2021年度 公認心理師科目「心理実習」:【実習体験談】NPO法人 いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ②

公認心理師科目の「心理実習」では,6月からNPO法人 いろえんぴつ心理福祉コミュニティズにおける参加型実習が始まっています。
2021年度 公認心理師科目「心理実習」:NPO法人 いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ

いろえんぴつの実習では数名のグループに分かれて,順に参加しています。
既に1グループ目の実習体験談が掲載済です。
実習体験談①

今回は2グループ目を掲載します。
今後「心理実習」の履修を考えている在学生や,心理学科を目指す方は是非参考にしてください。

入り口にある素敵な看板です

 

私は、今回の実習では「知的障害や身体障害のある方とのコミュニケーションの取り方を学ぶ」ことを目的の1つとしました。

これまで障害のある方と一緒に作業をしたことがなかったため、「何か失礼なことをしてしまわないか」「意思疎通が上手くできないのではないか」、と最初は不安でした。実習では、利用者さんの好きなことや、持っている障害の特徴を少しずつ知っていきました。また、職員の方々の対応も参考にしつつ、私も利用者さんと会話をしたり、一緒にポストに郵便物を入れたりするなど、自分から関わりを持つようにしました。

すると、最初は不安に思っていたコミュニケーションも、私の名前を覚えて呼んでいただいたり、会話の中でお互いの共通点が見つかって緊張が和らいでいきました。また、美味しくクッキーを焼くコツを教えていただいたりと、楽しく行うことができました。

実習を通じて、障害のある人との特別なコミュニケーションの方法よりも、まずは「相手のことを知ろうとする。自分のことも伝えていく」、という姿勢が大切なのではないかということを学ぶことができました。

(4B 山田)

他のグループにおける体験談も随時掲載しますのでぜひご覧ください。

(「心理実習」担当教員)


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