心理学科では今年度,社会心理学分野に准教授・榊原良太先生を新たにお迎えしましたのでご紹介致します。
「感情心理学」と「社会心理学」が専門です。どうすれば自分の感情をうまくコントロールできるのか、どうすればさまざまな情報を活かしながら、正しい判断や意思決定ができるのかに興味があります。
自分自身や社会を一歩離れた視点で客観的に観察できる点、日常のふとしたときに研究の気づきがある点などが魅力です。
また、スポーツでよく言われる「流れ」の存在が、本当に試合展開や選手のパフォーマンスに影響するのかについて、実際のデータを用いた検証を行っています。ほかにも、その時々で気になる社会現象や社会問題に心理学の視点から迫るような研究を行っています(最近ではコロナ禍でのマスク着用など)。
1歳の娘の成長を見ていると、どうしても発達心理学に関心が湧いてきます(笑)。
また、日本史が好きで、史跡をめぐるのが趣味なので、時間ができたら関東のいろいろな史跡を訪ねてみたいです。
「計画された偶発性」という理論があります。大学生活の中でキャリアをじっくり考えることはもちろん大切ですが、偶然や予期せぬ出来事によって、思い描いていたようにはいかないこともあります。むしろそれが普通です。
それでも、後々振り返ると、そうした出来事が自分を成長させてくれたと感じることも少なくありません。思い通りにいかないときこそ前向きに、楽しく取り組んでいきましょう。
「人間がかかわることは、全て心理学の研究対象になる」と言えるほど、心理学が扱う範囲は広く、それが心理学の一番の魅力・面白さだと思います。
日常の何気ない疑問も、立派な心理学の研究テーマになり得ます。ぜひ、一緒に楽しく心理学を学んでいきましょう。
心理学科では学びの土台となる概論科目である 「心理学概論」 「発達心理学」 「社会心理学概論」 「臨床心理学概論」 をベースに,「認知」「発達」「臨床」「社会」の4領域の学びを深める科目を「各論科目」として[…]
『感情』(著:ディラン・エヴァンズ、訳:遠藤利彦、岩波書店) さまざまなエピソードを交えながら、感情の役割や存在理由などについてわかりやすく解説している本です。感情心理学という分野のおもしろさを感じてもらえると思います。 |
『予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』(著:ダン・アリエリー、訳:熊谷淳子、早川書房) 著者自身の面白い実験をもとに、人間の選択や意思決定にひそむ数々のバイアスが紹介されています。私がこの分野に興味を持ったきっかけとなった本です。 |
(2024/7/3更新)
榊原先生の体験授業が公開されました👏
(2024/9/14更新)
榊原先生がパ・リーグTVに出演しました📺️