教員よもやま話

7号館に虹かかる―昭和女子大学イメージソングMV公開― [2021年05月04日(火)]

こんにちは松田です。

昭和女子大学100周年を記念してつくられたイメージソング「For Our Dreams」のMVが公開されました。爽やかな曲ですよ~♪ よく知っている方(歴文生も教職員のみなさまも笑)も結構登場しています!

(画像クリックで動画に飛べます!!)

戦後史プロジェクト、元気に活動中! [2021年03月25日(木)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

私が顧問をつとめる「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト―被団協関連文書―」では、2021年秋に光葉博物館で開催する特別展示「被爆者の足跡―被団協関連文書の歴史的研究から―」を企画しています。現在はパンフレットの誌面構成を週1~2回の熱いミーティングで企画しています。

またパンフレットを作るためには、誌面に掲載する資料を選定せねばなりません。ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会の栗原さんのアドバイスを受けながら、被爆者の歩みにとって重要であった史料を掘りおこしていっています。


メンバーのほとんどが博物館展示の経験ははじめてでありますが、チャレンジ!チャレンジ!の精神で頑張っています!

新入生も随時加入可能ですので、興味のある方は、入学なさったら是非松田にお声がけ下さいね!

本学大学院OGの古幡昇子さんの記事が『朝日新聞』に掲載! [2021年03月17日(水)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史〉です。

昭和女子大学の大学院を卒業して、彦根城博物館の学芸員をなさっていらっしゃる古幡昇子さんの記事が『朝日新聞』2021年3月16日夕刊に掲載されました!

会員じゃないと全文は読めないですが、デジタル記事はこちら

語っていらっしゃることも「井伊の赤備え」と歴史好きの心をくすぐる内容です笑 是非新聞本紙をチェックして下さい!

 

2020年度 卒業式! [2021年03月16日(火)]

※写真は全て撮影する瞬間のみ、マスクを外しています。

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

本日は昭和女子大学2021年度卒業式でした!

卒業するのは「非常に重要な4年生のときにコロナが大流行し」「就職活動状況も激変し」「卒論書くにも図書館・美術館が閉まったり」「大混乱のなかを乗り切って、くじけずに卒業までこぎつけた」学年のみなさんです。私にとっては、彼女たちが1年生、2年生のときにCA(クラスアドバイザー)をつとめ、一緒に学寮に行ったこともあり、とてもなじみ深い学年です。いろいろなことがあったなぁ~!

ただし2020年度はコロナ状況でオンラインばかりだったので、ゼミ生以外の学生とはほとんど1年ぶりの再会でありまして、「おひさしぶり!&卒業おめでとう!」な感じになりました笑

それでもたくさんの学生が声をかけてくれて一緒に写真撮影しました(一部松田から「撮ろうぜ!」ってのもありましたが笑)。さまざまな思い出話に花が咲きました!

誰でしょうか?笑

1、2年生の時はガーガーうるさかった連中も立派に卒業です!笑 Tさん(左端)のポーズカッコいい!笑

4月からの進路のお話もたくさん聞きましたが、それぞれの得意技を生かした道を選んでいらして、本当にこれからのご活躍が楽しみです。

嬉しいことがあったときも、少し疲れた時も、是非SWUに戻ってきて下さい!昭和女子大学はみなさまの母港(母校)です!!

ご卒業おめでとう!!!

「原典講読」での実習型の授業例 [2020年12月01日(火)]

西洋史の山本です。受験生の皆さん、こんにちは。

目下の「コロナ禍」により大学生の活動が大幅に制限されており、ほとんどの授業がオンラインという学生もいるそうですね。しかし、「手で考え、足で見る」とモットーとする昭和女子大学の歴史文化学科では、感染症対策には十分配慮した上で、実習的な学びの機会が引き続き提供されています。

ここでは私が担当している「原典講読」という授業の実施例を紹介しましょう(この授業の位置付けについては、過去の記事をご参照ください)。

10月は「印刷博物館」(東京都文京区)を見学しました。折りしも同博物館はリニューアルしたばかりで、見やすいレイアウトで展示される貴重な資料を見たり、付属施設の「印刷の家」で活版印刷の体験学習をおこないました。

「印刷の家」での実習風景

こちらも人数制限や手洗い、マスク等の感染症予防の準備をして臨みましたが、印刷博物館では鑑賞や体験の機会を保ちつつ徹底的な対策が採られており、学生たちは安心して学ぶことができました。印刷博物館の皆さんには、心より御礼を申し上げます。

「活字」を拾い「組版」をおこないます

なお、今回、ご説明いただいたのは、リニューアルにともない新たに設置された専任のガイドスタッフの方でした。とても素晴しいプレゼンテーションで聞き惚れておりましたが、後で聞くとなんと昭和女子大学のOGであるとか。本学出身の人材の豊かさを感じました。

 

