2014年12月

【時間割のぞきみ企画②】大学での資格取得を特に考えていない2年生Hさんの場合 [2014年12月26日(金)]

時間割企画第2弾は、あえて、資格系科目を履修していない学生の時間割を紹介しようと思います!!

「こんな時間割もあるのかー!」とご参考までにどうぞ!

2年前期の時間割

Aさんの2年前期の時間割

時間割の色分けルールは前回と同じく下記の通りです。

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ではHさんにインタビューしてみます。

――週休3日だけど、単位の心配とかってないの?

H:大学が推奨している1学期15~22単位の範囲に合わせて時間割作ったから、心配はないよ。それに、授業数が多いと、単位を落とす原因になりかねないから、自分的には、これがちょうどいい量だと思うな。

――確かにそれは一理あるね。ちなみに、休みの日は何をしていたの?

H:学校が休みの水曜日や土曜日は、旅行系資格の専門学校に通っていたよ。総合旅行業務取扱管理者という資格だよ(注:実際にその資格を生かして観光業に就職した先輩もいらっしゃいます。参考ブログ記事:前編後編)。年に一度しか資格試験がないから、大学生活中に工夫して取得できないかって考えて、授業のない日に専門学校に通うことで、それぞれの勉強に集中して、両立可能にすることを思いついたの!!結果、資格を取得できたし、この時間割にして本当によかったなって思う。

――資格取得おめでとう。学外の資格を狙いながら、調整して時間割を組み立てるっていうのもいいね。

――他には、何かこの時間割のポイントってある?

H:そうだなあ。昭和女子大ならではのオープンカリキュラム制度っていうのを駆使して、一般教養科目を履修したことかな。時間割表で赤丸をつけた科目だね。「顧客コミュニケーション」は国際学科の授業で、「哲学専門」は心理学科と現代教養学科の授業を履修したんだよ。

――それって、他学科の専門科目を履修して、一般教養科目にするって制度だよね?授業が難しかったりして、大変なことはなかったの?

H:その心配はないから大丈夫!!他学科の学生にとっても初めて受ける授業だから、立場は同じ。授業をしっかり受けていれば、心配はとくにないと思うよ。それに、歴文生でありながら、他学科の授業が受けられるってなんだか得した気分。この大学ならではの魅力ある制度だと思うから、みんなにも活用してほしいって思うね。

――知らなかった。すごくいい制度なんだね!様々な知識が得られそうで、本当に楽しそう。社会科学系の科目を勉強することで、新たな研究テーマが見つかるかもしれないしね。

――ところで、Aさんは2年生だけど、ゼミとかってもう決まった?

H:うん。私は日本近現代史のゼミを希望しているよ。だから、日本近現代史と日本近現代史料解読を通年で履修しているの。史料解読は、ただ読むだけじゃなくて、史料を総合的に読む力を養う授業だった。前期は桂太郎関係書簡を読んで、史料上の分からない点を調べて、授業内で発表したけど、これが大変だった。書簡に登場する人物について調べることは、全然苦じゃないけど、「かの件」みたいな指示代名詞で書かれた内容は調べるのに一苦労。前後の文脈や、手紙のやり取りから推測したり、当時の新聞や、都道府県史等様々な史料を使ったりして疑問を調べたよ。でも、分からなかったことが分かる瞬間は、すごくいいものだったな。

――大変そうだけど、歴文ならではの授業って感じがする。発表が終わった後って、すごく気持ちいいんだよね。もちろん次の発表への課題もあるだろうけど、自分が少し成長したような気がするんだよなぁ。

――ちなみに、ゼミ選択は悩んだりしなかったの?

