2014年5月

【ぷち遠足】世田谷歴史散歩いってまいりました! [2014年05月31日(土)]

こんにちは、松田忍です。

歴文ブログでも告知しておりました「ぷち遠足 世田谷歴史散歩」ですが、本日行って参りました!ここ最近天気がぐずつくこともあったので、雨を心配していたのですが、お天気は快晴!夏一歩手前の強い日差しの中、学生と先生、助手さんたちで連れだって、半日のんびりと散歩いたしました。

昭和女子大学を出発して世田谷学園沿いの道を北上し、予定通りのコースを回っていきます。最初に訪れたのは三宿神社。一歩境内に入るとひんやりと心地よい風が!!烏山川と三宿川にはさまれたこの地はもともと要害の地、地形図を見ながら歩いていきます。

世田谷区太子堂の地名の由来となった太子堂がある円泉寺も訪れました。円泉寺までは昭和女子大学から歩けば10分程度だと思うのですが、意外とみなさん来たことないんですよね。渡辺先生もご退職になったあと、世田谷の散歩をするようになって、はじめていらしたそうです。かくいう松田もこの企画で初めて訪れました。写真は太子堂脇に安置された、どことなく愛らしい聖徳太子像。

紫陽花の見頃もあと少しですね!

学年の枠を越えて初対面で意気投合する2人!なにで盛りあがっているのかは本人たちに聞いてください笑

徳川家ゆかりのお寺・森巌寺の大イチョウ。

北沢八幡神社での一コマ。助手さんたちも今日勤務日だったSさんをのぞいて(残念!)ご参加下さいました。企画者としてはとても嬉しかったです。普段頼れる助手さんたちもこういう企画になると、「元歴文っこ」の血が騒ぎ出して、ウキウキするところが歴文っぽくていいですよね!笑

世田谷を抜けた後は目黒区駒場に向かい、日本民藝館では「九州の陶磁展」、東大の駒場博物館では「《終わりなきパリ》、そしてポエジー« Paris sans fin », et ses poètes —アルベルト・ジャコメッティとパリの版画展—」を見学しました。展示品に対する、江中先生、掛川先生のご感想をうかがって、とても勉強になりました。

歴史散歩のシメは、学生時代の松田行きつけのたこ焼き屋さんで、たこ焼き&かき氷。用事があって途中で抜けた人もいたのですが、残ったみんなであわせて約150個のたこやきを食べました!「おフランス」の江中先生がたこ焼きを上品に召し上がる貴重画像も!(江中先生スミマセン、載せちゃいました笑)

1年生たちは上級生と一緒にたこ焼きをつつきながら、いろいろな話を聞いて、「学生生活、頑張らなきゃまずい!」という思いを新たにしたみたいですよ。

さてさて、ご参加いただいたみなさまお楽しみ頂けましたでしょうか。今回授業と重なって参加できなかった人、ゴメンナサイ!本当に残念です。

去年、今年と世田谷を歩いてみて、たいへん楽しく歴史の勉強ができましたので、「世田谷歴史散歩」また企画したいなと思っております。世田谷には、等々力渓谷から五島美術館なんていう王道コースもありますし、ちょっと電車に乗って喜多見あたりの神社めぐりってのも楽しそうですね。古墳だって野毛大塚古墳がありますからね。またよい季節になったら企画しますので、学生のみなさま、先生方、是非ご参加下さいませ。

(松田忍)

おまけ

「『そうだ 世田谷、いこう』の決めポーズをお願い!」という松田の無茶ぶりに応じてくれたIさん。

そうだ 世田谷、いこう

ぷっ笑

うちのイケメンを紹介します! [2014年05月30日(金)]

きょうは学科が所蔵する人形浄瑠璃の、三人遣いのお人形を紹介しますhappy02

真柴久吉と武智光秀

 「絵本太功記」という演目に登場する真柴久吉(右)、武智光秀(左)、二人ともなかなかの男前shineでしょう?

「絵本太功記」は近松柳・近松湖水軒・近松千葉軒の合作で、寛政11年(1799)7月大坂道頓堀若太夫芝居(旧豊竹座)初演。
いわゆる明智光秀の謀反から討取られるところまでを描いた人形浄瑠璃作品です。
作品中では羽柴秀吉が「真柴久吉」、明智光秀が「武智光秀」で出てきます。
ちなみに織田信長尾田春長

各地の人形芝居でも「尼ヶ崎の段」をレパートリーに持っているところは多いです。

うちの二人は、国指定重要無形民俗文化財の相模人形芝居下中座に伝わる古いかしらをモデルに製作した久吉クン光秀クンなので、
今の文楽とは、顔の大きさ、表情や髪型等違っています。調べて見比べてみてくださいflair

ナマの二人に会いたい人は研究館5L02教室、歴文演習室へどうぞheart04
6月中旬頃まで絶賛公開中です!!

