2020年2月

雑誌サブスクのすすめ【特に新入生に!】 [2020年02月25日(火)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

今サブスク(サブスクリプション)が流行っていますよね。動画の定額サービス、音楽の定額サービス、ゲームの定額サービス、はたまた定食屋の定額サービスまで登場して、世の中のトレンドになっています。

動画や音楽については、趣味に応じて、そして生活が崩壊しない程度(笑)に応じて、うまく使って行けばいいかと思いますが、私が歴文生、特にこの4月から大学生活をはじめる新入生に対してオススメしたいのが、雑誌サブスクです。

美容院で髪を切って貰うときなど、雑誌を渡されて読みながら切って貰うことありますよね。松田も昔はちゃんと若者雑誌渡されていたのに、最近はだんだんとおっさん向け雑誌を渡されるようになり、「あぁ↓」と落ち込んだりする、アレです笑 でも最近はタブレットを渡されて、雑誌サブスクから自由に好きな雑誌読んで下さいなっていうお店も増えてきたように思います。

雑誌サブスクは月額数百円を払うことによって、数百誌の雑誌がスマホで読み放題になるサービスです。紙で売られている雑誌の全ての記事が読めるわけではありませんが、それでも得られる情報のコスパは最強です。

いくつかの会社が雑誌サブスク事業を展開していて、どれを選べばいいのか迷うかも分かりませんが、基本どれでも大した違いはないのかな?(調べてみて下さい)。私自身はdマガジンを使っていますが、別にドコモさんのファンだったとかいう訳でもなく、たまたま最初に登録したのがdマガジンで、あとは特に不満もなく、使い続けています。

でもお金のない学生だったら「情報だったらインターネットサーフィンすれば無料じゃん?雑誌に書かれているような情報も大事なものはネットのどこかにあるだろうから、わざわざ数百円払うのももったいない!」と思うかもしれません。

そんな学生に松田が言いたいことは……「ネットの世界は急速に『縮小』しつつある」ことです!!

大事なことなので、もういちど言います。

インターネットの世界は無限であるようにみえて、実は急速に縮小しつつあるように思います!!

インターネット黎明期からネットサーフィンしつづけてきた人間からすると、今のネットは窮屈でなりません。つまりネットサーフィンしていて、新たな考え方に出会ったり、新しいサイトにいきつくチャンスがものすごく小さくなっているように思います。

その理由として挙げられるのは、ネット検索技術の高度な発達と個人の嗜好を特定して提示していく広告技術の発達です。ネット世界は自分の「好きなこと」ばかりが提示される空間になりつつあります。みなさんもなにか欲しいものがあって検索したら、それ以降もそのものの関連情報ばかりが表示されるようになった経験があるかもしれません。

あるいは、あるアイドルグループのことを調べるとして、そのグループのファンだったら「アイドルグループ名 + かっこいい」とかで検索しますよね?一方で嫌いだったら「アイドルグループ名 + 嫌い」で検索するかもしれません。そうするとネット空間は、たちまち君たちの嗜好に賛同してくれる声ばかりが集まる「イエスマンだらけの空間」になってしまいます。それで自分の気持ちは満たされるかも分からないですが、狭い空間ではありますよね。

また無限ともいえるくらい膨大な情報がネットにあるとはいっても、検索して探すということが基本になっている中で、そもそもの検索ワード自体を知らなければ、たどりつくことが出来ませんし、視野を広げることも出来ません。

【雑誌サブスクのすすめ その1 視野を広げよう!】

そうした視野を広げるのに役立つのが、まず本や新聞や雑誌を「眺める」生活習慣です。

通学のスキマ時間、授業が始まる前のスキマ時間、スマホで雑誌の表紙を眺め、気になるものがあったら記事を読んでみる。そうすることで、あなたの社会的経験値はどんどん上昇するよ!

また雑誌に目を通して、キーワードを知ると逆にネットの価値も飛躍的に向上します。だって洋服探すのだって、ブランド名知らなかったら永遠にそのサイトにたどりつけないじゃん?でも雑誌で見て、「これいいな~」って服をみつけたら、その名前で検索できるじゃん?

