりです。
彼女たちは卒業後も、たびたび研究室に顔をだしてくれる、つまりしょっちゅう
会っている気の置けないメンバーで、
モリモリ飲み食いしながら、大人になった彼女たちとガールズトーク?(いや、
オッサントークかも)をするのは実に楽しい!ものです。
昔はこちらが世話していたのに、いつの間にか世話されるようになってて。それ
もまた、うれしいもので、トホホ。

大学には大学ならではのいろいろな出会いやご縁があります。
こうした皆様とのご縁をこれからも大事にしていきたいと思います。

また行こうね!


オープンキャンパスに来て下さい!! [2011年06月07日(火)]

こんにちは 歴文3年でオープンキャンパスのアドバイザーです。 進級して新学期入って あっという間に6月になりましたね。 梅雨入りしてじめじめする日が続いていますが 私たち歴文3年と2年は オープンキャンパスにむけて準備を進めています 今は衣装班と展示班に分かれてそれぞれ活動中です ちなみに私は展示班です 今年は去年までとは一味違う展示を目指していく予定です。 今はお昼休みに集まって、どんなものを展示するかとか、 どんな学科紹介にしていくか、歴文で取得できる学芸員の説明パネル作ろう!とか、 いろいろなことをわいわい話し合っています がんばってすてきなブースにするので、オープンキャンパス行こうと思っている方は ぜひとも80年館1階、歴文のブースにいらしてください 大学についての疑問とか、質問があれば どんどん聞いてくださいね。 お待ちしてまーす!!

フランス文化担当の江中です。 [2011年06月06日(月)]

最近の歴文ブログは若い先生方の参加でにぎやかになったようですね。「ブログってなに?」という世代のわたしには、正しいブログの使い方を見せてもらったような気がします。 ふふっ、とてもついて行かれない! そこで、わたしはわたしなりの教員よもやま話「最近心配なこと」です。 1年生の基礎ゼミでも、3・4年生のゼミでもほとんどおなじことが起こっているようなのです。 異口同音に「何をやったらいいのか分からない」「何にも面白いことがない」「本が読めない、読んでも分からない」というのです。 お気づきでしょうか? みんな否定形です。 答に窮したわたしの空想は勝手に走りだします。 この学生の子ども時代はいったいどんなだったか?どんな親?どんな家庭?どんな学校? 辛抱強く小さな子どものお話につきあってくれる大人は周りにいなかったのだろうか?「正しい」答ばかり覚えさせられたのだろうか? もう一度小さな子どもに返ったつもりで、『どうして?』 を連発してみませんか? 課題図書を前にエラーイ著者に向かって『どうして?』、授業のときは先生方に向かって『どうして?』、ドラマを見ながら『どうして?』、何を見ても『どうして?』と突っ込みを入れてみると、つまり疑問形に変えてみると、違った地平が開けてくるかもしれませんよ。 歴文の4年間を楽しく暮らす方法の基本だと思います。ではまた、研究テーマに迷っている方、是非やってみてください

昭和女子大学図書館、オタカラ探索!(仮題) [2011年06月03日(金)]

おはようございます。松田忍です。いい天気ですねぇ。梅雨の間の晴れ間には清々しい心地がいたします。

さて突然ですが、昭和女子大学を受験しようと思っている皆様、大学図書館ってどんな本があるのかイメージはありますか?また学生のみなさま、大学図書館は使いこなしていらっしゃいますか?

みなさま方のために、折に触れ、我が昭和大学図書館が所蔵する「キラリと光る史料集」などを紹介していきたいなぁと思います。

題して「昭和女子大学図書館、オタカラ探索!」(仮題)

まず初回は(←シリーズ化するんかいっpunch、『労働者生活調査資料集成』全10巻です。これは全巻揃っていなかったので、先日図書館にお願いして揃えてもらいました。このシリーズは1920年代~1930年代に、日本の主要都市が行った調査をまとめたもので、当時の「働く人々」のリアルな姿が赤裸々に記録されているのが特徴です。

たとえば今私が借りている第四巻を開いてみると、

  • 1924(大正13)年に東京市社会局が行った「職業婦人に関する調査」に関する報告書
  • 1937(昭和12)年に神戸市社会課が行った「職業婦人に関する調査」に関する報告書
  • さらに1938(昭和13)年に大阪市社会部が行った「職業婦人に関する調査」に関する報告書

がそのままの形で収録されています。「昔の人の生活の実態を知りたい!」などと思って歴文にいらっしゃる方もあるかと思いますが、そういう学生にとって、まさしくこの史料集は「オタカラの山」だといえましょう。あまりにもたくさんのことが分かるのでなにを紹介すればいいか逆に困るのですが、たとえば東京市社会局の調査報を見てみると、

  • 月収31~40円の職業婦人だと44.7%の人が実家などからの補助を受けて生活しているのに対して、月収41~50円になると、補助を受けている率が13.0%まで下がり、逆に誰かを扶養したり、補助したりする人の割合が増えるんだ。だから、補助を受けずに独立して生活できる最低賃金ラインは月40円くらいだったのかな

と分析してみたり、

  • 「結婚生活の準備をしてますか?」と聞かれた「看護婦」が「私は自分一人でさへ、統一出来ないような女で、結婚ということを考えるのが、恐ろしいような気がいたします。こんな者が結婚した所で、きっと其の夫や子供迄、不幸の淵に引き入れてしまうだろうと思います。優生学上より論じても私のような者は、やはり独りで死んでいくほうが良いと思います」と答えているなぁ、この人の人生はどうなったんだろうか!?

と心配になってみたり(若い頃は結婚などの将来のことを考えると思い詰めてしまう瞬間があったりするわけで、その瞬間には質問されると、こういうことを答える人もいたということかもしれませんね)

  • 女性の新しい職業の代表格であるタイピストの88.5%が独身なのか。それにしても調査対象となったタイピスト26人のうち、5名は高等小学校卒業の学歴であるから、必ずしも学歴の高い女性ばかりというわけでもなかったんだなぁ

と生々しい発見をしてみたり、読みどころが満載です。

今回は「職業婦人」の史料が収録された第四巻を取り上げましたが、他の巻には「常雇労働者」「日雇労働者」「給料労働者」「朝鮮労働者」「少年労務者」「水上生活者・陶磁器製造」「店員・徒弟 失業者」「モノグラフィ・日記」の史料がピックアップされており、それぞれ読みどころがある面白い資料です。

オタカラを眠らせておくのは惜しい!是非お手に取ってみて下さいませ。