心理学科では学びの土台となる概論科目である
をベースに,「認知」「発達」「臨床」「社会」の4領域の学びを深める科目を「各論科目」として多数用意しています。
今回は、心理学科アンバサダー(Ambassador)の
3B・片桐さんに各論科目である「知覚・認知心理学」(池上 真平先生)の授業を紹介してもらいます💁
ぜひご覧ください😊
私たちが情報をどのように処理しているのか、処理の仕方にはどのような特徴があるのか、その仕組みや障害について学んでいます。つまり、「何を見て・聞いて・どう捉えているか」といった日常で働いている基本的な心のメカニズムを扱っています。
そのため知覚・認知心理学は、実はとても身近な心理学と言えます💡
感覚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・皮膚感覚)、時間、記憶、思考、感情や感性についてはもちろんのこと、音楽心理学に関して音と心の仕組みについても学ぶことができることが、池上先生の授業ならではだと思います!
心理学科では心理学の主要4領域(「認知」「発達」「臨床」「社会」)が学べるカリキュラムを用意していますが,心理学には特定の対象や年齢層を対象にしたより専門的な分野もあります。 前回は青年心理学の特集記事を公開しました。 [sit[…]
五感による情報知覚の8割以上は視覚情報👀が占めていると言われていますが、時には、視覚情報👀が聴覚情報👂️に干渉してしまい事実とは異なる知覚が生まれる話に驚きました😯
例えば、「バ」という発声とともに「ガ」と発話している映像を見ると「ダ」と聞こえるように、「音声(聴覚)🗣️」と「口の動き(視覚)👄」に矛盾が生じたとき、私たちはそのどちらでもない「第3の音声」に聞こえてしまうことがあります。
これは、多感覚統合の結果生じる錯覚の一つでマガーク効果(McGurk effect )と呼ばれています。
音声を聞くだけの時(聴覚)👂️と、口元を見ながら音声を聞く時(視覚👀+聴覚👂️)では聞こえ方が変わってしまうんですね。
文章だけでは中々分かりづらいかもしれませんが…実際の授業では視聴覚教材を活用し、体験しながら楽しく・面白く学ぶことができます!!
心理学科を目指す受験生に一言お願いします!
心理学は、主観的なものである「心」を客観的・科学的に理解していく学問です。
一見、難しい・堅苦しい内容が多そうだな…と思うかもしれませんが、自身の生活や社会での出来事と結びつけながら学習していくことで、より実践的な学びができると思います。
少しでも「心」に興味のある方は、ぜひ昭和女子大学の心理学科で一緒に楽しく学びましょう😊
「知覚・認知心理学」は、キャリア準備プログラムの中で「消費行動と心理調査」プログラムのコア科目2(プログラム必修)に位置づけられています。
「消費行動と心理調査」プログラムは,将来のキャリアにおいて消費者心理の分析や企業の意思決定に心理学の知識を活かすことを目指すプログラムです。「知覚・認知心理学」において人の基本的な情報処理のメカニズムを学んだことが,例えば商品企画・開発のアイディアにつながることが期待されます。