11月は本学の付属図書館が所蔵する貴重書(中世写本等の精巧な複製品)を使った実習をおこないました。使用したのは、「リンディスファーン福音書」(BL, Cotton, MS Nero D. IV)、「ケルズの書」(Dublin, Trinity College, MS 58)、「ヴェリスラフ聖書」(Czech, NL, MS XXIII, C. 124) などの豪華写本と、グーテンベルクの「四十二行聖書」(Berlin, Staatsbibliothek preußischer Kulturbesitz) の複製品――といっても自動車が買えるくらいの値段がします!――です。

「ケルズの書」の複製品

この授業ではまず、私による各資料の説明を聞いてもらい、そしてこれらの資料の形状や内部の表現を観察してもらいます。その上で、日本語やラテン語(ウルガータ)の既存の聖書を参考にしながら、それぞれの資料の該当箇所を探してもらうというワークをおこないました。

聖書の該当箇所を探すワーク

学生たちはラテン語はまったく習っておりませんし、そもそもアルファベットの形状(「インシュラー体」など)も我々が使っているものとは大きく異なるため大変かなと思いましたが、さすが歴文の学生は勘とチームワークがよく、すべての資料で正解に辿りつくことができました。

聖書の一般的な参照方法は使えません

なお、この「原典講読」では実習型ではないオンライン授業もおこなっておりますが、通常の授業をそのままやるのではなく、オンラインならではの工夫を凝らしています。今期はヴィクトリア朝のロンドンに関する洋書を読んでいますが、ただ英語を訳すだけではなく、オンライン情報を駆使して本書のなかで論じられている場所の現在と過去の姿を突き合わせながら読み進めてます。

今期の講読テキスト

今月(12月)には事前予約制で来場型オープンキャンパスが実施される予定です(歴史文化学科は12月12日です)。昭和女子大学の「歴文」に興味がある受験生の方は、ぜひお越しいただければと思います。

 

戦後史プロジェクト秋桜祭企画! [2020年11月21日(土)]

みなさま、おはようございます!松田忍です。
「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト―被団協関連文書―」では2020年度秋桜祭展示といたしまして下記サイトで、展示パネルのPDFを公開しております。是非ご覧下さいませ!
2020年度秋桜祭企画展示「被爆者の生きてきた歴史」展
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秋桜祭公式サイトは以下から

コロナ新時代の展覧会 [2020年05月26日(火)]

西洋美術史担当の木下亮です。

昨年4月このブログで、私が関わりました「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」の紹介をさせていただきました。ご記憶の方がいらっしゃれば嬉しいのですが。

 この展覧会は20194月から長崎県美術館を皮切りに、姫路市立美術館、札幌芸術の森美術館、静岡市美術館と全国を巡回した後、2020年2月8日に最後の会場にあたる東京ステーションギャラリーで開幕しました。
ところが展覧会は18日間一般公開されてから、新型コロナのために美術館が臨時休館となり、その後再開することなく45日に観客のいないまま閉幕を迎えました。

休館のまま最終日を迎えた東京ステーションギャラリー

とても残念な幕切れだったのですが、それでもひとつ喜ばしいことがありました。「バルセロナ展」でご一緒した企画会社の皆さんが、東京ステーションギャラリーの展示を記録した動画を制作してくださったのです。

「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」 動画URLhttps://curators.jp/barcelona/

展覧会を見逃したという方がいらっしゃいましたら、ぜひ視聴してみてください。

ちなみにバルセロナの美術館からお借りしている多くの作品は、契約していた航空会社の貨物便が運航しないため、いまだ都内の倉庫に保管されたままだそうです。
これまでに私たちが経験したことのなかった、コロナ×アートの話題でした。

新入生のみなさま、ご入学間近ですね! [2020年03月25日(水)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

世田谷キャンパスもずいぶん春めいて参りました。ソメイヨシノが5分咲きといったところでしょうか。

テレビではウイルス感染拡大を伝えるニュースが連日流れ、緊迫した情勢が続いております。ウイルス対策はしっかりとり、集会の自粛などの呼びかけは守りつつ、でも一方で新生活への準備を前向きな気持ちで進めて欲しいと思いまして、この動画を作成いたしました。

内容はみなさん歴文生が過ごすことになる世田谷キャンパスのプチ紹介です。この動画をご覧になって、これから4年間の過ごし方について、期待を膨らませて4月をお迎え下さいませ!

動画中で申しております3月24日付の書類は郵便事情などの都合でまだお手もとにはないかも知れません。その場合はしばしお待ち下さいませ。

またサムネにもなっておりますカリヨンについては金子学長がさらに詳しくこちらでご紹介なさっていますよ。

ではでは、みなさまのご入学を心より楽しみにいたしております!

(追記)この動画撮影のあと、さらに状況が変わっております。大学から届く最新の情報をしっかり確認してくださいね!!

【本の紹介】さよならミニスカート [2020年03月23日(月)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。「こういう時こそ本を読め!」ってことで今日も本の紹介です。

歴史文化学科のカリキュラムには「日本女性史」「近代女性史文献講読」「比較女性史論」などの女性史関係の科目がいくつか設置されています。そうした授業を受講した上で、特に近現代の女性史に関する研究をして卒論を書きたいという学生が、松田ゼミを希望することが増えてきました。(念のために言うと松田ゼミは幅広く日本近現代史を研究できるゼミであります。史料さえあるテーマなら一緒に頭を悩ませて研究を支援します。皆さんドンとぶつかってきてください!)

