心理学科では、4年間の学びの集大成として、卒業論文の作成が必修となっており、4年生全員が1月9日に卒業論文を提出しました。
そして、提出からほぼ1か月たった2月7日2017年度卒業論文発表会を開催しました。これは、4年生全員が6部屋に分かれ、9時過ぎからお昼休みをはさんだ14時半まで行うものです。4年生は、発表用のスライドを作成して発表会に臨みました。
3年生からゼミに所属して、問題意識を明確化し、研究目的や研究仮説を立て、それを検討するために研究計画を立てて実施した研究は、多くの方の協力を得て、原稿用紙50枚の分量に及ぶ論文としてまとまりました。そうした膨大な内容を発表時間12分にまとめ上げるという作業は、改めて自身の研究を振り返る作業となります。
指導教員やゼミ仲間との振り返り作業を経て、今一度研究内容を振り返る作業を行った4年生の発表は、いずれも堂々としており、達成感がその表情に表れていました。学生や教員からの質疑に、自分のことばでしっかりと答える様子は頼もしいものでした。発表会に参加していた3年生にとっては、1年後の良いモデルとなったと思います。また、同じく参加していた2年生にとっては、ゼミ選択が迫っている時期でもあり、どのゼミを選ぼうかという参考になったものと思われます。
(藤崎春代)