毎年度，心理学科では入試合格者向けに推薦図書リストを紹介しています📕
2023年度推薦図書
合格おめでとうございます こんにちは。心理学科長の松澤です。 4月の入学に向けて、合格した皆さんは色々と準備をなさっていることと思います。大学生活の開始までまだ少しありますので、充実した時間にすべく、ぜひ一日一日を大事にしてください[…]
リストに掲載された本の中には個別の推薦記事を作成しているものもあります💡
今回は心理学の入門書についての紹介および入学予定者へのメッセージをお届けします🔽
『心理学・入門――心理学はこんなに面白い 改訂版』サトウ タツヤ・渡邊 芳之 有斐閣 2019
推薦理由
心理学の研究領域は広いため、多様な分野に分かれています。まずはどのような分野があり、各分野でどのような研究や実践が行われているのかを知ってほしいと思います。
この本では、
- カウンセリングなど心理療法を扱う｢臨床心理学｣
- 性格の個人差を扱う｢パーソナリティ心理学｣
- 他者とのコミュニケーション、対人関係、他者への同調や群集心理などを扱う｢社会心理学｣
- 人の一生の間の心の成長や変化を扱う｢発達心理学｣
- 様々な心理検査の実施方法を扱う｢心理学的アセスメント｣
- 人が周囲の環境を捉えるしくみや記憶のしくみを扱う｢知覚・認知心理学｣
- 条件づけによる行動の変化などを扱う｢学習心理学｣
のほか、｢心理学史｣や｢心理学研究法｣まで非常にわかりやすく解説されています。心理学の主要な領域について把握できるので、おすすめの本です。
入学予定者へのメッセージ
合格おめでとうございます。
みなさんは、心理学をどのような学問だと思っていますか？
パズルや占いのようなものと考えたり、心理学を勉強すると人の心の中が読めるようになると思っている人はいませんか？
これらのイメージや考えは間違いです。実際の心理学がどのようなものなのかを、入学後にしっかり学びましょう。大学でお会いできることを楽しみにしています。