以上、日本芸能史の大谷津でしたnotes

オープンキャンパス情報☆Part2☆ [2014年05月28日(水)]

6月のオープンキャンパスsnail  

平成26年6月22日(日)10:00~15:00
オープンキャンパスでは皆さんの質問に歴史文化学科の先生や学生がこたえてくれますshine
わからないことや知りたいことをどんどん聞いてみてくださいhappy01
  

tulip歴史文化学科ブースtulip
菊池誠一 先生(アジア考古学)
  

tulipAO入試受験相談tulip
菊池誠一 先生(アジア考古学)
早田啓子 先生(日本仏教思想)
田畑久夫 先生(人文地理学)
  

tulip予告tulip
7月は小野寺拓也 先生(西洋史)による体験授業を行います
  

歴史文化学科の学生がお待ちしています!

歴まる~ワールドカップヴァージョン [2014年05月26日(月)]

なぜ21番かって?
歴文の21番目のスタッフだから。

by小泉

オープンキャンパス情報☆Part1☆ [2014年05月26日(月)]

平成26年度のオープンキャンパス日程

詳細は決まり次第ご連絡いたします。

6月22日(日)10:00~15:00
7月20日(日)10:00~15:00
8月23日(土)10:00~15:00
8月24日(日)10:00~15:00
10月4日(土)13:00~16:00


7月20日(日)は小野寺先生(西洋史)
8月23日(土)は掛川先生(比較女性論史)
8月24日(日)は野口先生(日本近世史)
による体験授業も開催予定ですhappy01

tulipみなさんのお越しをお待ちしておりますtulip

【歴文生による授業紹介シリーズ】近代女性史文献講読 [2014年05月23日(金)]

歴史文化学科の受験を考えている高校3年生の皆さん、歴文生の皆さん、こんにちは。歴文1年のS.Yです。受験生の皆さんは中間テストが終わり一息ついた頃でしょうか。そろそろ志望校を本格的に決める時期でもあると思います。歴文には学ぶことが楽しいと思える授業がたくさんありますよ。この記事が少しでも進路に悩む受験生の方のお手伝いになれたら嬉しいです。もちろん、歴文生の皆さんのお役にも立てたらなおさら!

それでは、歴文生による授業紹介シリーズ、第3回目。是非お付き合いください。

今回は掛川典子先生の「近代女性史文献講読」についてご紹介いたします!

☆☆☆☆☆授業紹介!☆☆☆☆☆

この授業は受講者が順々に『青鞜』や関連史料を音読し、それに対する掛川先生の解説を聞き、自分の意見・感想をまとめていくことが主となっています。今期の受講生は約25人の少人数で行われている授業です。講義的な色合いの強い授業ですが、テキストは自分たちで音読し、意見をみんなの前で発表することもあるので考察力を鍛えることが出来ます。しかし、この授業の魅力は他にもあります。それについても早くご紹介したいのですが、お楽しみはまた後ほど。まずは授業に関して、もう少し詳しくご紹介致します。

「近代女性史文献講読」は隔年開講(前期のみ)で、歴文の選択必修であるT科目のひとつです。今回扱っている史料は上記の通り『青鞜』です。タイトルを聞いたことはあるけれど、実際に読んだことはない。そんな人が多いのではないのでしょうか? 私もこの授業が始まるまでは一度も読んだことはありませんでした。参考までに当記事執筆時まで読んだものを挙げますと、与謝野晶子の「そぞろごと」や平塚らいてうの「原始女性は太陽であった」「人形の家」に対する、加藤みどりや上田君、平塚らいてうの評論です。