H:私は、入学時から入りたいゼミは変わらなかった。だけど、迷う人もきっと多いと思うんだよね。後輩達にアドバイスするとしたら、趣味かどうかを見極めることが大切だと思うな。私自身、大学生になってから、寺社縁起とか仏教美術にすごく関心を持つようになったけど、それは、博物館で実際に遺物を見たり、授業で神仏の世界を聞くだけで満足できるんだなって気付いたの。自分で、本とかのメディア等越しじゃなく、あの人の日記が読みたいとか、直に知りたいって思える分野こそが、本当に研究したいテーマなんじゃないかな。

――なるほどね。2年生はゼミを意識しながら授業を選択した方がよさそうだね。1年生は、様々な科目を取ってみて興味のある分野を探す時期で、2年生は、趣味かどうかの見極め時期なのかも。

――最後にAさん、歴文生や受験生に一言どうぞ!!

H:おそらく「すごい時間割!」って思った方が多いかと思います(笑) 学内の資格を目指すのもよいことだと思いますが、それにとらわれず、どんな資格があるのか情報収集することも大切だと思います。私の場合、資格試験が年に一度のため、学生生活の中で3回しか受けるチャンスはありませんでした。ですから、外部の資格を目指そうと考えている方は、早めの行動をお勧めします。

H:来年の一年生に対するアドバイスとしては、単位取得に焦らず、自分に合った時間割を作ってほしいですね。次年度でいくらでも調整が効くので、必要単位数にこだわらず、興味のある科目を是非履修してください。第一優先は、「大学生活に慣れること」ですよー!!

――なるほど。ありがとうございました!

以上、歴文2年のHさんの時間割でした。

お正月飾り! [2014年12月25日(木)]

歴史文化学科開設【伝統文化の現場】の授業で、重田先生にお越し頂き正月飾りを作成しました!!

 

現在農業をされている重田先生自家製の藁をお持ち頂き、田村地域の注連縄を作成しました。

学生の皆さんは、藁を実際にさわるのが初めて~という方も多かったようです★

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皆さん苦戦しながらも頑張って作っていました

 

仕上げに飾りをつけて完成 😀

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とても立派な正月飾りができあがりました。

歴史文化学科にも一ついただき、現在教授室前に飾ってあります。

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みなさん、ぜひ見に来て下さい♪

 

2015年も素敵な年になりますように☆

三大学共同ゼミでクリスマス会をやりました! [2014年12月25日(木)]

今年度から始まった、昭和女子大・立正大・共立女子大の合同ゼミ。
12月23日に、本学でクリスマス会を実施しました。

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こんな感じで黒板や教室を飾り付けして、みなさんをお出迎え。
黒板に書かれているのは、ひげ文字で「Frohe Weihnachten!(メリークリスマス)」。
あとは「アナ雪」のオラフ。

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最初に行われたのが、西山暁義先生(共立女子大学)による記念講演「ドイツの『サンボ』―ビスマルク時代のある児童向け絵本」。
私たちの世代にとっては『ちびくろサンボ』というのは、子供時代に誰もが親しんでいたなじみのある絵本なのですが、1980年代後半から日本でも差別をめぐる議論が起きて、現在では子供にはなじみのない存在になっているようです。
実際学生のみなさんに聞いたところ、「『ちびくろサンボ』という絵本を、今日初めて知った」という声がほとんどでした。

で、西山先生の講演の内容ですが、これがとんでもなく面白いものでした。
原作者のヘレン・バナマンという女性は、女性がまだ大学で正式に学ぶ事ができなかった時代に、スコットランドのセント・アンドリュース大学で「婦人準学士」号を取得。夫とともに任地のインドへと赴き、その経験をもとに本作『ちびくろサンボ』を1899年に刊行します。
しかしその際、さまざまな手続き上の煩わしさから著作権を放棄、そのために外国で海賊版が多数出版されることになります。
そして、アメリカで出版された海賊版の『ちびくろサンボ』が大ヒット。
その結果、もとはインドの話だったのが、黒人のストーリーとして展開されていくことになります。