かつては「1930年代の性売買の問題を遊廓の衰退とカフェーの興隆とに引きつけて論じた卒論」もありましたし、今年の卒業生の一人も「なぜ1930年代には、職業婦人の華やかなイメージと女性の身売りの悲惨なイメージが同居しているんだろう」との問いかけを出発点として「1930年代の女性の職業選択のあり方」を論じた卒論を書きました。

さて現在のゼミ生にも、1970年代のウーマンリブの背景を探るべく、とある婦人雑誌の1950年代から1970年代までの約30年分の記事を分析し、1970年代になると、急速に「主婦」の枠組みにはめこまれていく女性たちの生き方を考えている学生がいます。

その学生が「先生!是非このマンガ読んで下さい」と教えてくれたのが、牧野あおい「さよならミニスカート」(『りぼん』にて連載、現在は休載中)です(下記参照)。

集英社公式サイト(http://ribon.shueisha.co.jp/sayonara_miniskirt/)から引用

この作品における「女性の生きづらさ」への洞察力には舌を巻きました。女性であろうとしても、女性であることから逃げようとしても、どのみち女性であることにからめとられていく少女たちの息苦しさがリアルに描かれています。究極的には「なぜ少年たちは汚れないのに、少女たちは『清楚』だったり『汚れたり』するのか」を考えさせられました。

「さよならミニスカート」を私に教えてくれた学生は、一方で、「このマンガは良いマンガだけれどもこのマンガだけで終わるのはもったいないと思うんです」とも言っています。

たとえばこの学生が研究している1970年代のウーマンリブにおいて、田中美津は、なぜ女性は「母か、便所か」のどちらかとしてしか生きられないのかとの鋭い問いかけをおこない、女性のおかれた現状に対して憤りの声を上げました。田中に共感する女性たちや、田中と同様の問題に切り込もうとした女性たちが運動を盛りあげた一方で、男性たちだけではなく、同じ女性たちのなかにも、運動に対して冷たい視線を注ぐ人たちが数多くいました。

つまり女性史のなかでは「さよならミニスカート」がつきつけた問題がこれまでも問われてきており、かつても「さよならミニスカート」のなかにみられる構図が存在していたわけです。そうした歴史を踏まえた上で読めば、「さよならミニスカート」の現代的な意義について、さらに理解が深まるし、また「さよならミニスカート」を出発点として、多くの人に女性史を学んで欲しいと学生はいうわけです。

私自身もこれだけで終わるのはちょっともったいないマンガだなと思っています。なにか女性史研究と絡めてこの作品を読む読書会などの企画を立てようかなと思っています。

「さよならミニスカート」で検索すると試し読みできるサイトもあるようです。この記事を読んで気になった方は是非読んでみて下さい。また感想を松田に教えてくれるといろいろと議論が出来ると思います。

学位記授与式の日の日本近現代史ゼミ [2020年03月20日(金)]

新型コロナウイルスの影響で本学では卒業式の式典はできなかったのですが、3月16日に学科で学位記授与式をおこないました。

授与式終了後、日本近現代史ゼミメンバーが集まって、いろいろな思い出話を楽しみ、卒業後の激励をお互いにしつつ、記念撮影をしました!

個性派メンバーが多く、結構ハチャメチャなゼミでしたし、北海道のゼミ旅行は台風に直撃したり、レンタカーが故障したり、これまたハチャメチャだったりしました。でも不思議な一体感ときちんと学問せねばという雰囲気があって、終わってみればとても楽しい2年間を過ごせたゼミでした!

多分だけど、みんなゼミで学んだことには誇りを持って卒業してくれたと思うので、それが非常に良かったと思います。

日本近現代ゼミで提出された卒論は以下の8本。今年はやけに戦後に集中しました。

【近世近代移行期】

「近代転換期における通俗道徳の規制力と民衆の葛藤 ―安丸良夫に問う民衆の姿―」

【昭和戦前期】

「一九三〇年代における女性の職業選択」

【戦後】

「占領期日本の労務供給事業と職業安定法」

「「期待される人間像」から見る一九六〇年代の社会状況と後期中等教育」

「災害対策基本法制定以降における防災システムの変遷 ―自助・共助意識の高まり―」

「戦後日本における被爆者意識の形成 ―一九六〇年代から一九八〇年代―」

「一九六〇~一九九〇年代の政治意識の変容 ―企業社会の視点から―」

「バブル期の観光 ―リゾート施設と総合保養地域整備法―」

また日本語日本文学科の学生がほぼ2年間フルで日本近現代史ゼミに出席してくれて以下の卒論を書いてくれたのも、おおいにみんなの刺激になりました!

「武者小路実篤「友情」のパラダイム ―名作となった恋愛小説―」

これからのみなさんの人生に幸あれ!

卒業後も是非また集まりましょう!!

追加。こんな言質を取られました笑笑 やせます!