2021年度 方法論科目「心理演習」・2:心理検査演習

先週金曜日から始まった2021年度前期の授業ですが,1週目が終わり2週目がスタートしています。
?2021年度「心理演習」第1回

「心理演習」の第2回授業では,教員が前回デモンストレーションを行った心理検査について,学生自身に演習してもらいました。学生はマニュアルを見ながら問題文を読み上げたり,回答を記録したりと,はじめて自ら実施する検査に悪戦苦闘していました。

また,感染症対策を徹底しながらの実施となったため,通常とは異なるセッティングでの実施となりましたが,それぞれが一生懸命取り組んでいました。


(心理検査の演習風景)

 

途中で「○○なときはどうすれば良いですか?」という質問もいくつか出ましたが,いずれも検査を実施する上でとても重要な質問でした。

実際に検査用具に触れられる対面授業だからこそ出てくる質問で,教室全体でシェアすることを通じて体験的な学びを得られているようでした。

また,心理検査を標準的な手続きに則って実施することの大切さや,心理検査を実施すること,そして何より検査を受けることの大変さも感じてもらえたようです。

オンラインで参加している学生にも,可能な限り検査場面の実際を届けられるように実施しました。


(検査場面の中継)

※検査問題や用具にはぼかしをかけています。検査内容などの漏洩により検査の有用性が損なわれることを防ぐためです。このような決まりごとも心理専門職の職業倫理教育の一環として学生に伝えています。

(「心理演習」担当教員)


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