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戦後史プロジェクト秋桜祭企画! [2020年11月21日(土)]

みなさま、おはようございます!松田忍です。
「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト―被団協関連文書―」では2020年度秋桜祭展示といたしまして下記サイトで、展示パネルのPDFを公開しております。是非ご覧下さいませ!
2020年度秋桜祭企画展示「被爆者の生きてきた歴史」展
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秋桜祭公式サイトは以下から

2020年度後期特殊研究講座がオンラインにて開講されました [2020年11月20日(金)]

こんにちは!松田忍(日本近現代史)です。

11月4日に2020年度後期、歴史文化学科特殊研究講座を開催いたしました。

お招きしたのは宮城学園女子大学の大平聡先生です。大平先生は日本古代史をご専攻になっている先生なのですが、一方で、近代の小学校に眠る学校日誌に魅せられ、宮城県内の小学校を訪ね歩き、史料の保存活動と研究分析とを進めていらっしゃいます。

大平先生が問い合わせた小学校の数は実に約200校!そのうちの約150校になんらかの形の学校日誌が残されているそうです。

特研では「一次史料の力 ―学校資料からたどる地域の歴史」と題したご講義をいただきました。

話の枕では翻刻だけでは解けない「正倉院文書」の謎が、実物史料をみて解けた事例をご紹介になり、生の史料をみる重要さを分かりやすく解いて下さり、その後はめくるめく学校史料の世界をあますことなく、お見せ頂けました。

スペイン風邪の流行の際には欠席や志望状況から如実に宮城県内の流行の拡散がわかり、地域の貧困の痕跡や移民の話、さらには戦争の時代には学校にあるラジオを聞きに大勢の村人が学校に集まってきたり、学級通信に残る兵隊さんの絵なども……。

近代日本において、地域の中心に学校があり、逆にいうと学校史料をみれば、地域の歴史がわかることをまざまざと見せつけられた、迫力ある90分間でした。

大平先生の授業が白熱するものだったことは受講した歴文生の感想をみれば一目瞭然!一気に紹介します。


【受講生の声】

現在まで続く学校日誌から、特定の時代の社会情勢をみられるということが、とても面白く感じました。また学校日誌には、1日の出来事や地域の人々の活動が具体的に書いてあり、自分が今までに知っていた歴史的な出来事が人々の生活の動向と結びつき、どういった経緯でその出来事が起こったのかを生々しく感じられました。
この講座を受け、史料には実際に見なければわからない情報がたくさんあることを知るとともに、史料はその時代を生きた人々の息遣いを感じることができる非常に貴重なものであると強く感じました。(1年生)

当時、日誌を書いていた人々は、後世にこの情報を残そうという目的で書いているわけではなく、ただその日にあったことを記録していただけだったわけだが、それが、現在の研究者たちが当時の事を知るための強い資料になっており、大きな価値を持つものへとなっている。スペイン風邪の感染状況や予防対策に何をしていたか、また、津波被害や戦時下の人々の様子など、学校の日誌から、これほどたくさんの情報が読み取れるとは驚きました。今回の講義によって、なにものも歴史を知るための手掛かりになるということ、また、テーマにもなっていた一次史料の持つ力というのがよく理解できた。(1年生)

私は、学校資料というと生徒の成績や学校の機密情報などが書かれているものだと思い込んでいましたが、それだけではなく感染症のことや戦争のことなど当時起こっていた様々なことも書かれており、それを調べることで分かってくることが沢山あるのはすごいなと感じました。講座の最後の方で、調査し終わった学校資料が破棄されてしまった話を聞いて、当時の様子がきちんと分かる貴重な資料であってもこんなにもあっさりと破棄されてしまうものなのかと驚きました。同時に、資料の大切さを感じることができました。(1年生)

教科書には載ってないスペイン風邪流行時の学校の状態が学校日誌から読み取れることです。現在コロナウイルスが流行って、保健所が様々な働きかけを行っていますが、スペイン風邪流行時は衛生警察が学校を訪れたりと働きかけを行っていたことを初めて知りました。このことから、歴史を学ぶ私たちは特に現在の目線で見たり、現在のものさしで測ったりせず、当時の目線で見る事、当時のものさしで測ることを意識しなければならないと思いました。つまり、現在の当たり前の考えが通用しないということを念頭に置くことを意識しようと思いました。さらに、今まで目をつけていなかった児童の出席・欠席欄に着目したことで、第2波、第3波の存在がわっかたとおっしゃっていたことから、様々な視点から見つめる事の大切さを再認識する良い機会となりました。(1年生)

比較的新しい時代、そして決して特別とは言えない資料であろう、戦時中の小学校の日誌を見ていった。その一方で、身近でありふれた資料だからこそ戦時下の人々の生活実態をより顕著に露わにしていくことができる資料だったとも言えると思った。満州事変の映画や展覧会などプロパガンダのようなものを生徒に見せたり、軍服を配布したり、今回の講演を通して学校という機関がいかに戦争の歯車の一部にされていたのかが痛いほど伝わってきた。(2年生)