【雑誌サブスクのすすめ その2 自分の知らない世界を知ろう!】

次に雑誌サブスクの利点をあげると、普段本屋さんで絶対立ち寄らないコーナーの雑誌も気軽に見られます。

たとえば先日松田はオシャレ業界に興味がある就活学生と話していて、いくつかの女性誌が話題になりました。松田は現代の女性誌については詳しくないわけですが、その後すぐにサブスクで『non・no』を読んでみて、はじめて『non・no』が,高校生から大学生、そして社会人になっていくときの女性たちのお手本的な立ち位置の雑誌なんだなと理解できました。そして後日その学生との業界研究の話題がさらに広がりました。

『non・no』なんて、松田のようなおっさんが本屋さんで立ち読みしていたらちょっと不審ですよね?笑 もちろん悪いことをしているわけじゃないが若干憚られるし、レジに出すときは「いやー娘に頼まれまして~」って言い訳したくもなる笑

だけど雑誌サブスクならば気軽に見られる。

君らだったらなんになるんだろう?おそらく年上層とか男性が読んでそうな雑誌にさらーと目を通しておくことが多分君らの強みになる。

【雑誌サブスクのすすめ その3 情報を比較しよう!】

さらに雑誌サブスクには、同じ分野について、複数の雑誌で書かれた記事を一気に横断してみることができる機能もあります。この機能はもっと充実して欲しいと思っていますが、少なくともそういう横断的な利用の仕方もできる。

これはすごく面白い!雑誌がだされた曜日によって、段々と情報が詳しくなっていく様子をみることもできるし、情報ソースの違いによって、同じ事件の描かれ方でもかなり違っていることを体感できる。

情報の成り立ち方をきっと感覚的に掴むことが出来る様になるよ。

【雑誌サブスクをさらに活用するために!】

メディアには二通りあります。「キーワードを使って必要な情報を探してくる図書館やネット」、「キーワードの束を向こうからプッシュして押し出してくれる新聞や雑誌」、片一方だけではダメ!その両方を行き来することが大学に入ってから視野を広げていくためのポイントだと思うぞ。

この記事を読んで、「おっ、楽しそう!」と思ったら、是非情報面での「大学デビュー」をしてみよう!

昭和女子大学PR動画がyoutubeに出現! [2020年02月21日(金)]

こんにちは、松田忍です。

昭和女子大学PR動画がyoutubeにupされています!

受験生は大学の雰囲気を知るために!

在学生は動画になるとこんな感じなのねと感じるために!

卒業生は当時のキャンパスと今のキャンパスの違いを探す間違い探しのために!(笑)

是非ご覧下さいませ!

そして「いいね」……待ってるよ?笑

歴文教員おすすめの一冊 [2020年02月19日(水)]

春からご入学の皆様へ

新年度に向けてのこの春におすすめの一冊を歴文の先生方からセレクト頂きました。

一足早く大学生気分で興味のおもむくままに読んでみましょう!

 

・高埜利彦編『近世史講義』(ちくま新書)
・松沢裕作『生きづらい明治社会―不安と競争の時代』(岩波ジュニア新書)
・岡本隆司『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』(東洋経済新報社)
・池上俊一『森と山と川でたどるドイツ史』(岩波ジュニア新書)
・榊原悟『日本絵画のあそび』(岩波新書)
・小松和彦『妖怪文化入門』(角川ソフィア文庫)
・毛利和雄『高松塚古墳は守れるか―保存科学の挑戦』(NHKブックス)

 

歴史文化学科教員一同、皆さんにお目にかかる日を心待ちにしています。

牧野元紀

 

【授業紹介】日本近現代史料解読・後期 [2020年02月16日(日)]

こんにちは!松田忍です。本日は「日本近現代史料解読」の授業紹介をします。

「日本近現代史料解読」は歴史学研究に欠かせない歴史史料の扱い方を教えているのですが、「史料を解読する」といっても2種類の意味があります。

まず1つ目の意味。それは史料に書かれている内容のうち、分からない謎の部分を解き明かして、深く読み込んでいくスキルを意味します。

たとえば、2020年2月14日に、君が友達に送った手紙の中で「こないだのミーティングでのあなたの意見に私は賛成です!」って書いたとします。そしてその手紙が歴史史料として後世に残されて、第三者の歴史家がみたときは謎がたくさんあるのです。たとえば「『こないだのミーティング』って、いつ、だれと話し合ったことを意味するのか」が謎!さらに「『あなたの意見』ってのが、何に対するどんな意見なのか」が謎!

その手紙と他の史料と組み合わせたり、辞書や年表で調べたりすることによって、そうした謎を解いていくスキルは「日本近現代史料解読」の前期パート(4月~7月)で育成しています。

一方「史料を解読する」の2つ目の意味として、筆で書かれたぐにゃぐにゃした文字(くずし字と言います)を、文字どおり読みとっていくスキルを指します。このスキルは「日本近現代史料解読」の後期パート(10月~1月)で育成しています。

前期パートの授業風景は以前紹介したことがあるので、今日は後期パートの授業風景の写真を紹介します

今学期教材としたのは、明治・大正時代の政治家原敬が筆で書いた日記です。

授業の進め方に沿って写真をみていきましょう。

①その日読み解く部分のくずし字を私がホワイトボードに転写していきます。

学生たちは予習もしてきていますが、それでも読めなかった字を再度ウンウンと悩みながら、読み解いていきます。

写真の赤矢印つけた二人の学生は私語をしているじゃないか!!と思われるかも知れませんが、この授業に関しては「私語OK!」にしています。もちろん授業に関係する私語ですが。

