心理学科では学びの土台となる概論科目である
をベースに,「認知」「発達」「臨床」「社会」の4領域の学びを深める科目を「各論科目」として多数用意しています。
今回,心理学科アンバサダー(Ambassador)の2B・佐藤さんに「対人関係論」(藤島喜嗣先生)の授業を紹介してもらいました💁
ぜひご覧ください😊
皆さんは人と会話をする中で、「相手が今どのようなことを考えているのか…」と思うことはあるでしょうか?
心理学では、他者の行動から感じていること(感情)や考えていること(信念)を推測することを社会的推論(social inference)と呼びますが、この授業では自己の感情や考えも含めた推論のプロセスや、そもそもなぜ推論が行われるのかを学んでいます。
他にも対人関係上のトラブルが起きる要因についても学んでいます。
対人関係における考え方の癖をいろいろと学んでいますが、特に社会的投射(social projection)※により、自分の考えをもとに考え過ぎてしまうことで、自分と他者の認識のズレに気づかず誤った推論をしてしまうことが印象に残っています💡
※社会的投射(social projection)…「他者は自分と同じ考えや気持ちを持っている」と考えるように、自分の心理状態を手がかりに他者も「そうであろう」と推論すること。自分の意見や価値観と同じ考えの人が多数派であろうと思いこむフォールス・コンセンサス(false consensus)などが知られている。
心理学科を目指す受験生に一言お願いします!
心理学を学ぶと「心」というのは、脳における推論も含む複雑なメカニズムであることが理解できるようになります。
さらに昭和女子大学の心理学科では、多様な心理学の分野を幅広く学びながら自分の興味のある分野を見つけて4年間かけじっくり学べます。
また、座学だけにとどまらず、実験や演習、学外でのプロジェクト活動もあるので楽しく実践的な学びも得られます。
皆さんの入学を心からお待ちしております😁
(2B・佐藤)
「消費行動と心理調査」プログラムは,将来のキャリアにおいて消費者心理の分析や企業の意思決定に心理学の知識を活かすことを目指すプログラムです。対人関係上のさまざまな考え方の傾向を学べる「対人関係論」を履修することで,例えばマーケティングコミュニケーションの担い手になることなどが期待されます。
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