戦時中の資料は焼却命令が出て役所などの公的なものが全て焼却されてしまった場合も、小学校の日誌などに当時の記録が残っているとは面白い発見だった。日誌には招集兵の詳細や戦争の動向、地域住民の様子なども記されていた。また、学校で軍服を配ったり地域住民が集まってラジオを聞いたりしていたので、当時の学校は地域にとって拠点とも言える場所だったと考えられる。戦前の警察には衛生警察なる部署があり、感染症の調査などが警察の役割だったことにも驚いた。(2年生)

歴史学を勉強しようと考えてみると文献は意外にも少ないと感じる。その中で小学校の日誌を研究対象とするのは目から鱗だった。書かれる対象が学校内の他の先生や生徒の様子であるので大きな括りとしては地域史や民衆史になるのかもしれないと考えた。
地域の教育を記録した日誌は、戦争へ進んでいくための施策を記録していたことが印象に残った。民衆の考えを変化させるためにはよく教育が利用されることがあり、その浸透の様子が今後の時勢を見る参考になりそうだと思った。(2年生)

出欠欄の欠席者数や感染の広がり状況からスペイン風邪の検討をおこなう過程が面白かったです。
戦前の警察は衛生警察として伝染予防の注射を行っていたなど、初めて知ることが沢山ありました。また複数の学校史料を見比べることで「感冒の予防器」や「予防用口覆」がマスクという意味だと分かった時のように、一つの史料に着目するばかりではなく、いくつかの史料を見比べることで事実が分かる過程も面白いなと思いました。(3年生)

3年生になってからゼミが始まり、資料に触れる機会が増え、特に私自身、研究を行っているのが近現代、第二次世界大戦の辺りなため、今回のお話は非常に興味深かった。
ラジオを学校に聴きに行ったり、学校で散髪や入浴を行ったり、この時期の学校というのが想像以上に人々の暮らしの中で重要なファクターだったのだと知ることができた。
また、運動会の競技名に戦争の内容が盛り込まれているのは、当時の人々の生活の中ではそれが普通だったのかと思うと興味深かった。(3年生)

今回の講義を受けて学校日誌が資料になるなんてととても驚きました。そもそも戦時中の学校日誌が現在まで残っていたというのが一番の驚きです。学校日誌は政治史の史料などと比べてしまうと貴重史料とは考えられない人が多いと思います。そんな中で児童がどんどん入れ替わる中捨てられなかったのも戦火で焼けることなく残っていたのもすごいなと思いました。また内容に関してもスペイン風邪の流行の推移などが見られるとは思っていませんでした。どのようなものから必要な情報が得られるのか分からないのでこれから卒論でも様々な可能性を考えて史料を集めていきたいと思います。(3年生)

今回の講話では、一次史料の残りにくさと史料が持つ情報のリアルさが伝わってきました。題材のひとつがスペイン風邪という現在の状況に通じるものだったので、大正時代の記述との違いを感じて興味深く聞いていました。警察が保健所の役割を兼ねていたり、マスク作りがスペイン風邪の流行をきっかけに盛んになったりしたことなど、史料を読むことで新しい知識に出会える面白さがありました。「史料をただの1コマではなく、『自分がこの場にいたら』『置き換えたら』と考えながら見るのも1つだ」という一言が印象に残っています。(4年生)

戦時中の日誌では、ラジオの情報を掲示にして地域の人々に知らせたり、召集された人々に軍服を配布するなど、学校も戦争に深く関わっていた施設であったことが分かりました。深夜に動員命令が出されていたということも記述から分かり、なぜ夜中に出されるのか疑問に思いました。また、祝勝会の様子や運動会の競技など地域の人々の戦争への思いがとても感じられました。
このように、学校日誌という一次史料を読み解くことで今まで知ることのできなかった戦時中の様子や地域の人々の思いについて学ぶことができ、また地域住民という身近な存在の思いを知ることで、自分が今後戦争についてどのように考えるか、どのような世界を望んでいくかを考えるきっかけになったように感じました。(4年生)

今回の特殊研究講座で一番印象を受けたことは、先生が当時の人に寄り添った研究をしていらっしゃったことです。例えば、大正時の学級日誌に当時の津波の影響が書いてあったお話です。先生は日誌に書いてある「津波での死者ゼロ」を見て、「昔のことではあるけれども安堵する」とおっしゃっていました。それ以外にも学級通信の可愛い挿絵が、戦争時に刀を持った軍人の挿絵に変わってしまったことを、先生はとても悲しく思っていらっしゃいました。この先生の、当時の方々に寄り添った研究はとても素敵だなと思い、私もそのような研究がしたいなと思いました。(4年生)


学生たちも触れていますが、史料調査の過程で、大平先生は、一度確認した史料が、次にその学校を訪問したときには綺麗さっぱり捨てられていたという経験を何度もなさったそうです。そして歴史史料に対する教育現場の関心の低さを非常に憂えていらっしゃいます。

私もその話しを聞いて、激しい焦燥感を覚えます。もし史料の価値が本当に理解されているのであれば、その小学校で学ぶ児童たちにとっても、地域で生活するみなさんにとっても、何者にも変えられない宝物であるはずなのに……。

歴文生のみなさんは社会に出てから、そうした事態があったときには、大平先生のお話を思い出して、どうか史料の守り手になってください!