では、肝心の授業内容は簡単なの?と聞かれますと、残念ながら答えは、です。『青鞜』の執筆を担当していたのは、皆、学のある女性ばかりなので、文中で使われる「たとえ」一つとっても難解なものが多いです。また、『青鞜』には詩や小説だけでなく、戯曲等に関する評論なども多いので、その大元である題材への考察も必要になってきます。これだけ聞くと大変そう、面倒そうと感じてしまう人が多いかもしれません。しかし、事実関係や複雑な背景を整理して読み解いていくことで、知識を深めることはもちろん、自分の「考える力」を伸ばすことも出来ると思います。それに、楽だけれど、話を聞くだけの授業より、少し苦労した分、身になる授業のほうがいいと思いませんか?しかし、これだけではアピールポイントとしては若干弱い気がするので、秘密兵器をここで使いたいと思います!(笑)

「近代女性史文献講読」最大のお勧め受講ポイントは、何といっても掛川先生の解説、です!上記でご紹介した通り、授業で取り扱う史料はただ単純に読むだけではあまり理解できないものが大半です。しかし、そんな難しい史料も、掛川先生の豊富な知識と巧みな話術で解説していただけるので、意見・感想発表のときに発表者の着眼点がそれぞれ違っていて、新たな発見をすることが出来ます。『青鞜』の中でも様々な評論の意見があるように、それに対する感想も十人十色で、そういう考え方、感じ方もあるのか!と視野が広がります。また、先生の解説を受けて、授業後に回収するリアクションペーパーにもたくさん感想などを書き込んで提出する受講生が多い(掛川先生談)ことからも、授業は難しいけれど、それだけではなく楽しいということがお分かりいただけるかと思います。

☆☆☆☆☆受講生へアンケートしてみました!☆☆☆☆☆

私の意見だけでは説得力にも面白味にも欠けるので、ここで受講生のアンケートを幾つかご紹介して、生の声をご覧いただきたいと思います!

質問1 1ヶ月授業を受けてみての感想は?

😆  現在とは違う状況に置かれていた女性の思想や強さ、たくましさ、その裏にある弱さなどを読み解くことができて新鮮

😆 今まで触れたことのない資料を読むことができて面白い

😆 今の女性の立場がどう成立してきたのか学べて楽しい!

といったような回答を頂くことができました。  「史料解読が難しい」といった回答もありましたが、それ以上に、「先生の解説がわかりやすくて面白い、楽しい」といった感想のほうが多かったです。「この授業を受けて興味・関心の幅が広がったり、新たな刺激を受けた!」といったような感想も頂きました。

また、「少人数授業で学習環境が良い」といった感想や、「毎週音読をするので発声が良くなりそう」といった感想も!特に後者のほうは他の講義的な授業では出てこない感想なのではないでしょうか。将来のことを考えるとハッキリと周りに伝わるように話すことができるのはとても重要なスキルですし、こういったことが鍛えられるのもこの授業のアピールポイントの一つなのではと思います!

質問2 授業を選択した理由は?

女性史を学んでみたかった(関連史料を読んでみたかった)」という回答と、「掛川先生の授業だから」といった回答が大半でした。かくいう私自身、受験の際に聞いた掛川先生のお話がとても面白く、勉強になるお話だったので、授業を選択してたくさんお話を聞いてみたいと思ったのがこの授業を選択したきっかけです。「女性史に興味があり、更に担当が掛川先生だったので選択した」といった回答も多数頂いたので、やはり、興味のあるものを楽しく学べる、ということがこの授業の魅力の一つだと思います!

そのほか、「昭和女子大には女性に関する授業も多く、女性について学ぶ良い機会だから選択した」といったような回答なども頂きました。

質問3 受験生やどの授業を選択するか悩んでいる人へ一言!

掛川先生の話は面白くて分かりやすく、興味を惹かれるものが多い、授業を受けて話を聞いていると視野が広がりますよ」といった回答から、「先生の人柄が良い、お話を聞いているとタメになるだけではなく明るく楽しい気持ちで授業を受けることができる!」といった回答まであり百人百様でした。

その他にも、「近代史のジェンダーや女性史に関してたくさん学ぶことが出来るので近現代を専攻したい方にはオススメ」といった回答や、「多方面から一つの史料を見つめることが出来るのが面白い」といった回答も頂きました。

受験生向けには「昭和女子に入学するなら『近代女性史文献講読』を受講すべし!」といった力強い回答や、「歴文に入学すると興味のあるもの以外の世界も広げることが出来ます!」というような回答まで頂くことが出来ました! たくさん紹介しましたが、参考になるものはありましたでしょうか?

個人的にも一番にオススメする理由として挙げるならやはり、掛川先生のお話が面白い!ということです。先生の豊富かつ多彩な知識から披露されるお話や小ネタは本当に面白く、そして自分の為になるものばかりです。先生のお話を聞いていると、どんどん知識や興味の幅が広がっていくので、学習することが楽しく感じられるようになりますよ!

