【論文掲載】日本人における音楽聴取の心理的機能と個人差(池上 専任講師)

この度,心理学科の池上 真平先生らの研究グループの論文が,日本心理学会の学術雑誌『心理学研究』に掲載されました👏

池上 真平・佐藤 典子・羽藤 律・生駒 忍・宮澤 史穂・小西 潤子・星野 悦子 (2021). 日本人における音楽聴取の心理的機能と個人差 心理学研究, 92(4), 237-247.
※上記リンク先から論文をお読みいただけます。

研究内容や,研究を進めるにあたり工夫したこと苦労したことについてインタビューを行いましたので,心理学の研究に関心のある方は,論文と合わせてぜひお読みください💡

Q1:掲載された研究の内容を教えてください。

今回の研究は,「人はなぜ音楽を聴くのだろう?」という疑問への答えを探るべく,幅広い年代の方々を対象に日本各地で調査を行ったものです。

結果からは,音楽を聴くことには7つの主要な心理的機能があることが見出され,これらが人を音楽に惹きつけているらしいことがわかりました。

さらにこれらの機能には性別,年代,パーソナリティによる個人差があることがわかりました。詳しくはぜひ論文をお読みください。

Q2:研究で工夫したことや苦労したことを教えてください。

調査対象者調査項目は,研究の成功・失敗を左右するので,特に慎重に検討して研究を進めました。

限られた時間と予算の中で,「調査を行う場所や人数や年代バランスをどうするのか」ということもそうですし,調査項目を決めるのにも共同研究の先生方と話し合いを重ねて,細かい部分の言い回しにも気を使いながら,予備調査も行なって決定しました。

(池上 真平)


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