私も大平先生にお会いするのは久しぶりだったので、ご講義後、ツーショットでパシャリ!

大平先生、お忙しい中、本当にありがとうございました!

【受験生向け情報】『歴文生の4年間』 [2020年08月23日(日)]

受験生のみなさま、こんにちは!

松田忍(日本近現代史)です。雨ばかりの梅雨が思ったらと思ったら、もう残暑です。

特に推薦・AO受験などを考えていらっしゃる方は入試が目前で気ぜわしい季節になっているかと存じます。また一般入試を目指す方も、志望校の絞り込みが佳境にはいってきますよね。

今日は歴文に入学した場合の4年間をリアルに再現した『歴文生の4年間』のパンフレットをご紹介いたします。この冊子は歴文1~2年生を主な対象として、歴文で有意義な学びを積み上げていく際の指針を示すパンフレットです。受験生にとっては入学後の学びの流れを具体的にイメージできる資料になるかと思います。

大学生活を「1年生から4年生」×「前期・夏休み・後期・春休み」の4×4の16のセクションに分割し、今後の学生生活を見越した上で、それぞれの時期にやった方が良いことを全力で整理した自信作です!

また先輩から後輩に向けた励ましのメッセージも多数掲載されています。

歴文生の4年間

↑↑↑こちらからPDFファイルでみることができます!

この機会に是非お目通し下しませ!

夏の被団協関連文書整理会を開催しています! [2020年08月06日(木)]

この夏も被団協関連文書整理会を開催しています。

例年は5名でおこなっている参加人数を2名にしてソーシャルディスタンスを確保し、考えうる感染対策をしたうえでの開催です。

現在は被爆者運動関係の写真の整理をしています。人物しか写っていない写真については、栗原淑江さん(ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会)のご助言をえながら整理し、なんらかの情報が写りこんでいる写真については文字史料とつきあわせて時期と場面を確定していく極めて地道な作業です。場合によっては、写真が被団協の機関紙に掲載されている場合もあり、その場合は機関紙のキャプションを元に、写真の性格を確定していきます。

文字史料であれば、いろいろな情報をたぐりよせて年代推定することが可能なのですが、写真となるとかなり厳しくなります。運動に長く関わっていらした栗原さんですら、すでに判断に困るものもあるようであります。写真資料の整理は、当時を知る人にギリギリ問い合わせることができる今がラストチャンスだとも言えます。

ちなみに被団協関連文書整理会の母体となっている「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト―被団協関連文書―」は、コロナ下ではございますが、オンラインミーティングで元気に活動し続けています!今年度も秋桜祭(バーチャル開催)に研究成果を出せるように、しっかり勉強して議論していきます!

日本近現代史読書会―「貫戦史」を考えよう!― [2020年07月31日(金)]

みなさま、こんにちは、松田忍です。

私はこれまでも不定期で「読書会」を企画してきましたが、この夏もやろうと思います。

特にこの夏はコロナで行動制限もされている一方で、ZOOMを使えば、どこにいても集まれる世の中になったわけでありまして、この状況を生かさない手はない!と思っています。

★★★開催日時★★★

初回は2020年8月5日(水)13時~14時30分。
2回目以降は毎週もしくは隔週で決まった時間帯に集まって読んでいきます。
zoomのルームナンバーは申し込みがあった方に連絡します。

★★★参加可能条件&申し込み方法★★★

今回の読書会は「松田と直接会ったことがあり、かつ松田の連絡先を知っている方」を参加条件にします。つまり現役歴文生はもちろん、久しぶりに歴史に触れてみたくなった歴文OGのみなさんは、どのゼミ出身者であってもウェルカムです!いろいろな人がZOOMだったら気軽に参加できるのではないかと思い、企画を立ててみました。

関心のある方は松田忍あてにメールをくださいませ。またLineでもOKです。学生向けに平日の昼間開催なので1回目は参加は無理だが、2回目以降の日程を知りたい人もご連絡下さいませ。

★★★取り上げる本★★★

アンドルー・ゴードン著・大島かおり訳『ミシンと日本の近代―消費者の創出』(みすず書房、2013年)

★★★本の説明★★★

『ミシンと日本の近代』の「序論」によると、1950年に川崎=横浜の工業地帯の労働者階級家庭を対象におこなわれた社会調査で、工場労働者の働きにでかけていない妻は、平均毎日139分も裁縫に費やしていたそうです!!

それは炊事の179分に次ぐ2位の数字であり、3位以下を大きく引き離していました。

みなさんは毎日2時間も裁縫する家庭生活をイメージできますか?私はうまくイメージできません。もしみなさんもそうだとすれば、私たちはこの時代の生活のことをうまく理解できていないことになるし、知りたくなってくるよね!

当時の「裁縫する女性たち」にとって、憧れの機械がミシンでした。この本はミシンの視点から、人々の生活が戦前―戦時―戦後と連続していくことを論じた「貫戦史」の名著です!