「近代女性史文献講読」は隔年開講のため、次回の開講は再来年の前期と間が開いてしまいますが、現在授業選択している学生は3年生や4年生も多く、どの学年の人が受講しても楽しく学べる授業です! 今後入学される方だけでなく、現在1年生や2年生で、この授業に興味を持たれた方や今期取れなかった!という方にも受講していただきたいです!

楽しく学びながら自分をスキルアップすることが出来る「近代女性史文献講読」、とってもお勧めです!

皆さん是非是非受講してみてくださいね♪

授業紹介記事をまとめて読みたい方はこちらをどうぞ!

仏教と温泉 [2014年05月23日(金)]

 皆さんは深大寺温泉をご存じだろうか。14年ほど前にボーリングして掘り当てたそうで、温度は40度以上もある。水質は、ナトリウムや塩化物を含んだ茶色い温泉水だ。効能はあらゆるものに効き、特に疲労回復や神経痛に良いらしい。

 或る財団から奨学金を貰った時、同じ受賞者にハーバード大学で仏教と温泉の関係について研究している若い仏教研究者がいたことを思い出した。彼の名はダンカン・隆賢・ウィリアムズ。今日本中の温泉に入りまくっている、と笑いながら話していた。彼によると弘法大師などの真言宗の僧侶が、日本の風呂文化のなかで浄めと癒しという概念を普及させたというのだ。聖水の歴史は世界各地に古くからあるが、彼は日本人と温泉に関して仏教的見地から研究していて面白いと思った。

 温泉で、もう一つ思い出す話がある。場所は、インドだ。驚く人も多いだろうが、実はインドにも温泉がある。古代インド・マガダ国の首都であるラージギル(王舎城)だ。或る新月の夜、宿の主人がここにも温泉があると言うので力車を呼んで行ってみた。星明かりを頼りに、村の暗い夜道を15分ほど行くと温泉の入口に着いた。さほど大きくもない穴に石段があって、ろうそくの光を頼りに手探りでそろそろと下っていくと、暗闇にインド人の大きな目だけが異様に白く浮かび上がった。勿論、服を着たままの入浴だ。彼等は、突然外国人が入ってきたのでびっくりしたようだった。湯加減は、ちょっと温めだったが心地は悪くはなかった。思えば、パキスタンでも温泉に入った。やはりどこでも、温泉は極楽!極楽!
(仏教思想と文化 早田
 

【歴文生による授業紹介シリーズ】日本美術史基礎 [2014年05月23日(金)]

こんにちは。歴文2年のH.N.です。

歴文生による授業紹介シリーズ第2弾!

今回は植松勇介先生の「日本美術史基礎」をご紹介します!

日本美術史基礎は、一回の授業で一つの美術作品とじっくり向き合う授業。

とにかく文章を書く!というのがこの授業の最大の特徴。

スライドショーに映し出される一枚の写真を見て、第一印象をまとめ、先生の講義を聞きます。作品そのものに対することだけでなく、制作秘話や時代背景にまで触れるところが、この授業の面白いところ。最後には映像をみながら、習ったことを自分の考えを含めてまとめるので、文章力も向上させることができちゃうのです。

作品をみた第一印象を自分のコトバでまとめます

☆☆☆☆☆植松先生に突撃インタビュー☆☆☆☆☆

――さっそくですが、お話しを伺わせてください!この授業のコンセプトはなんですか?

先生「ひとつは美術作品をじっくり見てもらうってことかな。日本美術史基礎では奈良や京都の作品を取り上げてるんだけど、実際にその奈良や京都をまわっているような、バーチャル体験ができたら良いなって思うんだよね。そのために地図で場所も確認するしね。」

――それで行き方の説明もしてくださるんですね!では取り扱う美術作品はどうやって決めているんですか?

先生「さっきも言ったけど奈良・京都にあることが前提。前期の京都は彫刻と絵画が半々になるようにしたり、時代をバラバラにしたり、できるだけ偏らないようにしてるんだけど、奈良はどうしても仏像中心になってしまうのが…イマイチ(笑) 難しいんだよねー。」

――先生は授業の最初に先週の復習として、授業内で提出した何人かの直筆レポートを配付して紹介しますよね。狙いを教えて下さい。

先生「一つの作品でも学生によって感じることは全く違うんです。他の人が感じたことを知ることで大いに刺激を受けて欲しんだよね。」

――確かに。自分とは全く違った意見が聞けて、とても面白いです。では、先生がこの授業で学生に求めていることはなんですか?