しかしこうした話は、それまでにも存在したのです。
たとえば、ドイツで1845年に出版されたハインリヒ・ホフマン『もじゃもじゃペーター』には、「真っ黒な男の子たちの話」というストーリーがあります(ストーリーはこちら)。
あるいは1886年に出版された、『くろんぼサンボ ムーア人のお話』という絵本もあるようです。

西山先生は、こういった様々な「サンボ」の絵本を、当時の時代状況や、「ミンストレル・ショー」という白人が黒人に扮装する道化劇、「サンボ」という呼称の歴史、ストーリーのパターンなどと結びつけながら、縦横無尽に語ってくださいました。
うちのゼミ生だけに聞かせるのはもったいない、歴文生みんなに聞いて欲しい!というようなお話でした。

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第二部は、学生幹事のみなさんに司会をお願いして、さまざまな企画を実施。
まずは、ドイツ史に関するクイズ大会。
教員がクイズを用意しましたが、「これはちょっと難しすぎたかなあ・・・」というような問題にズバリ正解するチームもあり、かなり盛り上がりました。
その次は↑のジェスチャー・ゲーム。
意外な人が意外な才能を発揮して(?)、こちらも大盛り上がりでした。

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そして最後は、シュトレン(ドイツでクリスマスに食べるお菓子)をいただきながらプレゼント交換会。
立正の幹事お二人は、サンタクロース役ご苦労様でした!

というわけで、三大学共同ゼミの企画も、残すはあと1回。
3月に、卒業論文の準備報告会を行う予定です。

一生懸命準備に協力してくれた皆さん、お疲れ様でした!
Ich wuensche Ihnen frohe Weihnachten und ein glueckliches neues Jahr!!
(メリークリスマス、そしてよいお年を!!)

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【時間割のぞきみ企画①】教職を目指す1年生Yさんの場合 [2014年12月25日(木)]

時間割の組み方に悩む歴文生のみなさん、他の学生の時間割をのぞき見してみて、面白そうな授業を見つけてみたくはありませんか?歴文を受験しようと思っている受験生のみなさま、歴文にはいったら毎週どれくらい授業を受けていくのか気になりませんか?そういったみなさまの悩みに答えるべく、歴文ブログでは数回にわたって、【歴文生の時間割のぞきみ企画】シリーズを連載していきたいと思います。歴文生が歴文生にインタビューするという形式でこのシリーズは進めてまいります。

まず初回は中学(社会)、高校(地理・歴史)の教職資格取得をめざす歴文1年生Yさんの時間割を紹介します。

時間割は分かりやすい様に次のルールで色分けしました。

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ではどうぞ!

Yさんの1年前期の時間割

Yさんの1年前期の時間割

Yさんの1年後期の時間割

Yさんの1年後期の時間割

ではYさんにインタビューしてみます。

――教職を取ろうとすると、時間割が結構埋まってしまう印象があるけど実際どうかな?

Y:人によって違うと思うけど、私は前期と後期それぞれくらいコマ数では18コマずつ、単位数でいうと30単位ずつだね。勿論これより少ない人もいるし、なかにはもっと多い人もいるよ。

――資格をとるために必ず必要な必修の講義もあるからね。

Y:そうなの!だから教職のための講義は1年生のうちから取れるものは取るようにしてる。後になってその講義が取れなくて焦りたくないと思ったので(笑)

――なるほどね!ほかにも履修の組み方で何か工夫したことはある?

Y:私は専門科目を多く取るようにしたかな。1年生のうちはあまり教職の専門的な科目がないから、なるべくその間に単位取得がしたかったのが理由だよ。一般教養の科目は卒業に必要な単位数が36単位以上とさほど多くないので、取りたいものがあったらとるというスタンスで問題ないと個人的には思うなあ。

――ところで、実際に講義を受けてみて大変だったことはある?