★★★この読書会はこんな人におススメ!★★★

「近現代の人々の生活」に興味がある人
「女性の歴史」に興味がある人
「戦時期の歴史」に興味がある人
「人々の消費のあり方」に興味がある人
「豊かさの視点」から近現代史を考えたい人

★★★読書会の進め方★★★

みんなで順番に、段落ごとに音読をしながら、論文を深く読んでいきます。段落ごとに松田が解説し、みんなの意見を共有し、さらに深く考えていきます。

★★★注意事項!★★★

・読書会はみんなで協力して一冊の本を読んでいくグループワークです。ZOOMでの顔出しは必須です(PC環境に無理な人は除く)。
・歴文生以外も大歓迎!

前期を終えての歴文1年生 [2020年07月29日(水)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です!

2013年度から続く歴文ブログ企画「前期を終えての歴文1年生」の時間です。

今学期はオンラインになりましたが、歴文1年生はどんな感想を持ったのでしょうか?以下見ていきましょう!


4月からオンライン授業になるとは思っていなかったので最初は戸惑いましたが2週間ぐらいしたら慣れました。zoomを使えば夜でも昼でも友達と話せることは楽しかったです。でも画面で話してると会いたい気持ちが強くなりました。「新入生のつどい」楽しかったです。 夏休みは「オンライン椎葉」に参加します。楽しみたいです!(チーチー)

※松田コメント:「オンライン椎葉」とは?大谷津先生が主催する宮崎県椎葉村への民俗学フィールドワーク調査(椎葉巡見)。今年はオンラインで聞き取り調査をする形になりました!新しい学問のカタチでとても楽しみだね!!

私は履修登録の時点から不安で夜も眠れず、オンラインということもあり、毎日孤独な戦いでした。しかし、先生方がサポートして下さり、先輩方からもアドバイスしていただきました。授業では顔出しの時もあったので、だんだん友達も増え、5月くらいから慣れ始めることができ、課題も忘れず提出できました。わからないことばかりで大変なことの方が多かった気がしますが、その分達成感がありました。前期は忙しくて自分の自由時間が確保できなかったので、夏休みはゆっくりしようと思います。(こむぎ)

※オンライン授業であっても、しっかりした達成感が感じられ、友達も出来たということで、クラスアドバイザーとして心から安心した!!

「新入生のつどい」では、画面上でしか会ったことない人と直接会えて嬉しかった🥰🥰 みんなとてもオシャレで可愛くて、というか可愛くて、やっぱり可愛くて、いっぱい話してくれて手も振ってくれて、私は幸せです😭 クラスが違ったり来れなかったりで話せなかった人がいて少し残念だけど、これからまだまだいろんな人とおしゃべりしたいなぁと思いました…ヴッ… それとモンハン女子見つけたのではやく一緒にクエストいきたいです…(すい)

※怒濤の「可愛い」連呼笑 街に出かけづらい分、オンラインで一緒に遊ぶというのもアリだと思う。こういう状況だからこそ、ものすごく楽しそうだね!狩りは計画的に!笑

前期は課題やパソコンと闘う毎日でした…。私はパソコンを使ったことが高校の授業くらいしかなかったので、4,5月は先生から与えられた課題を開くことにすら苦戦していました。しかし、オンライン授業が続いたので、パソコンに向き合わざるを得なかったこともあり、パソコンのスキルが前期開始前と比べて段違いに上がりました!さすがに後期もオンライン授業をやりたいとは思いませんが、この前期は困難が多かった分、それを乗り越えようとする力や嫌なことにも向き合う力を身につけることができたのではないかなと思います。 今年の夏はとりあえず健康的な生活をして、後期への英気を養い、10代最後の夏を穏やかに過ごしたいです。(ああああ)

※人生で一番パソコンディスプレイを見た4ヶ月だったと思うので、まずは目をゆっくり休めて下さい!学生も教員も、オンラインスキルが飛躍的に伸びた4ヵ月間でした。

履修登録など大学生になってから経験することに加えてzoom、word、パワーポイントとパソコンを本格的に使ったことがない私にとって前期は初めてなことづくしでした。大きなレポート課題が一気に出ても、同級生と大変さを共有できずつらかったときもありましたが、なんとか乗り越えられました! 新入生の集いでやっと同級生に会えてとても嬉しかったです!後期は対面できる機会が少しでも多くなってほしいです!(ユニコーン)

※松田自身がオンラインで思ったことは、授業や会議そのものは多分オンラインでもできるということです。オンライン授業が好きな人も苦手な人も両方いらして、両方の意見もたくさん聞きましたが、少なくとも授業として成立する。でも今までならば当たり前に出来ていた、授業前後の時間に「偶然人とばったりあって盛りあがる/共感し合う」みたいな時間だけはオンラインでは満たされず、その貴重さを強く感じました。

前期は課題が大変でした。提出ページで、「未提出課題消えた!よっしゃ!」って思ってたらその日か次の日に新しい課題が増えてました。( ˙-˙ ) 正直毎日パソコンとにらめっこばっかしてて、ホントにあっという間に前期が過ぎていったけど、充実はしてたな〜と感じます。とりあえず、夏はバイトして推し事します笑(まろまゆげ)