先生作品をよく見ることと自分のコトバで書くってこと。美術史の専門用語で『叙述』とか『description』っていうんだけど、これが重要で、自分の意見を文章にするっていうことは意外と日常ではしないでしょ?そういう訓練をして欲しいんだよね。だから作品をボーっと見ることは困る(笑) 感じたことは自分のコトバで書く!」

 

授業プリントも自分のコトバでぎっしり!(クリックで拡大)

――なるほど。最後に、この授業のアピールポイントを教えて下さい!

先生「アピールポイントですか(笑)自由に意見が言えるってことかな。自由に発想する、発想できる。(それが美術史的に間違っているかどうかは関係なく、)言葉にして、意見を言うことができる。あとは実際にホンモノを見に行った時、ガイドもできるようになれる!(笑)れくらい踏み込んだ話をします。」

――植松先生、ありがとうございました!

毎週授業内で提出するレポートは、そこまで大変ではありませんよ!難しく考えないで、思ったことを書けば、ダイジョウブ!

ぜひ、受講してみて下さい(^^)

(H.N.)

授業紹介記事をまとめて読みたい方はこちらをどうぞ!

浜松通訊(3)~浜松と宗良親王~ [2014年05月19日(月)]

日本美術史担当の植松勇介です。

小生、静岡県浜松市に住んでいます。昭和女子大学には関東在住の学生が多いため、静岡県や浜松市は縁遠い土地でしょう。折にふれ、静岡県西部地域の歴史・文化を紹介していきたいと思います。

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皆さんは宗良親王をご存じでしょうか。

宗良親王は後醍醐天皇の第三皇子(史料によっては第二皇子)として応長元年(1311)に生まれました。母は歌道家二条為世の女、為子です。

父帝と共に鎌倉幕府を打倒し、室町幕府とも50年の長きに渡って相争い、南朝を支え続けました。屈強な武人の姿をイメージするかもしれませんが、実際の宗良親王は母方の歌才を受け継ぎ、風雅を愛する教養人だったようです。世が世ならば、歌人として穏やかな人生を全うしたことでしょう。

さて、宗良親王は延元二年/建武四年(1337)から興国元年/暦応三年(1340)まで遠江国引佐郡(浜松市北区引佐町)に滞在していました。当地に勢力を張る井伊氏が親王を奉じていたのです。

京と鎌倉の分断を恐れた室町幕府は高師泰・高師冬(幕府執事高師直の一族)を派遣し、さらに、仁木義長(遠江国守護)や今川範国(駿河国守護)にも出兵を命じて井伊氏の城に総攻撃を行います。当初、宗良親王は三岳城(みたけじょう)に立て籠もっていましたが、攻め落とされ、移った先の大平城(おいだいらじょう)も陥落し、信濃へ落ち延びていったようです。

三岳城跡に出かけました。三岳城は三岳山の山頂付近に築かれた山城で、山頂に本曲輪があったと考えられています。眼下には浜松の市街地、そして、遠州灘まで見渡せます。この景色は南北朝時代も変わらないはず。宗良親王も眺めていたのではないでしょうか。東の峰には風力発電機が並んでいました。

続いて大平城跡へ。三岳城跡より遺構がはっきりせず、本曲輪跡も小高い丘という印象。眺望も今ひとつでした。

実は拙宅からも三岳山が望めます。この写真は拙宅の玄関先で撮影したもので、復元された浜松城天守閣の向こうに三岳山の風力発電機が見えます。

南朝方には北朝方に比べて信頼できる史料が少なく、未だ史実と虚構が判然としない部分が多くあります。だからこそ面白いと門外漢の小生は思っています。小生?もちろん南朝びいきです。

教育実習に向けて直前講義 [2014年05月15日(木)]

5月14日に青木幸子先生(総合教育センター)による教育実習に向けての直前講義が行われましたpencil

青木先生は数年前まで国語教師として実際に現場にいらっしゃった先生で、実際の学校現場の声から言葉遣い、身だしなみなどのマナーや教育実習の先輩からのアドバイスなどなど…。教育実習にかかわる様々なことについて講義してくださいましたsign01

みなさんぜひ教育実習に行くときの参考にしてくださいねconfident

(新人助手I)