公認心理師科目の「心理実習」では,心理職が働くさまざまな分野で実習を行ってきました。
実習は講義や演習を通じて学んだ知識をもとに,公認心理師の支援の実際に触れながら,職業倫理や法的義務,他の専門職や支援機関と連携をすることの大切さを学ぶことを目的として行われます。
心理学科では,公認心理師が働く以下の主要5分野すべての施設で実習(オンライン含)を行いました。
- 保健医療…精神科病院,精神科クリニック
- 福祉…障害福祉サービス事業所,障害児相談・通所支援事業施設
- 教育…教育センター
- 司法・犯罪…少年鑑別所
- 産業・労働…特例子会社,地域障害者職業センター
年度末の1月31日に,実習生はこれまでの実習の集大成として実習報告会を行いました。
当日は公認心理師を目指す下級生たちが30名ほど参加し,先輩たちの実習報告を聞くことで,
正直これまでは実習に対して、施設名を聞いても漠然としていたイメージしかありませんでした。今回、心理職がそれぞれの現場でどのように働いているのかも垣間見ることができて、以前よりも具体的なイメージをもつことができ大変参考になりました。(3年生)
想像以上に公認心理師は多くの職種と関わっていると思いました。学部生のうちからマナーを守り、失礼のないように臨むことの重要性を改めて感じました。(3年生)
分野ごとに求められることが異なる面がある一方で、利用者の方だけでなく、その関係者の方にも配慮した働きかけが大切であることなど、領域共通の視点もあるように感じました。そのため、多面的な視点が重要であると思いました。(3年生)
と,これまでの講義や演習で学んだ知識をもとに,現場から学ぶことの重要性を早くも感じとっていたようです。
「心理実習」は今年度から開講した科目です。今年度の実習生はコロナ禍というだけでなく,学科としてのはじめての実習生で前例がないという難しさも合わさり,大変な1年間だったと思います。ですが,実習生それぞれが本当に頑張って実習を乗り切ってくれたと思います。お疲れさまでした✨
来年度の実習生も先輩たちに続き,現場で一つでも多くの学びを得てください。
(「心理実習」担当教員)
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