※「推し事」?誤字ですか?(トボケ) 「充実」と書いてくれましたが、「乗り切った感」はすごくあるよね笑

 前期の初め頃は、Zoomにまだ慣れていなかった上にパソコンもあまり使った事が無かったので、何かと大変でしたが、今思えばパソコンなどに慣れる良い機会だったなと感じています。  夏休みには、今まで録画していた映画やアニメなどを見ようかなと思っています。(なす)

※社会が強制的に次のステージに進んだ感のある数ヶ月だったね。これを良い変化とするのか悪い変化とするのかも今後も私達次第かも。

何も分からず気づけば前期終了していました。私昨日入学したよね?思っています。本当に寝て起きたら前期終了レベルです泣 前期の後半戦からがいちばん辛かったです。みんなの顔が見れる(Zoom越しですが)言語の授業では、みんなの顔を見て安心して泣きそうになるくらい疲れていました。授業でみんなの顔が会えないのは寂しくなりますが、とにかく前期が無事に終わったので自分を褒めたたえます!!(ぽんちゃん)

※zoom授業の顔出しはお互いを勇気づける行為だと思うんだよね。オンライン授業では、是非積極的な顔出しを!!

大学生活の始まりがオンラインとなってしまい、とても不安でした。しかし、歴文ラジオで色々な話しを聴くことができたり、グーグルのチャットで同級生と情報を共有できるようにしてくださったりと、このような状況の中でも先生、先輩方が色々とサポートをしてくださったおかげで何とかやっていくことが出来ました。また、大学の授業は高校の授業とは全然違うので、授業を受けるのが楽しかったです!ただ、ずっと家に引きこもっていて体力が落ちているので、対面授業が始まったら学校に通えるか少し心配です。夏休みは体力を取り戻すために少し体を動かしたいです。また、次のTOEICに向けて英語の勉強をしたいです。(ドンちゃん)

※歴文らじおとか、かなり前な気がするなぁ。たった3ヶ月前のことなのに笑 あの頃は授業もまだ始まってなくて、みなさんの不安感はすごかったよね。

夏は、たまたま2外で取ったらもっと勉強したくなった中国語と世界遺産検定の勉強をしたいです!!(あとはバイトをして社会勉強もしてお金を貯めて、待ちにまったヲタ活をします。)また、「新入生のつどい」で会った子と電話したりZoomしたり、初めて自由夏休みなので自分を甘やかして二学期に向けて楽しみたいです!!!(ぽんちゃん)

課題、課題、課題の毎日で、辛かったです。でも、授業を受けてみて、自分の興味のある分野に気づけたり、面白い話を聞けたりなど、思っていたよりも楽しいオンライン授業期間を過ごせました。夏休みはGHOST OF TSUSHIMAに勤しみます。(ハクちゃん)

※待望の和風オープンワールド系RPG!!現在の日本のゲームシーンからよくこの作品が生まれたな~と感動しています。

要領が悪すぎたのか、全然余裕がなくて、毎日10時間以上パソコンと睨めっこしてました。なので、目が悪くなったし、寝つきも良くないです。課題について聞きたくても同級生にも先生にも気軽に声をかけられず、不安がついて回りました。授業は全科目希望どおり受講できたので楽しかったのですが、オンラインで満足に意思疎通ができず、ストレスが溜まりました。常に時間の使い方を工夫して1週間に1日は完全に暇な日を作るようにしたり、学期末のレポート期間は特にちゃんと計画立てないとだったなーと後悔してます。夏になったら大学での学びに拘らず、興味があることをいっぱい勉強したいです。(バク)

※大学に行ったら何となく授業を受ける形になる対面ではなく、オンライン授業は自己管理能力が究極に問われたよね。それを乗り切ったみなさんは、授業内容だけではなく、これからのオンライン対応で生きていく力が本当の意味でグーンと伸びたと思います。でも改善点は一杯!学生、教員双方が体制をみなおして、良い後期になるようにしていこう!

今の率直な気持ちは、早くあそびたーーーーい!!制服ディズニーしたい、コロナのせいで学生らしいこと何一つ出来てない気がします(笑) 大学の授業は、初めてのオンラインで最初は戸惑いばかりでした。課題をどう提出するか分からないし…パソコンの操作難しいし…Wordの使い方分からんし…卒業出来るかな?などの不安がありました。でも、だんだんとオンラインにも慣れてきた気がします!オンラインの良い所は、なんと言っても授業が始まる直前まで寝られること!ホントこれに尽きる。前期は、課題のことを考えない日はないくらい頭の中が課題、課題となっていましたね。 夏休みは、アルバイトと友達と遊びたいと思います。(リコリコ)

※いや、学生も教員も本当によく頑張った!そして4月から比べると7月には相当落ち着いたよね。先生方も自分の授業の動画を撮って配信するなんて事をしたことがない方がほとんどだったと思うのですが、今は(ヒイヒイいいながらも笑)だいたいできるようになっている。これってすごい進化だと思う。

