東洋史ゼミ神保町ツアー

打ち上げから一夜明けて、ゼミ生を中心とした有志にて、神保町の専門書を扱う書店を巡るツアーを行いました。まず、地下鉄神保町駅の出口に隣接する、中国の文学・歴史・哲学を扱う山本書店に集合して始まりです。

次に、靖国通りを東にすすみ、並んでいる書店をいくつか覗きながら、歴史全般の南海堂書店に。

その後、神保町の交差点をいったん対岸に渡り、老舗の中華料理店の名前を説明しながら、馴染みの古書店・通志堂書店に。写真を撮り忘れたのですが、コロナ前から久しぶりに店主とお話しできたのは幸いでした。

この日は曇り気味で30度程度、近日と比べて有難い天気だったのですが、神保町の交差点を再び渡ったところでいったん中休み、お茶休憩となりました。お茶を飲みながら、参加者と感想会ができたのも、このツアーの大きな収穫でした。

再開後、すずらん通りに入って、まずは中国関係の新刊書店の東方書店。いつも研究書でお世話になるお店に、学生を連れてこれたのは何よりでした。

そして、最後に内山書店。基本新刊書店である内山書店の、知る人ぞ知る古書販売コーナーにて、学生と本を眺めました。

東洋史に関する書籍は通常の書店ではなかなか手に入らず、かといってWebなどの販売では前提としてその本の「存在認識」が必要になる…という状況にあって、専門書店とその場所、空気を教えることは大切なことだと思います。このツアーが学生の学びにとって、あるいはゼミの思い出として、よい機会になるよう願っております。
(教員 小二田章)