Y::そうだね、試験期間はやはり慌ただしいな。レポートには時間と労力をかけないといけないし、個人的にレポートがあまり得意じゃないから出来るだけ筆記試験で評価される講義を取るようにした(笑)その他には、単位をたくさん取るためには、1限の講義も積極的に履修しなければならないことが大変だった。それに、授業時間も大学では1コマあたり90分と高校までよりも長くなるのでそこのところも慣れる前は苦労したな。

――評価のことも踏まえて履修を組むことは大切だよね。単位数が多い分バランスを考えないと中々大変そうだね。

――ところで、印象に残っている科目ってある?

Y:そうだなあ。個人的に好きだったのは文化人類学と、歴文の1年生の必修科目、歴史学概論かな。高校までの勉強というと知識を暗記するということが重視してきたような気がするけど、大学では知識を持った上で自分の頭で考えることが大切なことなのね。それを特に感じたのがこの二つの科目だった。

Y:それと受講してみて驚いたのは歴史文化基礎だった。これも1年前期の必修科目なんだけど、大学のイメージは大教室で大人数が一斉に講義を受けるという印象だったから、少人数で先生から直接指導をしてもらえることはすごくありがたかった。レポートの書き方、パワーポイントの作り方なんかも指導してもらえたことは他の科目にもすごく役立った。

――なるほど!少人数だから直接先生から研究をする上でどんなことを重視したらいいのか、資料を作るときのコツは何かとかも聞けるからね。確かに他の科目にも役に立ったね。

――では、最後になにか歴文生や受験生に伝えたいことがあったらどうぞ!

Y:教職では歴文卒業に必要な単位以外も取得しないといけないので、そこを念頭に置いて少し頑張る必要があります。でも単位数が多いからといって講義を取り過ぎてしまうと、単位を落としてしまったり、試験前に手が回らなくなってしまったりということも…。だから自分の能力や体力と相談してバランスよく履修を組むことが重要なのだと思います!講義を詰め込めるだけ詰め込むよりも、課題や不測の事態に備えて若干の余裕を残しておくことをお勧めしたいです!

――余裕を残して置くこと、バランスよく履修を組むことが大切なのね。ありがとう!

以上、教職履修の一年生Yさんの時間割でした!

新宿区立歴史博物館にてゼミ発表 [2014年12月25日(木)]

こんにちは。日本近世史の野口です。
近世史ゼミでは、先日、新宿区立歴史博物館にて
4グループに分かれ、新宿区の歴史・文化に関する
発表を行いました。

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発表したタイトルをあげると、
「戦国大名筑紫家の末裔と新宿区」
「にぎわい内藤新宿-その商売事情-」
「江戸の遊女」
「江戸の事件簿-牛込・市谷・四谷から-」
の四本でした。

タイトルは、あまり学術的にならないことを意識したのですが、
内容は、4月から考え、先行研究を調べたり、古文書を読んでいきました。
このため、発表のなかには、これまで知られていない新しい知見を加えるものがありました。

普段とは違う環境のなかで、話し方を始めプレゼンの方法など
学ぶことも多く、貴重な経験になったと思います。
近世史ゼミでは、卒論もまた、今回の発表と同じように、先行研究や史料を集め、分析をして
自分の考えをまとめていくことになります。

新宿区立歴史博物館の皆さんを始め、
来て下さった方々、本当にありがとうございました。

東明学林から唐辛子を頂きました! [2014年12月24日(水)]

こんばんは、松田忍です。

今年6月に学寮研修をおこなった歴文2年生は、東明学林にバジルと赤唐辛子の種をまきました。やがて立派に育ったバジルを東明学林からお裾分けしていただいた記事を以前UPしました。そして今週、これまた立派に育った赤唐辛子が東明学林から歴史文化学科に送られて参りました。さっそく助手さんにお願いして譲り受けました。

じゃじゃん!!