※せっかく身につけたスキルですので、対面授業になっても、動画配信を織り交ぜることで、授業のクオリティを上げることはできないかと考え続けています。

大学入学!!!ひゃっほう!!!ってところにコロナのせいで入学式もできず、約4ヶ月間大学の敷地に行けませんでした…。 7月に「新入生のつどい」で1回大学に集まった時は感動モノでした。今までの苦労を全て忘れるレベルでした。本当に。 オンライン授業で、目は疲れるわ課題は多いわ大学行きたいわで散々でした笑 でも4月のころは「1500字〜?!無理無理」とか言ってたレポートも7月の今では2000字も書けるようになり、1500字が少なく感じられます。(※個人差あり) 先生方も優しく、かなり助けられてばかりでした!感謝でしかないです…。(神様を拝むポーズ) 授業もとても楽しくて、考古学基礎での土器づくりで土器の虜になりました笑笑(青空喰種)

※なんとなく文章を書けるようになってきたってのは本当に嬉しい!あと「300字だったらこのくらい」「1500字だったらこのくらい」と書き込める内容量のだいたいの検討がついてくれば、さらにレポートに工夫ができるようになるね!

後期こそは学校で授業受けたいです!オンラインは通信料とプリンターのインク・紙代が死ぬほど取られます…(貧乏民) 4月のころは不安でしかなかったけどそれなりに楽しくやれてます! オンラインの中で繋がった同級生とのヲタク会話が1番楽しい!!!授業の合間の癒し!!!!! 前期頑張ってきて良かったです。 大学生になって最初の夏休みはネトフリのアニメ鑑賞に捧げます(ニッコリ)(青空喰種)

※夏休みは「やりたいこと」をやろう!それと同時に「やるべきこと」を2つはいれることを意識して下さいませ。バイト開始、プロジェクト、ボランティア、オンライン留学、免許取得……。「やるべきこと」の大きな核をつくることで、逆に「やりたいこと」にも身が入ると思うぞ。

オンライン授業についてなのですが、何も分からない状況で履修登録をし、授業を受けたので、不安でいっぱいでした。私はTwitterをやっているので同じ大学の人とある程度相談し合うなどできましたが、Twitterやってない人はさらに大変だったと思います。また、急遽オンライン授業になったので、先生方も生徒もお互いオンラインに慣れておらず最初はバタバタしていました(笑)先生によって課題提出する際のツールなどが違うのが、オンラインに慣れていなかったので尚更大変でした。課題や連絡が色々なところに散りばめられてしまって……(ちあき)

※歴文生はGoogleチャットで相談しあう場所は作ったぞ。「○○の授業取っている人いますか~?ちょっと聞きたいことがあります」みたいな書き込みがGoogleチャットにはかなりありました。利用できるツールを使っていこう。オンラインにおける情報共有方法の単純化は、この状況が続くならば一番の課題だねぇ。

よかったことは、学科の雰囲気です。zoomで交流会や質問会などがあり、不安も少しずつ薄れていきました。 最近多くの会社や小中高などが通常に戻ってきている中、大学生だけ(だけではないですが)が通学できないことをSNSで嘆いている方に、「対面である必要はない」「自分の努力次第で変えられるのに行動しないお前が悪い」などと厳しい言葉が投げかけられるのを見ますが、そうじゃないんだよなぁ……という気持ちです。対面で授業ができないこともするべきではないことも分かっているけれど、せめて大学生ではない人にこの現状を、この辛さを分かって欲しいと悲しくなります。 (ちあき)

※「『合理』的な考え方」を武器に殴り合っているSNSの戦場から距離を取ることが心の平安をもたらすかもよ。これはわりと真面目に。

夏にしたいことは、前期の復習です。特に第2外国語をやらねばと思っています。達成できるといいですね。。あとはこの外出自粛の中でも、なるべく楽しいことができたらと思っています。大学生は夏休みが長く楽しみにしていたのにこの有様で残念ですが、元々引きこもりなので普通に楽しみです^^*初めてのバイトでやりがいのある仕事をしているので、充実した夏休みになりそうです。(ちあき)

※夏休みは大きな予定(岩)を2個ぶちこんでおくことを意識するようにしよう!たとえば語学は1個の大きな岩になり得るよね。岩を最初にぶちこんでおかないと、なんとなくだらだらと「砂の時間」だけで埋め尽くされてしまうぞ。

結局一回も大学にはいけず、、、定期代が浮きました。レポートがとにかく多い!!!!先生方それぞれは少しの量だし期限も一週間だし~って思ってるかもしれないけど私たちがいくつ授業とっているかおわかりでして!?と頻繁になりました。まあテストがなくなったのは嬉しい!自粛期間中に沢山趣味が増えました。今きてるのはタイのドラマです。俳優さんがかっこいいんだ、、、、夏休みには沢山のドラマを一気見したいです!(するこ)

※授業出席確認が課題で行われた関係上、学生のみなさんは一定間隔でひたすら投げ込まれる球を打ち返し続ける「バッティングセンター状態」だっただろうなと思っています。課題提出方法が授業ごとで違って、ストレスがあったなどの点は改善の余地はあると思います。一方で、課題の総量については、教員は譲れぬラインです。課題の質や意味づけの面でご意見があれば、是非授業改善アンケートに!(出してしまったかもですが)

授業毎の出欠確認用の課題は比較的軽かったのでなんとかこなせましたが、中間・期末レポートのクオリティがあまりに酷かったです!!!夏休みの間に計画性とか資料の調べ方とか文章の組み立て方とか自分で訓練しようと思います… また、自己紹介カードでは皆はっちゃけてた(オタクの子多いですね!)のに「新入生の集い」での自己紹介タイムだと皆わりと大人しそうに見えたのでもっと打ち解けられたらいいなと思います!もっとお話ししたかった!!(こえび)

※レポートのクオリティを上げるためには経験値の蓄積しかない!考えた経験、話し合った経験、皆の前で勇気を持って発表した経験などなど。是非、オンラインながらも開催されている各種催しに参加して、人と関わり発言するチャンスを確保しよう!そしてそのなかで友達もつくっていこう!

