2021年度 実践科目「心理学総合演習D」成果発表会

実践科目「心理学総合演習」とは

心理学総合演習」は社会の中での心理学の役割を理解するとともに、心理学の専門科目および他の関連科目の学びを統合して、幅広い実力や人間性を養うことを目的としています。

各プロジェクトへの参加を通して、社会との繋がりの中で心理学とその活用について体験的に学習します💡
【授業・学生の活躍】教室から社会に心理学を広げる「心理学総合演習」

2021年度は、以下の3つのプロジェクトが活動しました。

三軒茶屋にある若者の居場所「あいりす」

あいりす」は、昭和女子大学と世田谷区の「若者支援の分野における連携協力に関する協定」に基づき運営されている、小学5年生から24歳の女性を対象にした居場所づくりの事業です。
▶大学HP|三軒茶屋の居場所《あいりす》オープン —昭和女子大学×世田谷区連携プロジェクト—

日常的な利用者さんとの交流のほか、各種イベントも実施しました。今年度は緊急事態宣言を受けて、オンラインでも活動を行いました。

さまざまなイベントを実施しました

手作り工作を通した遊び支援

放課後児童クラブ(学童保育)を利用している小学生の遊び支援として、手作り工作を通じた交流活動を行いました。中でも目玉は夏休みのスペシャルイベント (手作り工作遊びコーナー)の企画運営です。

子どもの年齢発達段階興味関心スキルに応じた遊びの楽しみ方や関わり方を学ぶため、乳幼児の親子が集う広場(おでかけひろばSHIP)での観察実習、放課後児童クラブ(昭和小学校アフタースクール)でのボランティア実習を行いました。
▶当日の詳細…学科ブログ|2021年度 実践科目「心理学総合演習D」手作り工作を通じた遊びの支援活動報告

工作づくりなどを通して遊びの支援を行いました

サウンドスケープの統合的理解

サウンドスケープとは、「音の風景」のことです。聴覚の基礎知識を学んだ上で世田谷公園、三軒茶屋駅近辺、松蔭神社にフィールドレコーディングに出かけて、昭和女子大学近辺を象徴する音を録音しました。

録音した音を用いて音響分析心理実験などを行い、社会・文化的な背景とも絡めて、音の風景を多角的に捉えて理解を深めました。
▶当日の詳細…学科ブログ|2021年度 心理学総合演習D「サウンドスケープの統合的理解」フィールドレコーディング

大学周辺で音を録音し分析を行いました

 

成果発表会において、各プロジェクトメンバーは、活動内容や活動から得られた学びについて、分かりやすくかつ興味をひくスライドを作成して発表しました📊

発表後の質疑応答の時間には活発な発言があり、発表内容を深掘りして議論が行われました。

 

2022年度は「心理学総合演習A」として5つのプロジェクト活動が行われる予定です。

これからも教室という枠を超えて、学びを深めていってください。

(担当教員)


これまでの心理学総合演習の活動はタグ「心理学総合演習」をご覧ください。