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みずみずしいでしょ!?生でもかじってみましたが肉厚でジューシーです。この毒々しい赤色をみると、いかにも辛そ~だという声が聞こえてきそうですが、皮のほうはほとんど辛くないです。種はちょっぴり辛いかな。

ちょっと思案したうえで、今回は、郷里・京都のおばんざい「唐辛子とおじゃこの炊いたん」を作ることにしました。万願寺唐辛子でつくるのがベストなのですが、普通の唐辛子やピーマンなどでつくってもとっても美味しくご飯の進むおかずです。

この料理最初はごま油でじゃこと唐辛子を炒めます。ナメてました!種は結構取りのぞいたつもりだったのですが、強烈にカプサイシンが立ち上り、目、鼻、のどとあらゆる粘膜を攻めてきます。これはもはや催涙ガスだ!!笑

涙を流し、ゲホゲホとむせること数分、充分炒められた唐辛子に、たっぷりのお出汁をいれて煮詰めていきます。

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グツグツグツグツ。煮物っていうのはこの煮詰めていく感じがいいんですよね。時間をじっくりかけて、じゃこの旨みを唐辛子に染みこませていきます。

そして出来上がり!

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出来上がってみればピリ辛レベルの辛さ。白飯に最高にあいます!育てて下さった東明学林の職員さん、植えてくれた歴文生たち、ありがとうございます。

作ってから気づきましたが、これ全然クリスマス料理っぽくないぞ……。ま、クリスマスカラーの赤だから良いか……。

それではみなさま、Merry Christmas !!

被団協文書整理会をおこないました! [2014年12月21日(日)]

こんばんは。松田忍です。

植松先生の記事「浜松通訊(4)~根上がり松~」お読みになりましたか。植松先生はかねがねただ者ではない(!)と思っていましたが、折れた松の枝をもらいうけ木地師にお願いして香合をつくるとか、どれだけ趣味人なんだ笑 ま、こんな先生がたくさんいらっしゃるところが歴史文化学科であります!楽しいぞ~~!!

さて冬休みも近づいて参りまして、被団協文書整理会を3日間かけておこないました。

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日本被団協文書自体はひととおり整理がおわりまして、今は各地で被爆者運動をおこなってきた方から寄贈された史料の整理を行っています。今日はNHK広島から取材を受けました。西日本で放送される番組の一部にこの文書整理会の映像が使われるそうです。

今日参加してくれた学生は5名。芸能史に興味がある学生、西洋史に興味がある学生、考古学に興味のある学生、さらには英語コミュニケーション学科の学生ということで、史料調査に参加しているのは、必ずしも日本近現代史専攻を希望する学生だけではないんですよね。とにかく古いものに触れていろいろと考えたい、そんな学生が歴史文化学科にはたくさんいらっしゃいます。最近までやっていたもう一つの安積得也関係文書史料整理会を含めると、史料整理へののべ参加者はすでに約50名ほどになっているのかな。声をかければいろんな学生が応じてくれます。

来年の2月~3月にかけて、また参加者を募集しますので、ちょっと興味あるぞという学生は気後れせずじゃんじゃん参加して下さい。参加を希望するかたは、助手さんにご自分の名前を伝えておいて下されば、松田から連絡を取ります。どうぞよろしくお願いいたします!

 

浜松通訊(4)~根上がり松~ [2014年12月20日(土)]

 

日本美術史担当の植松勇介です。

小生、静岡県浜松市に住んでいます。昭和女子大学には関東在住の学生が多いため、静岡県や浜松市は縁遠い土地でしょう。折にふれ、静岡県西部地域の歴史・文化を紹介していきたいと思います。

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neagari_matsu001浜松市中区鴨江に「根上がり松」と呼ばれるクロマツが二本あります。樹齢は200年とも400年とも言われ、根が地表から2メートルほど浮き上がっており、その姿は植物よりも動物を思わせます。