前期のオンライン授業は慣れなくてほんとに辛かったです。特に課題管理…!始まったばかりの時は頭の中に入れてスケジュール管理してたんですけど到底無理でした。あと、自己管理が大変です。自分は新入生のつどいに参加できなかったのですが、趣味がかぶってる人とかいて、是非話したいと思いました!(おーさん)

※個人的には、みんなの「前期授業こんな風にスケジュール管理してました事例集」を集めて共有してみたいな~って思っています。課題の量もともかく、スケジュール管理力が問われる半期間だったもんね。

履修の反省点は、資格ばかりを意識しすぎて自分の専攻にしたい分野の授業をあまり取れなかったことです。資格の授業も楽しかったですが、前期で大体の感覚がつかめたので、後期からは専攻にしたい分野の授業も入れようと思います。 歴文の先生方がとても親切で安心しました。特に松田先生が熱心にいろんなことを企画してサポートしてくださったので、非常に助かりました。特に、クラス会の後のブレークアウトセッションでは皆が自分と同じ思いであることを知れてさらに安心できました。CAが松田先生で本当に良かったです。(ポチ太)

※なんか自作自演感がでますが笑、そういって頂けて本当にありがたく存じます。学生から絡んでいったときに、邪険にするような先生は歴文にはいないと思います。相談したいこと、話を聞いてみたいことがあったら、松田のみならずいろいろな先生に積極的に関わっていこう!教員として一番困るのは、みんなが悩みを抱えたまま閉じこもることだからね。そうすると助けようもなくなってしまうから!

オンライン授業についての良かった点は、パソコンとの距離が縮まったことです。わたしはパソコンに苦手意識があったのですが、オンライン授業をするにあたって自分のパソコンを用意しないといけなくなり、そして毎日パソコンに向かわないといけなくなり、パソコンへの苦手意識がなくなりました。今では自分のパソコンに愛着すらあります。 オンラインで厳しかった点は、規則正しい生活をすることです。授業(毎日ちがう時間)に合わせて起きて、お昼休憩でだらけてしまって午後の授業の課題は夜や土日に回る、となることが多かったです。後期から、いや夏休みから、規則正しく生活したいです。(ポチ太)

授業の感想は、動画配信型(特にGoogleドライブ)が一番受けやすかったです。語学の授業は、zoomでの対面型が合っていたと思います。しかし途中で落ちてしまうとやはり焦ります。一方で一番やる気が出るのはzoomでの授業でした。数少ない他人と触れ合える場だからです。歴史文化基礎Ⅰがレポートを書くなどの大学で必要になる情報を沢山知れて、良かったです。あと、考古学の先生が面白くて、考古学基礎と概論のある日は少しうれしかったです。地域観光学概論も、世界中の地域ごとに異なる観光の特徴を知れて面白かったです。教職の授業も面白かったです。特に法学の先生が面白く、中学生の時から公民は苦手だったのですがこの授業のおかげで政治や法律に興味を持つようになりました。(ポチ太)

※1年生のときに一番大事なことは、自分の興味の幅を広げること。そういう意味でポチ太さんは、関心をもてる多くの授業に出会えて本当に良かったと思います!

2020年2月のスクーリングの写真。こんな風にグループワークが出来る日がまた来る事を祈っています。

歴史文化学科の新入生対応 [2020年07月24日(金)]

こんにちは、松田です。

4月~5月における歴史文化学科のオンライン体制整備について、松田が話している動画が、昭和女子大学入試情報サイトにアップされました。

学内向けに録画した動画なので、ゆる~く話していますが、逆に大学におけるオンライン支援体制のリアルなところが分かるかと思います。是非ご覧下さいませ。

被団協文書整理会を開催しました! [2020年04月05日(日)]

みなさま、お元気ですか!松田忍(日本近現代史)です。

この春休み、被団協文書整理会をおこないました。4月の現在はもう出歩くことが難しい状態ですが、まだギリギリ集まれた時期の開催です。

今回は被爆者運動関係の写真を整理しました。

机の上に写真の束を並べて、ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会の栗原さんに確認しながら、一枚ずつ仕分けしていく作業です。

また機関紙『被団協』に掲載された写真などについては、過去の記事を見ながら一点ずつキャプションを確認していく地道な作業です。

文字史料の場合は内容を見れば、どの時期の史料なのかある程度は推測することができますが、写真となるとお手上げです。関係者のかたにお話を伺いながら一点一点の整理になります。こうした作業こそ優先度が高いなと思います。

以下、参加した学生の声です。

「今回の史料整理では、初めて写真の整理を行いました。段ボールに入っている写真を分類し、何の写真かを特定することは想像以上に時間がかかりました。しかし、写真の量と種類の多さから、今まで被爆者の方々が多岐にわたって活動をされてきたことが伝わってきました。今回、整理できた写真はごく一部です。今後も写真から被爆者の活動を学びつつ、整理していきたいです。」

まだまだ作業は続きますが、史料を未来に受け継ぐことには必ず意味があると信じて頑張ります!