たとえば「この字、なんだと思う?」「たぶんこの左の部分がニンベンじゃない?」「いやこれはテヘンじゃないの?」「ワンチャン、イトヘンもあるよね~」みたいに、楽しみながら謎を解いていくような会話ね。

だってくずし字を読み解くのは、あーでもない、こーでもないとみんなでワイワイとやった方が楽しいし、そのほうが身につくからね!だから学生たちがくずし字を読み解く時間は「しゃべりながらやろうぜ!」と私から伝えています。

※ちなみに…… 当たり前ですが、昭和女子大学の授業ではまず私語はありません。新聞などのメディアでは「私語で授業にならない」大学が存在するなどという嘆かわしい情報もありますが、ここ昭和女子大学に関してはそういう心配は全く無用です。集中して学問を習得する雰囲気や、学びを邪魔する学生を嫌う風土があります。

②松田の転写がおわったら、学生の分担を一行ずつ決めて、青字で読み取れた漢字を書いていきます。みんな一斉にホワイトボードに取りつきます。

友達同士で結構「協力プレイ」があったり笑

「あと一歩このパーツが分からないんです!」みたいな学生がいたら、松田がアドバイスしたり。

そんな雰囲気で授業は進みます。

③全員書き終わったら、みんな席に戻り、松田の解説のもと、全員で一文字ずつ丁寧に読んでいきます。

今年度は30人ほどの受講生がいたのですが、松田からはみんなにあてまくります。ランダムにあてるのですが、たぶん90分の授業で、みんな1~2回ずつ当たるのではないかな。

松田から質問するのは以下のような内容。

「この文字って、いくつのパーツ(部首)からできてるとおもう?」

「カンムリは何カンムリの可能性がある?」

「この文字と同じ文字がホワイトボードに2個あるよ。同じ形の字を探してみ?」

「そもそもこの筆の繋がりは2文字分?それともあわせて1文字分?」

「筆の流れが小さな結び目みたいになっているこの部分は、楷書にするとどんな形になる?」

松田の指導方針は、くずし字をパーツに分けて考えて、パーツごとに分析して読めるようにしていくことです。また筆のラインがクロスしていたり、筆跡に濃淡があったりしますから、そうした特徴を一つずつ覚えていってだんだんと読めるようになっていきます。

15回の授業を通じて、みんな少しずつ目の付けどころを学んでいきまして、全くの初習者であっても、最終的には8割~9割の文字が読めるようになっていきます。さらに頑張って予習復習している学生ならば、もっと読めるようになります。

学生たちはくずし字を読むのは楽しいようでして、授業最終回で感想をかいてもらったら「今学期の授業の中で一番面白かった」とか、「絶対読めないと思っていたのが最後の方にはなんとなく読めるようになってきて感動した」とかポジティブなコメント多数!松田としてもとても嬉しかったです。

しかも今学期は他学科の学生もたくさん受講していました。日本語日本文学科、英語コミュニケーション学科、ビジネスデザイン学科、福祉社会学科、環境デザイン学科、食安全マネジメント学科などなど。

歴史文化学科の学生ならば、もちろん歴史学研究の基礎力を身につけるために受講しているわけですが、他学科の学生たちにとっても、くずし字を読めることは人生に自信と豊かさを与えてくれると思います。「まっすぐに資格だけを取れればよい」とかではなく、幅広く教養を身につけることができるのが、5学部14学科を要する総合大学である昭和女子大学の強みなんだろうなと思います。

ってことで、この記事を読んだみなさん!金曜4限に開講していますので、ぜひ履修してみて下さいね!

合格おめでとうございます [2020年02月07日(金)]

合格おめでとうございます。歴史文化学科長の大谷津早苗です。
歴史文化学科では「手で考え、足で見る」をモットーに、歴史(日本史、東洋史、西洋史、地理)と文化(美術、民俗、考古、文化財)の2つの分野について、総合的かつ多角的に学びます。そのため、少人数制のゼミに力を入れ、実習系の授業を多く開講し、かつ海外研修も用意しています。また、学科の学びを実践するプロジェクト活動や、テンプル大学ジャパンキャンパスとのアートを通じての交流活動も盛んですし、テンプル大学アート学科と協働する授業科目も新設しました。

ぜひ、入学して歴史文化学科でさまざまな学びを実践してみませんか。教員一同、みなさんの入学を楽しみにしています。

歴史文化学科長 大谷津早苗