平成19年(2007)7月、この根上がり松の一本が暴風雨で根元から折れてしまいました。幹が空洞化し、自重に耐えきれなくなったようです。

「根上がり松、倒れる」のニュースに接したとき、小生はその一部が欲しいと思いました。根上がり松は浜松市の文化財(天然記念物)に指定されており、通常ならば小枝一本折ることも許されないのです。

早速、浜松市役所に問い合わせたところ、主幹部はすでに粉砕されていましたが、幸い太い枝が残っており、1メートルほど譲り受けました。

入手した材をどう加工しようか、あれこれ思案した結果、香合を作ることにしました。しかし、挽いてくれる木地師がなかなか見つかりません。松は脂(ヤニ)があるため、工具が傷みやすく、木工品の材としては不向きなのです。

一年後、長野県南木曽町の木地師、小椋榮一氏が加工を引き受けてくださいました。完成したのはさらに一年後。結局、二年の歳月を要しましたが、仕上がりには満足しています。

neagari_matsu002香合は木目を活かすため、あえて何も塗っていません。脂が染み出てきたのか、木目がすいぶんはっきりしてきました。蓋を開ければ、今でも清々しい香りが立ちのぼります。

浜松市役所に連絡するのが一日遅れていたら折れた部分はすべてチップになっていたかもしれません。用途など考えずに行動を起こして正解でした。一方で、信頼できる木地師が見つかるまで焦らず待っていたことも良かったと思います。大胆さと慎重さ ―― どちらが欠けても根上がり松の香合は得られなかったでしょう。

「歴文・教職課程履修者のつどい」を開催いたしました! [2014年12月13日(土)]

こんにちは、松田です。

本日「歴文・教職課程履修者のつどい」を開催いたしました。歴文を卒業して、社会科教員になるという夢を実現した先輩をお招きして、いろいろとリアルな話をうかがってみよう!という企画であります。本日アドバイザーとしてお越し頂いたOGは2名。学生たちからは教員になりたいという希望をもつ1年生などが多数集まりました。

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おふたりのお話しを伺って、教員になるためにもいくつかのキャリアパスがありうるということが分かったんじゃないかな。

また受験勉強を乗り越えて夢を実現するためには、長い間モチベーションを保ち続けることが大事であり、そのためには、子どもたちと実際に触れあうことができるピア・ティーチャーなどの仕組みを積極的に利用して経験を積み、子どもたちから元気をもらうことが大切だよ、との先輩からのアドバイスもありました。

最後に、参加学生全員に、なぜ教職課程を履修しているのか語ってもらいました。中学、高校で良い先生と出会ったことが夢の原動力になっている学生がとても多かったです。まっすぐに夢を語る学生さんたちはとてもキラキラしていて、そばで話を聞いていた助手さんがちょっとウルッときていたり笑

社会科教員になることは決して楽な道ではありません。しかし歴文OGには、みなさんのモデルになるような立派な先生がたくさんいらっしゃることもまた事実です。そして今年も内定を勝ち取った先輩がいます。

頑張れ!頑張れ!!本日のつどいをみていると、そんな気持ちになりました。

浜辺のアート [2014年12月12日(金)]

西洋美術史担当の木下亮です。

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写真は2週間前の望秀学寮のとき、館山の浜辺で見かけた流木です。前日の荒れた海の波がどこからか運んできたもののようです。 枝を広げた流木が2つ、絶妙の距離を取って砂に埋もれています。空と海の青に映えて白く鋭い輪郭線を浮かび上がらせ、背景には富士山。まさに現代アートのインスタレーションです。

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この光景に目をとめたのは、さらに10日前に長崎県美術館でオランダのアーティスト「テオ・ヤンセン」展を見たせいでしょうか。ヤンセンの作り続けている作品は、風力により砂浜で歩き出す巨大な立体作品「ストランドビースト」。生き物のように次第に進化を続け、見れば見るほど愛着がわいてくる作品です。作家は創造主です。 YouTube で映像を探して見てください。爽快な気分になります。

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