新入生のみなさま、ご入学間近ですね! [2020年03月25日(水)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

世田谷キャンパスもずいぶん春めいて参りました。ソメイヨシノが5分咲きといったところでしょうか。

テレビではウイルス感染拡大を伝えるニュースが連日流れ、緊迫した情勢が続いております。ウイルス対策はしっかりとり、集会の自粛などの呼びかけは守りつつ、でも一方で新生活への準備を前向きな気持ちで進めて欲しいと思いまして、この動画を作成いたしました。

内容はみなさん歴文生が過ごすことになる世田谷キャンパスのプチ紹介です。この動画をご覧になって、これから4年間の過ごし方について、期待を膨らませて4月をお迎え下さいませ!

動画中で申しております3月24日付の書類は郵便事情などの都合でまだお手もとにはないかも知れません。その場合はしばしお待ち下さいませ。

またサムネにもなっておりますカリヨンについては金子学長がさらに詳しくこちらでご紹介なさっていますよ。

ではでは、みなさまのご入学を心より楽しみにいたしております!

(追記)この動画撮影のあと、さらに状況が変わっております。大学から届く最新の情報をしっかり確認してくださいね!!

【本の紹介】さよならミニスカート [2020年03月23日(月)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。「こういう時こそ本を読め!」ってことで今日も本の紹介です。

歴史文化学科のカリキュラムには「日本女性史」「近代女性史文献講読」「比較女性史論」などの女性史関係の科目がいくつか設置されています。そうした授業を受講した上で、特に近現代の女性史に関する研究をして卒論を書きたいという学生が、松田ゼミを希望することが増えてきました。(念のために言うと松田ゼミは幅広く日本近現代史を研究できるゼミであります。史料さえあるテーマなら一緒に頭を悩ませて研究を支援します。皆さんドンとぶつかってきてください!)

かつては「1930年代の性売買の問題を遊廓の衰退とカフェーの興隆とに引きつけて論じた卒論」もありましたし、今年の卒業生の一人も「なぜ1930年代には、職業婦人の華やかなイメージと女性の身売りの悲惨なイメージが同居しているんだろう」との問いかけを出発点として「1930年代の女性の職業選択のあり方」を論じた卒論を書きました。

さて現在のゼミ生にも、1970年代のウーマンリブの背景を探るべく、とある婦人雑誌の1950年代から1970年代までの約30年分の記事を分析し、1970年代になると、急速に「主婦」の枠組みにはめこまれていく女性たちの生き方を考えている学生がいます。

その学生が「先生!是非このマンガ読んで下さい」と教えてくれたのが、牧野あおい「さよならミニスカート」(『りぼん』にて連載、現在は休載中)です(下記参照)。

集英社公式サイト(http://ribon.shueisha.co.jp/sayonara_miniskirt/)から引用

この作品における「女性の生きづらさ」への洞察力には舌を巻きました。女性であろうとしても、女性であることから逃げようとしても、どのみち女性であることにからめとられていく少女たちの息苦しさがリアルに描かれています。究極的には「なぜ少年たちは汚れないのに、少女たちは『清楚』だったり『汚れたり』するのか」を考えさせられました。

「さよならミニスカート」を私に教えてくれた学生は、一方で、「このマンガは良いマンガだけれどもこのマンガだけで終わるのはもったいないと思うんです」とも言っています。

たとえばこの学生が研究している1970年代のウーマンリブにおいて、田中美津は、なぜ女性は「母か、便所か」のどちらかとしてしか生きられないのかとの鋭い問いかけをおこない、女性のおかれた現状に対して憤りの声を上げました。田中に共感する女性たちや、田中と同様の問題に切り込もうとした女性たちが運動を盛りあげた一方で、男性たちだけではなく、同じ女性たちのなかにも、運動に対して冷たい視線を注ぐ人たちが数多くいました。

つまり女性史のなかでは「さよならミニスカート」がつきつけた問題がこれまでも問われてきており、かつても「さよならミニスカート」のなかにみられる構図が存在していたわけです。そうした歴史を踏まえた上で読めば、「さよならミニスカート」の現代的な意義について、さらに理解が深まるし、また「さよならミニスカート」を出発点として、多くの人に女性史を学んで欲しいと学生はいうわけです。

私自身もこれだけで終わるのはちょっともったいないマンガだなと思っています。なにか女性史研究と絡めてこの作品を読む読書会などの企画を立てようかなと思っています。

「さよならミニスカート」で検索すると試し読みできるサイトもあるようです。この記事を読んで気になった方は是非読んでみて下さい。また感想を松田に教えてくれるといろいろと議論が出来ると思います。